【マリス博士とエイズ否認主義】ウソでメシを食う人々

不思議な話
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コロナの喧騒も冷めやらぬうちに、今度は「サル痘」という天然痘の一種が登場している。

世の中には「covid-19ワクチンが後天性免疫不全症候群(エイズ)を引き起こす」ということを隠すため、支配者層が「サル痘」を使おうとしているという疑惑を膨らませる人々も存在する。

そんなこんなで、今回はエイズとHIVを疑う「エイズ否認主義」とその結論に至ったPCRの生みの親キャリー・マリス博士の見解についてご紹介しようと思う。

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エイズ否認主義とは

エイズ否認主義は、エイズ(後天性免疫不全症候群)の原因がHIV(ヒト免疫不全ウイルス)以外にあると考える科学者とその主張を指す言葉である。

  • エイズの原因はHIVか?・・・英科学誌上で論争(1998年)
  • HIVは本当にエイズの原因か?・・・日本医学新報(1993年)

1980年代~1990年代には、欧米の一流科学誌でこのような主張の論文が発表されていた時期があるが、2000年代以降はほとんど見られなくなっていった。

おもな否認主義者

エイズ否認主義を主張するおもな科学者は以下のとおりである。

マリス博士やポーリング氏などのノーベル賞受賞者がこの主張を支持したため、1980年代から1990年にかけて関心を集め、しばしばマスコミでもこの話題が取り上げられていた。

ピーター・デューズバーグ

デューズバーグ博士は、カリフォルニア大学バークレー校の分子生物学、細胞生物学教授。

HIVは「コッホの原則」を満たしていないと主張している。

また、エイズの治療薬として使用されていた「ATZ」そのものがエイズの原因の1つになっているとも主張している。

1990年代には日本でもデューズバーグ博士の個人的見解として取り上げることがあった。

キャリー・マリス

マリス博士は、アメリカの生化学者でPCR法を発明し、1993年ノーベル化学賞を受賞している。

エイズに関してはデューズバーグ氏の主張を支持していた。

コロナ騒動(2019年12月8日)が起きる4か月前に亡くなっている。

ライナス・ポーリング

ポーリング氏は、アメリカの生化学者で化学結合に関する記述で1954年にノーベル化学賞を受賞している。

エイズ否認主義者の主張

「エイズはヒト免疫不全ウイルスにより引き起こされるのではなく、麻薬や血液製剤などの作用により免疫機能が低下することで起きる」

これが、この説を支持する科学者たちの主張となっている。

そして、エイズは「1つの病気」ではなく、複数のそれぞれ独自の原因によって引き起こされる「別々の疾患」としている。

  1. 麻薬常用者のエイズ
  2. 血友病のエイズ
  3. 男性同性愛者のエイズ
  4. アフリカのエイズ

①麻薬常用者のエイズ

麻薬常用者のエイズはHIVが原因ではなく、ヘロインなどの麻薬そのものが持つ免疫障害が原因としている。

②血友病のエイズ

血友病のエイズはHIVが原因ではなく、投与された血液製剤の中にある他人のたんぱく質の過剰投与が原因であるとする。

③男性同性愛者のエイズ

男性同性愛者のエイズはHIVが原因ではなく、欧米の男性同性愛者が性交しやすくするために使用する事が多い「亜硝酸アミル」および彼らが頻繁に利用する麻薬が原因であるとする。

④アフリカのエイズ

アフリカのエイズは、欧米のエイズとは症状の異なるまったく別の疾患患者が、たまたまHIV抗体陽性だった場合に欧米のエイズと混同されてきたモノであるとしている。

キャリーマリス博士とエイズの真実

コロナ騒動で大活躍していたPCR検査。

そのポリメラーゼ連鎖反応(PCR法)の生みの親であるキャリー・マリス博士は、その著書「マリス博士の奇想天外な人生」の中でエイズに関しての興味深い見解を述べている。

のちに彼は、ある結論に至り、エイズ否認主義者に名を連ねるようになった。

マリス博士とエイズの出会い

1984年、フランスの名門パスツール研究所のリュック・モンタニエ博士とアメリカ国立衛生研究所のロバート・ギャロ博士によりHIV(ヒト免疫不全ウイルス)がエイズの原因だと発表された。

その4年後、キャリー・マリス博士は、自身のプロジェクトで献血液中にHIVウイルスが潜んでいないかをPCRを使って検出する方法を開発しようとしていた。

その際、彼は資金提供者に向けての経過報告書を書いていて困ったことがあった。

それは、HIVがエイズの原因であるという根拠となる論文が見つからなかったからだ。

友人のウイルス学者に聞くと、CDC(米国疾病予防センター)のレポートを引用すれば良いと言われた。

レポートは科学論文ではない

マリス博士はそのレポートを読んでみたが、とても科学論文とはいえない代物だった。

そこには、単にウイルスが発見されたと記されているだけであり、どのように見つけたのかの記載は無かったからだ。

科学的記述の根拠となるべきものは、通常、信頼できる科学雑誌に掲載された論文である。

HIVをエイズの原因とするには無理があった

結局、根拠となる論文がないため、マリス博士は自身の報告書に「HIVがエイズの原因である」と書くことが出来なかった。

なので、彼は「HIVがエイズを引き起こす可能性がある」とだけ書くことにした。

彼は言う、「多くの研究者が年に何十億ドルも費やして、エイズの原因はHIVであるという考えに基づいて研究している。だから根拠が無いなどという事は絶対にあってはならない」と。

HIVがエイズの原因だとする論文はどこにもない

マリス博士がPCRの講演会をすると、多くのHIV研究者に会うことになる。

そこで、彼らにHIVがエイズの原因とする根拠を尋ねたが、皆、今度それについて書かれた論文をお送りしますよと言ったっきり、論文が送られてくることはなかった。

いままで、いかなる論文も入手できなかったのだ。

モンタニエ博士と直接対決

サンディエゴに新たに創設されたエイズ研究センターのオープニングセレモニーにモンタニエ博士が登壇することになり、マリス博士はエイズとHIVについて直接話を聞く機会ができた。

マリス博士がHIVがエイズの原因だとする根拠を聞くと、「CDCのレポートを見てください」とモンタニエ博士は答えた。

そこで、「レポートはすでに読みましたけど、そこにはHIVが確実にエイズの原因だと示す根拠はどこにも書いてありませんでしたよ」とマリス博士がツッコミを入れると、モンタニエ博士はその意見に同意したという。

マリス博士は狐につままれた気分になり、怒りに震えたという。

ピーターデューズバーグ博士の主張

論文が見つからない理由は、帰宅途中の車の中でラジオを聞いている時に判明した。

ある番組にバークレーのウイルス学者であるピーターデューズバーグ博士か出演しており、そこで彼は「HIVとエイズを関連づける論文など、どこにも存在しない」と語っていた。

デューズバーグ博士によれば、HIVがエイズを引き起こすと証明した人はいまだかつていないのだという。

マリス博士は、ようやく論文が見つからない理由を知ったのであった。

デューズバーグ博士について

ピーターデューズバーグ博士はカリフォルニア大学バークレー校の分子生物学、細胞生物学の教授だ。

彼がエイズ否認主義者であることは前述したとおりである。

マリス博士は、カリフォルニア大学バークレー校の大学院生時代からデューズバーグを知っていた。

ガン・ウイルス説の提唱者

デューズバーグは頭の切れる科学者として知られており、1960年代には腫瘍形成遺伝子を発見し、その遺伝子がウイルスによって人に導入され、ガンが引き起こされるという「ガン・ウイルス説」という理論を展開していた。

このガン・ウイルス説は受け入れられ、「ガン戦争」というスローガンが冠され、多額の税金が投入された。

しかし、彼は多くの研究者がするように自分の名誉に固執せず、それどころか名誉を投げ出す行動に出たのだ。

ガン・ウイルス説は誤りだった

幸いにも、デューズバーグは自分の理論に誤りを見つけ、それを証明することにしたのだ。

驚いた仲間たちは、理論が間違っている事などないと反論し、誤ったウイルス説を信奉し無駄な研究を10年間も続けたのだ。

それは、保身からか、無駄な努力だったと認めたくなかったからなのかは分からない。

彼らは研究を続け、うまく行かないことに腹を立てていた。

そして、自分たちの愚考は棚に上げて、デューズバーグを非難するのだった。

真のサイエンスを理解していたのはデューズバーグ博士のみ

ここでも、マリス博士は「彼らのほとんどはサイエンスの意味が分かっていない」と皮肉っている。

彼ら似非科学者はサイエンスというものを次のように定義しているとマリス博士はさらにツッコミを厳しくする。

  • 政府から助成金を得る方法を知ること
  • 研究のために人を雇いコキ使う方法を知ること
  • 研究論文にさらなる究明が続けられるべきであると書くこと

そして、真のサイエンスを理解していたのは、自分の間違いを認め、正そうとしたデューズバーグ博士だけだったのだ。

ロバート・ギャロ博士について

ロバート・ギャロ博士は、アメリカのウイルス学者でHIVがエイズを引き起こす原因であることを発見し、HIVの検査方法を開発した人物である。

ギャロはデューズバーグの友人であり、かつて彼らは米国の国立ガン研究所の同じ部署で働いていた。

ギャロはガン・ウイルス説の研究に関して異常なほどの情熱の持ち主だったが、彼の成果が評価されることはなかった。

ギャロは科学者としての実績が無かったにも関わらず、野心的に権力構造をのし上がっていった。

一方、デューズバーグはその聡明さゆえ、かえって権力構造の中でその地位を下げていった。

ギャロとヘクラ―

エイズが現れた時、ギャロに近づいてきたのは当時アメリカの保険教育福祉長官で国立ガン研究所のトップだったマーガレット・ヘクラ―だった。

ギャロはフランスのモンタニエ博士から送られてきたエイズウイルスのサンプルを持っていて、それを自分の出世のために利用したのだという。

マーガレット・ヘクラ―は記者会見を開き、ギャロ博士を紹介すると、彼は誇らしげに世界中の報道機関に挨拶した。

「諸君、われわれは、ついにエイズの原因を見つけたのだ」と。

レトロ・ウイルスの研究者たちはエイズ研究者に鞍替えした

1984年、ギャロとヘクラ―は、エイズワクチンや治療法がここ一両年中に開発されるだろうと予言した。

その掛け声とともに、国立ガン研究所に所属していたレトロウイルスの研究者たちは、こぞってエイズの研究者に鞍替えをはじめたという。

当時のレーガン大統領はエイズ対策費として約10億ドルを支出し、その結果なんだかよく分からない医学研究者だと自称する者やすることが無くなっていた連中が突然そろって正規職員に格上げされたりしていた。

ギャロとモンタニエの確執

ギャロとモンタニエの両博士がほぼ同時に発見したとされるウイルスは、国際委員会によりHIV(ヒト免疫不全ウイルス)と正式に命名された。

それまでは、ギャロとモンタニエは同じウイルスに別々の名前を付けていたが、それが両者間で起こった所有権をめぐるいざこざの産物であった。

この互いに手柄は譲らないとする争いを鎮静化させるために統一名称が決められたのだ。

デューズバーグ博士は聡明であるがゆえ追放された

デューズバーグ博士は、国立科学アカデミーの機関誌でHIVとエイズ発症の十分な証拠はないと指摘したが、無視された。

学術誌は彼の論文を取り上げることがなくなり、研究者同士で構成される委員会も彼に研究基金を交付することをやめた。

そして、優れた科学者は力をもぎ取られ、学会に招かれることもなくなったのだ。

彼は研究資金を断ち切られたが、これは優れた科学者に対する無礼な愚挙であるとマリス博士は述べている。

我々はレトロウイルスと共存している

マリス博士は、レトロウイルスはどこにでもいて、人類と同じくらい長く存在しており、危険なものではないと語っている。

そして、日頃から我々は無数のレトロウイルスとともに生活し、人間は自分達の遺伝子の中にもレトロウイルスを持っているのだと。

それは母親から胎児へ受け継がれることもあり、両親からウイルスを介して別の遺伝子をもらい受けることもある。

レトロウイルスのあるものはHIVのような構造をしているが、これまでのところ人間を死に至らしめる証拠は何もない。

レトロウイルスが人の遺伝子の中に潜んでいるのは、それなりの理由があるはずである。

我々の遺伝子の中のかなりの部分がレトロウイルスの配列で構成されているからだ。

HIVはどこにでもある無害なウイルス

そして、マリス博士はHIVはある日突然、熱帯雨林やハイチから出現したのではなく、ある日突然、ロバート・ギャロの手の中に現れたと語っている。

それは、ギャロが新しい経歴を必要とした時と一致していると。

HIVは昔からこの地球上に存在していた。

大都市のエイズ患者だけを捜すから、HIVが都市に集中しているように見えるのである。

一度それをやめてみれば、HIVがどこにでも存在する普遍的で無害なウイルスであると気づくだろうとマリス博士は語るのである。

CDCのエイズの定義

CDC(アメリカ疾病対策予防センター)のエイズの定義に関してもモノ申している。

当時、CDCはHIVの抗体を検出する検査で陽性に関連する30以上の症例がエイズであると定義した。

しかし、同じ症例でも抗体が検出されない場合は、エイズとはみなされない。

たとえば、もし子宮ガンの女性がHIV陽性になるとエイズを患ったとみなされる。

しかし、HIV陽性でないのなら、単なる子宮ガンである。

結核の男性がHIV陽性となった場合、エイズを患ったとされるが、彼が陰性なら単なる結核である。

この定義の仕方は、ごく最近まで起きていた何かと非常によく似ている。

たとえば、交通事故で亡くなったにも関わらず、検査で陽性になれば死因は交通事故ではなくコロなでカウントされるとか。

「ライアン・ホワイト法」それはエイズ患者を一人報告するごとに2,500ドルもらえる制度

CDC(アメリカ疾病対策予防センター)は、エイズの定義を拡大し、新しい症例を加え続けている。

そして、意図的に統計を操作して、まるでこの病気が広がり続けているように見せかけているといってもよいとマリス博士は語る。

1993年には各州の保健当局に好意的に受け入れられたという。

なぜなら、新たにエイズ患者を一人報告するにつき、政府から2,500ドルもらえるからだという。

それが「ライアン・ホワイト法」だそうだ。

ここに出てくるエピソードも何かに似ているなと言わざるを得ない。

最近、ワクチン接種者であっても接種日がハッキリしない者は未接種者でカウントすることにより、あたかも陽性者の多くは未接種者であると見せかけるような厚生労働省の不手際も報道された。

医療従事者を募ってやらせた注射を打つアルバイトは、ものすごく高額だったなんて話もある。

マリス博士の語る現代科学とは

マリス博士は、中世に地動説を唱え、弾圧されたガリレオを例に挙げ、現代科学とは何なのかについて言及している。

博士は世界中で実践されている科学のうち、その多くは本当の科学とは言えず、現在、科学と呼んでいるものは、おそらくガリレオの時代に科学と呼ばれていたものと非常によく似ていると言っていた。

ガリレオは自分の信念を撤回するか、さもなくば破門すると宣告されたが、エイズの研究を支配する層の考え方を拒む者もガリレオと同じ選択を迫られるのだ。

つまり、「もし、われわれの言うことを受け入れないのなら、おまえは追放だ」と。

モンタニエ博士が知らない事は誰にもわからない

マリス博士が、HIVがエイズを引き起こすことを示す証拠は存在しないと主張すると、きまって次のような質問が飛んでくる。

「もし、HIVがエイズの原因でないのなら、何が原因なのか?」と。

しかし、モンタニエ博士ですら知らない事をいったい誰が知っているというのだろうか。

あとがき

モンタニエ博士は、死の直前まで「ワクチンを打つと自然免疫を破壊される可能性がある」や「接種した人は、一度エイズ検査をした方がよい」と主張していた。

それは、すでに墓場まで持っていかなければならない秘密があったとしても、このままでは旅立てないと、ある種の贖罪や後悔と残り僅かな人生の中で湧き上がってきた最後の良心が働いた結果ではないかと筆者は勝手に妄想している。

マリス博士は、エイズとHIVの発生とともにガン研究者からエイズ研究者に鞍替えした多くの者たちを死肉をむさぼる職業的ジャッカルと呼んだ。

まさにエイズこそが、彼らの「飯のタネ」になったからだ。

エイズで大金を手に入れた研究者たちは高級車を乗り回していたが、その金はそもそも我々の税金だと皮肉っていた。

かつて、飯のタネを潰そうとしたピーター・デューズバーグ博士は医学界から追放された。

コロナ騒動が起きる4か月前にPCRの生みの親であるマリス博士が亡くなり、ワクチン接種者の免疫疾患が取り沙汰され始める直前にエイズ(HIV)の権威であるモンタニエ博士が原因不明で亡くなっている。

今回のコロナ騒動もエイズ同様に誰かの飯のタネになってはいないか。

コウ

どうも、コウです。
すこぶる天然な妻と二人で暮らしております。
もともと、パソコン修理のカスタマーエンジニアをしていました。
機械いじりやネット関係、謎が謎を呼ぶ不思議な事や妄想する事が好きなので、そのジャンルの情報発信と日常の中で埋没しがちな素朴な疑問を拾い上げ考察します。
えるたそ~と同じで「私、気になります病」を発症しています。
最近、埋もれた何かを掘り起こすとか、闇に葬られた何かとか、治りかけのカサブタを引っぺがすような記事が書けたらいいなと考えています。
要するに、すべてはエンターテインメントである。

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