フリーメイソンとは世界支配を企む秘密結社なのか?

不思議な話
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「ノックを3回」が彼らの合図だ。

フリーメイソンは古い歴史を持ち、大成功を収めた秘密結社の一つだ。

この組織に入会するにはメンバーのもとを訪れ、3段階の審査を受けなければならない。

そして、フリーメイソンへの入会を許された者は厳しく管理される。

自分自身が会員であることを認めるのは自由だが、他のメンバーの名や内部で行われている儀式、決議などは口にしてはならない。

この組織は数世紀に渡って、適切と認められた人物しか入会が許されないのだ。

この記事では、フリーメイソンと関係のある以下の6つの事柄についてお伝えする。

  • メンバーの職業
  • 彼らは部外者をプロフェイン(不敬の者)と呼ぶ
  • フリーメイソンとイルミナティ
  • フリーメイソンと悪魔崇拝の儀式
  • フリーメイソンを裏で操る上位組織ブラザーフッド
  • 陰謀論者ビル・クーパーの主張
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メンバーの職業

この数百年のあいだ、フリーメイソンは世界支配を目指している組織だと考えられてきた。

そのメンバーには以下のような要人や影響力のある人物たちがいる。

  • 政治家
  • 警察官
  • 判事
  • 弁護士
  • 枢機卿
  • 司教
  • メディア王
  • ビジネス界の著名人
  • セレブ

彼らは部外者をプロフェイン(不敬の者)と呼ぶ

プロフェイン(Profane)とは「不敬な者」を意味し、フリーメイソンが会員以外の者を示すときに使う言葉だという。

つまり、この言葉が意味するのは、「メンバー以外は神聖ではない」ということ。

フリーメイソンは、友愛と慈悲深さのあふれる組織だと言われているが、それも表向きの顔なのだろうか。

フリーメイソンとイルミナティ

フリーメイソンは、すでに上位組織のイルミナティに支配されているという話がある。

フリーメイソンは、古くから多くの神秘的な儀式を引き継いでおり、かつてのメンバーのことを「イルミネイティド(啓蒙者)」と呼んでいた。

これは、1776年5月1日、バイエルンでアダム・ヴァイスハウプトが創設したイルミナティとのつながりを裏付ける際に引用されるエピソードだ。

イルミナティは、数百年前から世界支配を企んでおり、現在も彼らの悲願であるニュー・ワールド・オーダー(新世界秩序)の達成に向かって進み続けている。

フリーメイソンと悪魔崇拝の儀式

「悪魔崇拝の儀式をおこなっているのではないか」というのが、多くの人がフリーメイソンという組織をあやしむ理由の1つだろう。

不気味で神秘的な像を使って儀式をおこなっていることを隠しているため、多くのキリスト教団体がフリーメイソンは悪の力のために奉仕していると非難しているからだ。

事実、フリーメイソンは教会や大聖堂の外壁を闇の生物や怪物で装飾するという悪魔的な要素が見られるだけでなく、さまざまな礼拝の場を建設する際には、明らかにキリスト教とは違う儀式がおこなわれているのだ。

建造物に生贄が捧げられていた

フリーメイソンという組織が出来たばかりの頃には、生贄(いけにえ)の人間の血をモルタルに混ぜて、建物の耐久性を祈願していたという。

起工や定礎の儀式のほとんどは人間の代わりに動物を生贄に使っていたが、なんと18世紀までは教会の壁や土台に人間の死体を埋め込んだ例もある。

実際に、以下のように教会の土台から人骨などが発見された例もある。

  • リンカンシャーにあるウィッケンビー教区教会
  • デヴォン州のホルスウォーシー教区教会
  • スコットランドのカークーブリにある教区教会

フリーメイソンの儀式は古代エジプトが起源か

フリーメイソンの儀式は、テンプル騎士団の影響を色濃く受けているとされる。

しかし、フリーメイソンの起源は古代エジプトにあると主張している。

事実、フリーメイソンがおこなっている儀式の要素は、感情やエネルギーをコントロールし、神秘的な偉業を達成できるよう考案されており、はるか昔に立ち戻っているようにも見えるのだ。

フリーメイソンを裏で操る上位組織ブラザーフッド

ブラザーウッドはフリーメイソンを裏で操っている最強の集団とされる。

フリーメイソンの元第33階級の高位に就いていたジム・ショウでも、ピラミッド式階級で管理されるフリーメイソンでは下層に位置していたと著書「恐るべき策略」で明かしている。

それによると、ブラザーウッドはフリーメイソンを傘下とした悪魔崇拝の秘密結社イルミナティの別名といわれ、そのメンバーには辿り着くことはなかったが、かろうじて組織が存在することを突き止めた。

陰謀論者ビル・クーパーの主張

今は亡き、有名な陰謀論作家のビル・クーパーは、「フリーメイソンは世界制覇に一番近いところにいる組織だ」と語っていた。

悪名高きイタリアのフリーメイソン「ロッジP2」は、ロベルト・カルヴィ殺害に関与し、ヴァチカンやCIAともつながっていた。

さらに、ローマ教皇ヨハネ・パウロ2世にフリーメイソンをヴァチカンの高官に就任させるよう迫ったという。

ビル・クーパーは、CIA、マフィア、ヴァチカン、イギリス王室がフリーメイソンと裏でつながっている証拠があり、世界中の政界の要人にフリーメイソンの影響がおよんでいることは明らかだと語っていた。

あとがき

フリーメイソンは、世界最古のもっとも成功した秘密結社である。

メンバーは、ほとんどが尊敬すべき立派なプロフェッショナルやビジネスパーソンで構成され、すべての宗教にも門戸を開いているため、メンバーには聖職者や司教代理もいる。

これだけ多くの気品のある人間が実際に悪魔のために働いているワケはないという意見もある。

なぜなら、ほとんどのメンバーが入会する前からすでに成功を収めているため、あやしい儀式で悪魔の力を手に入れるために組織に協力する理由などないからだ。

この組織は一応、慈善事業や人類愛、真実の追及に尽力する組織とうたっているので、そのような真っ当な意見も理解できるのだが。

ならばなぜ、組織に属していない者のことを「プロフェイン」と呼ぶのだろう。

世の中には、一般人のことを「ゴイム」と呼ぶものたちもいるが、それに似ていると感じるのは気のせいなのか。

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コウ

どうも、コウです。
すこぶる天然な妻と二人で暮らしております。
もともと、パソコン修理のカスタマーエンジニアをしていました。
機械いじりやネット関係、謎が謎を呼ぶ不思議な事や妄想する事が好きなので、そのジャンルの情報発信と日常の中で埋没しがちな素朴な疑問を拾い上げ考察します。
使える言葉が減っていけば、思考の幅は狭まっていく。
それは批判的思考の抑圧であり、検閲である。

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