科学者の中には月は人工物だと考える者たちも存在する。
それが事実だとすれば、これまで唱えられてきた月の起源についての学説も覆される可能性がある。
今回は、実は人工物なのではないかと噂される月の6つの謎について。
- 月はいつも同じ面を地球に向けている
- 月は地球よりも年上
- 月は地球の衛星としては大きすぎる
- 月と太陽が同じ大きさに見える
- 月は内部は空洞
- 月の表面は金属で覆われている
月が人工物だとされる6つの謎
科学者の中には、月は人工的に作られた物ではないかと推察している者もいるようだ。
また、月にはそう思わせるだけの不思議な謎が6つも存在する。
①月はいつも同じ面を地球に向けている
月がいつも同じ面を向けているということに、はるか昔の人びとも気がついていたようである。
月は地球と同じように自転していて、その周期は地球の周りを公転するときの周期と同じだという。
その結果、いついかなる時も地球から見るそのご尊顔は同じものなのだ。
②月は地球よりも年上
月から採ってきた岩石を解析してみると、それは43から46億年も前のモノで、地球にあるどの石よりも古いことが分かった。
また、月の土を分析すると、更に10億年も古いモノもあったという。
太陽系が出来たのは今から約50億年前だと言われるが、月の岩石と土が何でこんなに古いのか専門家たちは頭を悩ませている。
③月は衛星としては大きすぎる
- 地球の直径:12,756km
- 月の直径:3,467km
- 月の直径は地球の直径の27%
月のサイズは地球の衛星としては大きすぎると言われる。たとえば、土星や木星の周りにある衛星の直径は、その惑星の数百分の一のサイズで非常に小さいものだ。
④月と太陽が同じ大きさに見える
地球から月を見ると、月は太陽とほぼほぼ同じ大きさに見える。これは距離と直径がともに「395倍」という数字がもたらす偶然の産物でもある。
- 太陽から地球までの距離は、月から地球までの距離の395倍
- 太陽の直径は、月の直径の395倍
そのため、地球から見る月は太陽と同じ大きさに見えるという。「395」、この数字も偶然とはいえ、重なり過ぎていて奇跡的である。
⑤月の内部は空洞
一部の科学者は月の内部は空洞だと考えている。
アポロ計画の宇宙飛行士が月から地球へ帰還する際、宇宙船から月面着陸用の小型飛行機を廃棄した。
小型飛行機が月の表面に落下すると、月に設置されている地震計はその震動を捉えた。震動は15分間も続いて、まるで大きな鐘を金槌で叩いたようだったという。
月で測定された震動は表面波だけ
月の地震計が記録したのは表面波だけだった。中身の詰まった物体が衝撃を受けると、次の2種類の震動が発せられる。
- 縦波(たてなみ)
- 表面波(ひょうめんは)
しかしながら、中身が空洞の物体が衝撃を受けたとしても縦波は発生せず、「表面波」だけが発生する。
- 空洞の鉄球を叩くと震動は長く続く
- 中身の詰まった無垢の鉄球を叩いても震動はすぐに止まる
月では表面波だけが観測されたこともあり、科学者は月の中心が空洞なのではないかと考えるようになった。
⑥月の表面は金属で覆われている
月の表面がバイクや車のマフラーにもよく使われている軽くて丈夫な金属素材「チタン」で覆われていることが分かった。
宇宙飛行士が電動ドリルで月の地面に穴をあけようとしした時、思いのほか硬く、うまくいかなったという。
月の表面が土と岩石だけで出来ているのなら、こんなに苦労するはずがない。その後の分析で月の表面は硬い金属で覆われていることが判明した。
これにより、月は中心部が空洞の金属球であると推測されている。
あとがき
中はフワフワ、外はカリッとするような話しの前に、「月はホログラムでそもそも存在しない」ということであれば、「シミュレーション仮説」や「地球平面説」などとも関係してくる。
人工物であろうと、なかろうとそれは月という物体が存在するという前提の上に立っている。そもそも、月がホログラムであるならば、すべてが幻想に帰す。
とはいえ、月明かりのもと縁側で飲むビールの味は格別なものには違いないし、悠久の時を超え、風情とともに思いを馳せる和の国の住民にとっては、月はホログラムであってはならないのだと鮭フレークの空き瓶を眺めながら考えている。