地球空洞説と地底都市アガルタの伝説

不思議な話
この記事は約11分で読めます。
スポンサーリンク

地球は球体ではないという、「地球平面説」が取り沙汰されている昨今。

地球の構造に関する話題は、それだけにとどまらない。

実は、地球の内部は空洞で、地上の世界のような空間が広がっており、そこには地底人が暮らしているなんて話もあったりする。

この記事では、まことしやかに囁かれている「地球空洞説」についてお伝え。

スポンサーリンク

地球空洞説とは

 

地球空洞説には以下のような代表的な4つの説がある。

  1. エドモンド・ハレーの説
  2. レオンハルト・オイラーの説
  3. ジョン・レスリーの説
  4. ジョン・クリーブス・シムズの説

①エドモンド・ハレーの説

Hollow Earth

ハレーの提唱した空洞地球のモデル

最初に地球空洞説を唱えたのは「ハレー彗星」の名付け親であるエドモンド・ハレーといわれる。

ハレーは、北極と南極の磁気が変化することの原因を次のように考えた。

  • 地球内部には中心に核が存在する → 水星と同じ直径の中心核をもつ
  • その中心核と外殻(地表)の間に2層の中空が存在する → 金星と火星と同じ直径で厚さ500マイルの2つの外殻でできた空洞地球

②レオンハルト・オイラーの説

Hollow Earth Leonhard Euler

オイラーの提唱した空洞地球のモデル

オイラーは、「オイラーの公式」「オイラーの多面体定理」で知られるスイスの数学者だ。

オイラーの説は、地球内部は多重構造ではないが、高度な文明が存在し、その中心には直径1000㎞ほどの光輝く太陽があるというものだった。

③ジョン・レスリーの説

スコットランドの物理学者ジョン・レスリーは、地球の内部に2つの太陽があるという説を唱えた。

その太陽は、それぞれ「プルート」「プロセルピナ(ペルセポネ)」と名づけられた。

④ジョン・クリーブス・シムズの説

アメリカ陸軍の大尉だったジョン・シムズは、『同心円と極地の空洞帯』という本を出版して、地球空洞説を唱えた。

シムズの空洞説の特徴は

  • 地球の厚さ800マイル(1,300㎞)
  • 北極と南極に直径1,400マイル(2,300㎞)の穴がある
  • 球体は5層構造
  • 地表の海は裏側まで続いている

といったもので、ハレーとオイラーの説のハイブリッドでイイトコ取りな説であり、初期の地球空洞説の中で代表的な説となっていた。

地底都市アガルタとは

地球の内部には理想郷「アガルタ」が存在し、現代社会よりも高度な科学技術や文明が発展しているという伝説が語られている。

地下世界は以下の名称で呼ばれる。

  • アガルタ(地底都市)
  • シャンバラ(アガルタの首都)
  • シャングリラ(アガルタの首都)
  • アルザル(アガルタの首都)

アガルタの特徴は以下のとおり。

  • 19世紀~20世紀初頭にかけてオカルト界隈で語られていた
  • アジアのどこかに存在する伝説の地底都市
  • 高度な科学技術や文明が発展している
  • 地表や地球の中心部から出入りできる

地底都市アガルタの首都「シャンバラ」

Mandala Depicting Kalachakra and Vishvamata, Tibet

時輪曼荼羅のタンカ image:wikipedia

地底都市アガルタの首都はシャンバラ(シャングリラ・アルザル)と呼ばれている。

インド仏教の経典「時輪タントラ」にも記されている伝説の地下王国である。

また、シャンバラの別名「アルザル」は、チベット語では「幸福の源」という意味があるそうだ。

仏教の開祖ブッダ(釈迦)は、「シャンバラは、雪と氷に閉ざされた北にある」と言い残したとされている。

これは、北極のことなのか。

旧約聖書にも記されているアガルタ(アルザル)

アガルタについての記述は、インド仏教の経典だけでなく、旧約聖書の外典「エズラ記」にも登場する。

下記に出てくる「アザレス」「アルザル」だとされている。

旧約聖書外典「エズラ紀」13章41~45節

41 されど彼等かれら己等おのれらのみにてたがひはかり、異邦人いはうじん群衆むれて、いまひとまざるくにきてそこにすまひ、
42 己等おのれらくににてまもられざりし律法おきて其處そこいたりてまもらんとせり。
43 彼等かれらはユフラテがはせま通路みちによりてそこにれり。
44 そのとき至高者いとたかきもの彼等かれらのためにことなるしるしおこなひ、彼等かれらわたをはるまでかは水源みなもととゞめたり。
45 そのくにいたるまで一年半ねんはんなが道程みちのりあり。そのは「アザレス」とばる。

出典:ウィキペディア

上の文章を分かりやすく書くと以下のようになる。

彼らは、多くの異邦の民と別れて、人がまだ誰も住んだことのない場所へ行こうと決めた。

彼らは、それまでいた場所では守ることの出来なかった掟をそこで守りたかったのだ。

彼らは、ユーフラテス川の狭い支流を通って入って行った。

その時、いと高き方は、彼らにしるしを行い、彼らが渡るまで川をせき止めた。

その地方を通りすぎる道のりは長く、一年半に及んだ。

その場所は、「アルザル」と呼ばれている。

アガルタについて語った者たち

地球空洞説ではなく、地底都市アガルタについて造詣が深い人々をご紹介する。

  • ルイ・ジャコリオ
  • エルヌ・ルナン
  • アレクサンドル・サン=ディーブ・ダルヴェードル
  • ヘレナ・P・ブラヴァツキー
  • カール・ハウス・ホーファー
  • アドルフ・ヒトラー

ルイ・ジャコリオ

ルイ・ジャコリオは、地底都市アガルタについて最初に言及した人物だ。

彼はフランスが植民地化したインドで裁判官をしながら、オカルト研究に熱中していた。

1873年の著書「神の子」では、謎のバラモン僧から聞いた超古代文明「アスガルタ」についての話を記している。

エルヌ・ルナン

エルヌ・ルナンはフランスの思想家である。

彼は、1876年の著書「夢」で北欧神話に伝わる地下世界「アースガルド」について語っている。

前述のジャコリオの語った「アスガルタ」とルナンの「アースガルド」の名称が似ているのも両者が互いに影響を与えあった結果ではとオカルトマニアの間では噂されていた。

アレクサンドル・サン=ティーブ・ダルヴェードル

アレクサンドル・サン=ティーブ・ダルヴェードルは、フランスのオカルティスト。

1886年に著書「インドの使命」で、前述した「ルイ・ジャコリオ」と「エルヌ・ルナン」の説をミックスしたようなアガルタに関する説を記した。

ヘレナ・P・ブラヴァツキー

ヘレナ・P・ブラヴァツキーは、近代神智学の創始者である。

彼女は、1888年の著書「秘密教義シークレット・ドクトリン」でアガルタについて触れており、地底都市はゴビ砂漠にあると主張していた。

ヒトラーとナチス

ヒトラーとナチスは、「チベットの地下にはアガルタ(シャンバラ・シャングリラ)という地下世界が存在している」と信じていた。

また、第二次世界大戦後の欧米では、「ヒトラーは生きていて、南極の穴から地底へ逃げた」という噂話も飛び交っていたという。

地底世界に侵入したとされるアメリカ海軍「バード少将」とハイジャンプ作戦とは

地底世界とハイジャンプ作戦にバードGO!
アメリカ海軍「リチャード・バード少将」は地球空洞説と関わりのある人物だった。 彼は、以下の北極と南極の観測プロジェクトの際に「地底世界」に侵入したとされる。 北極ハイジャンプ作戦・・・1947年 南極ディープフリー...

世界に存在する謎の穴についてはこちら

世界の穴にまつわる都市伝説2選「地獄の声」と「メルの穴」の謎
いつの時代も私たち人間の興味を惹き付ける「穴」。 人類の歴史は穴とともに進化してきたといっても過言ではない。 男に生まれてきたからは、きわめてみたい穴の底。 穴に潜るは男の本能。 ということで、今回は世界に存在する不...

上には無いけど下はある

地球平面説もぶっ飛んでいるが、空洞説も興味深いものがある。

残念ながら、両方の説は大航海時代の到来と20世紀の科学の発展により根拠を失い衰退していった。

しかしながら、「地球平面説」「地球空洞説」をベースに考えてみると、これまで欠けていたピースがはまるような錯覚に陥るのだ。

我々がUFOだの宇宙人だのと言っているのは、実は地底世界からやって来ている「地底人」なのではとか。

そもそも宇宙が無いとすれば、宇宙人は存在しないのだから。

関連記事

地球平面説を信じる人が増えた理由はYouTube?常識と非常識という名の宗教
お疲れ様です!陰謀論や都市伝説のおかげで、すっかり世の中の常識をうがった目で見る癖がついたコウです。また、大好きな不思議ネタを投下します。世の中には、少数ですが常識を疑ってかかる人達がいます。今、ちまたで話題の「地球平面...
【エイリアン・インタビュー】監獄惑星地球と囚われの魂
エイリアン・インタビュー。 それは、看護師マチルダ・オードネルとロズウェル事件で救出された「地球外生命体エアル」との交流の記録である。 2人の会話によれば、地球は宇宙における監獄の役目を果たしており、いにしえの時代より、宇宙文明...

関連商品


コウ

どうも、コウです。
すこぶる天然な妻と二人で暮らしております。
もともと、パソコン修理のカスタマーエンジニアをしていました。
機械いじりやネット関係、謎が謎を呼ぶ不思議な事や妄想する事が好きなので、そのジャンルの情報発信と日常の中で埋没しがちな素朴な疑問を拾い上げ考察します。
えるたそ~と同じで「私、気になります病」を発症しています。
最近、埋もれた何かを掘り起こすとか、闇に葬られた何かとか、治りかけのカサブタを引っぺがすような記事が書けたらいいなと考えています。
要するに、すべてはエンターテインメントである。

コウをフォローする
不思議な話
スポンサーリンク
コウをフォローする
コウの雑記帳
タイトルとURLをコピーしました