上級国民や下級国民、そして影で暗躍する支配者層。
支配者層について語るとき、陰謀論的にはイルミナティやフリーメーソン、ロスチャイルド、ロックフェラーなどの呼び名が登場する。
それが何なのかと問われれば、個人的にはそれらを一括りにして「国際金融資本家」や「グローバルエリート」などと説明したりするが、具体的にどんな人達のことなのか疑問なのだ。
今回はいまいち実体が掴みづらい支配者層と呼ばれる人たちをご紹介する。
- 世界支配構造の全貌
- イルミナティ13血族
- 13血族を支配する12貴族
イルミナティ13血族とは
イルミナティ闇の13血族は、陰謀論の代名詞とも言えるロスチャイルド家やロックフェラー家を含む大企業や財閥を営む13のファミリーで構成されている。
①ロックフェラー家
- ジョン・D・ロックフェラー・・・スタンダードオイル社創業
- ウィリアム・ロックフェラー・・・金融大手シティグループ創業
ロックフェラー一族は、アメリカにおいてスタンダード・オイル社を創業した「ジョン・D・ロックフェラー」と世界的に有名な金融大手シティ・グループの創業者の一人である弟の「ウィリアム・ロックフェラー」によって発展したアメリカの陰謀説の中心とも言える一族である。
ロックフェラー家は、ロスチャイルド財閥からの援助により巨大財閥へと成長したとされる。
ジョンの孫である「デイビッド・ロックフェラー」はとくに有名だろう。
②ロスチャイルド一族
ロスチャイルドとは「Rothschild」と書く。「赤い盾」を意味する言葉だ。ロスチャイルド家は18世紀からヨーロッパ各地で銀行を設立し大財閥となっていった。
その基礎を築いたのが、「マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド」で以下が彼の有名な言葉。
彼は古銭商と両替商からスタートし、ヘッセン選帝侯ヴィルヘルム一世との結びつきによって成功を収めた。
その後、5人の息子たちがフランクフルト、ロンドン、パリ、ウィーン、ナポリの各支店を担当し、ロスチャイルド一族の絶対的な基盤を築いた。
ロスチャイルド家は資本家を経済支援
- ロックフェラー(様々な産業)
- デビアス(ダイアモンド)
- JPモルガン(金融業)
ロスチャイルド家は上記のような名だたる企業や資本家の支援をしてきたことで知られる。
③ケネディ家
ケネディ家は、かの有名なジョン・F・ケネディ米元大統領を出したケネディ家。
彼らもイルミナティの一族とされており、犯罪によって財を成したとされる。
とはいえ、暗殺されたジョン・F・ケネディは悪者には思えないのだが、だからこそ葬られてしまったのだろうか。
④アスター家
アスター家はドイツの一族。
英国の社会主義運動組織である「フェビアン協会」やヒトラーへ支援をしていたことで有名だ。
ジョン・ジェイコブ・アスターはアスター家を代表する人物である。
⑤デュポン家
デュポン家はフランスの一族で巨大化学企業「デュポン」を仕切っている。もともとはフランス革命で台頭し、火薬産業で成功した。
現在は化学分野の研究と商品化を主としている。デュポン家は以下の秘密結社と関わりが深いとされている。
- スカル&ボーンズ・・・アメリカのイェール大学の秘密結社。ジョージ・ブッシュ元大統領が会員として有名
- 薔薇十字団・・・中世から存在すると言われている秘密結社
⑥バンディ家
バンディ家アメリカの一族。
薔薇十字団と関わりが深いとされているが詳しいことは不明。
⑦コリンズ家
コリンズ家は日本ではあまり知られていないが、黒魔術を使った世界支配を企んでいると言われ、黒魔術においては13血族の中でもトップの座にあるとされる。
⑧フリーマン家
フリーマン家も日本ではあまり馴染みがない一族。
- シオン修道会
- スカル&ボーンズ
小説『ダヴィンチ・コード』に登場したことで有名な秘密結社「シオン修道会」や「スカル&ボーンズ」の中心メンバーと言われている。
⑨オナシス家
オナシス家は海運王として有名なギリシャの実業家アリストテレス・オナシスで有名な一族。
彼は、今は亡きケネディ元米大統領の妻と再婚していて、暗殺にも関与しているのではという噂もある。
⑩ラッセル家
ラッセル家は、日本でも知られている宗教団体「エホバの証人」との関わりがあるとして有名。
エホバの証人のルーツは、同家のチャールズ・テイズ・ラッセルによる「聖書研究会」である。
その後、「ウィリアム・ハンティントン・ラッセル」は秘密結社「スカル&ボーンズ」を創設している。
⑪ファン・ダイン家
ファン・ダイン家はオランダからニューヨークに移住した一族とされている。
13血族の中でも情報が少なく、全貌は明らかになっていない。
⑫ダビデ血流
ダビデ血流は、「イエス・キリスト」や「堕天使ルシファー」の血を引いていると自称する者たち。
詳細はハッキリしていないが、ハプスブルク家の系譜を受け継いでおり、クリントン家やブッシュ家などもこの流れをくむとされる。
⑬李家
これまでの一族と違い、李家(リケ)は中国系の一族であり、香港最大の企業集団とされる。
彼らは古いイルミナティの一族とは考えにくい。というのも、そもそも「シオニズム」とは無関係に思えるからだ。
なので、イルミナティネットワークの中枢の担う一族というには微妙である。しかし、アジア裏社会での影響力は強く、下記のような権力者を輩出している。
- 李嘉誠(りかせい)
- 李鵬(りほう)
- 李先念(りせんねん)
- 李光耀(リクアンユー)
- 李登輝(りとうき)
李一族が従える秘密結社が「三合会」であり、孫文や毛沢東とも深い関係がある。また、華僑の組織に対しても強い影響力を持っていることで知られる。
「ニューワールドオーダー」や「ワンワールド」を命題としているイルミナティにとって共産主義を広めることは重要な意味があり、中国でこの一族が暗躍していることも決して偶然ではない。
イルミナティはバイエルンで生まれた?
13血族よりも更に上位に君臨する12貴族たち
ロスチャイルドやロックフェラーも余裕でパシリにされ、アゴで使われてしまうというホンマもんの支配階級12貴族が存在する。
この12貴族はハプスブルク家を代表とする中世貴族から派生した一族たちで、ロスチャイルド家に資金提供している貴族たちがほとんどだ。
①シェルバーン家
シェルバーン一族は、スイス・ユニオン銀行(現UBS)を経営しているスイス金融界を支配する存在。下記の銀行に資金提供していたとされる。
- ロックフェラー系銀行・・・リーマン・ブラザーズ
- ロスチャイルド系銀行・・・ラザード
ここからもわかる通り、スイスは世界を支配する国であり、だからこその「永世中立国」なのかもしれない。
また、スイスの銀行に世界中の大富豪がお金を預けているのは有名な話だ。バチカンのマネーロンダリングといった裏稼業を実際におこなっているのもスイスだとされている。
このシェルバーン一族は、英国のシンクタンク「王立国際問題研究所」をつくり、そこから派生したのがCFR(外交問題評議会)や三極委員会とも言われる。
②タクシス家
タクシス一族もハプスブルク家から派生した貴族で諜報機関の世界トップとされる。
彼らはスパイ活動で財をなし、郵便事業により情報を独占したことで力を強めた。情報の独占やスパイ活動は戦争において大きな力を発揮する。
金そのものよりも「情報に価値がある」ことは国家戦略的にも理解できるだろう。
③アイゼンベルグ家
攻撃的な実行部隊のトップはイスラエルのアイゼンベルグ家とカナダのブロンフマン家である。
彼らは殺人などをおこなうマフィア組織と同レベルの力を有しており、ロスチャイルド一族に対しても強い支配力を持っている。
とくに、アイゼンベルグ社はイスラエルの軍事企業として君臨しており、諜報機関モサドも彼らの支配下にある。
④サヴォイ家
サヴォイ家もハプスブルク家で強大な力を持っており、軍隊に傭兵を貸し付けるのが主な仕事であった。
歴史的にみても、ハプスブルク帝国の総指揮官としてトルコ軍を撃破した軍人はサヴォイである。
現代では麻薬やアルコールを使ったマインドコントロールで標的を廃人にし、テロ・暗殺を企てる闇の集団として存在するとされる。
例えば、ダイアナの暗殺を実行したのもマインドコントロールされたサヴォイの手下だったという説もある。
⑤デル・バンコ家
ヴェネチアの金融街を過去800年に渡って支配してきたのは「デル・バンコ家」である。
デル・バンコ一族はナチスを全面的に支持しており、資金援助するなどして人種差別を推進していたとされる。
さらに、この一族は他民族や有色人種との結婚を禁止し、ヨーロッパに展開されている親族間との結婚しか認めていない。
⑥ブロンフマン家
カナダのブロンフマン家は、アメリカで「禁酒法」が制定された時に酒の密造、密売で天文学的な財を築いた一族として有名。
ギャングやマフィアの重要な酒を調達するための供給源となった。
初代エチェル・ブロンフマンは、ルーマニアからカナダへ移住後、アメリカのユダヤ系ギャングと手を組み、酒や麻薬の密輸や密売で巨万の富を築いたとされる。
⑦エッシェンバッハ家
金融業、ロスチャイルド家に資金提供
⑧レーゲンベルク家
金融業、ロスチャイルド家に資金提供
⑨キーブルク家
金融業、ロスチャイルド家に資金提供
⑩フローブルク家
金融業、ロスチャイルド家に資金提供
⑪ラッパースヴィル家
金融業、ロスチャイルド家に資金提供
⑫トッゲンブルク家
金融業、ロスチャイルド家に資金提供
世界支配の中心はスイスか?ヴェネチアか?
ロスチャイルド家の上にこれだけの貴族たちが君臨しているとされる。
そして、貴族の中でも国際金融で特に強大なのはスイスとイタリアのヴェネチア。
つまり、実質的な世界の支配者はスイスのシェルバーン一族かベネチアのデル・バンコ一族のどちらかなのか。
世界最大の金融街はロンドン・シティのロンバート街
私達は世界の経済の中心はニューヨークのウォール街だと思わされている。
しかし、ホントの世界経済の中心はロンドン・シティにあるロンバート街であり、取引額はアメリカ・ウォール街の2倍になっている。
ロンバート街で最も大きな銀行がスタンダードチャーター銀行で、この銀行の本店はイタリアのロンバルディアにある。
ちなみに、人口削減計画で有名なアングロ・サクソンミッションの舞台はイギリスのロンドン・シティである。
グローバルエリートたちはベネチアに資産を置く
水の都ヴェネチアはイタリア内にある。
この地は国の制約を受けない自治領でオフショアと呼ばれ、いわゆる無税地域になっている。
莫大な資産を持つグローバルエリートたちは、税金を払わなくても良いベネチアに資産を置き、取引にイタリア・ロンバルディアにある銀行を使う。
スイスの銀行を作ったのはベネチアの黒い貴族
世界中のお金が集まるスイスの銀行も、もともとヴェネチアの黒い貴族が移住してきて作ったものだと言われている。
ヴェネチアはベニスの商人(ユダヤの金貸し)などでも有名。
ウォール街(ニューヨーク)
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ロンバート街(ロンドン・シティ)
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ロンバルディア(イタリア)
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ヴェネチア
と言った具合に世界の資産が最終的にはヴェネチアに集まるようになっているのだとすれば、世界の金融支配の中心はベネチアのデル・バンコ一族が握っているのかもしれない。
ヴェネチアの黒い貴族について
あとがき
有名なロスチャイルド家やロックフェラー家は世界を支配する一族として陰謀論界隈では有名である。
しかし、それすら奴隷扱いしている者たちが存在し、その存在はどうやら古くからある貴族たちだという。
そして、さらなる支配者の真相はこの貴族たちすら奴隷として扱う、人ならざる者たちの存在へと続くのかも知れない。