東京都知事選挙2024。17日間の熱き戦いは幕を閉じた。
その衝撃の結果にネット民は意気消沈し、お通夜のような空気が漂っていた。
やはり、その頂きに組織票が鎮座する小池山は高く険しかった。
だが選挙に勝ったとて、彼女にとってそこが天国であるとは限らない。そんな彼女の結末に思いを馳せる今日この頃。
人生で初めて味わったであろう屈辱の「やめろコール」は演説を中断させ、頭上で轟く雷鳴は神の怒りを想起させた。
ほんの少しでも冷静ではいられない瞬間があったのではなかろうか。もしかしたら、その一瞬は永遠に感じられたかもしれない。
2年前の今日、国会で118回の嘘を重ねたとされる総理は数々の疑惑を抱えたまま、この世を去っていった。
「本当の罰は心と記憶に下される。飲み込んだ罪は魂を蝕み、やがてその身体さえ、命さえ食い尽くす」
ふと昔みたドラマのセリフを思い出していた。