不思議な話

【黒い貴族】ヴェネチア発ユダヤ金融資本ライジング

紀元70年ユダヤ王国は崩壊し、サンヘドリンは地下へ潜った。

中世の時代、ヴェネチアは東ローマ帝国の自治領として誕生し、そこには「黒い貴族」が存在した。彼らの正体はユダヤ金融資本とされる者たちである。

現在その地下政府の所在はわからない。だが、これまでの歴史を注意深く見ていけば、その実行部隊の足取りは見えてくる。世界各地に散ったユダヤ金融資本「黒い貴族」の足跡を追う。

地中海の黒い貴族

地中海世界を支配したユダヤ支配層(黒い貴族)の動き
年代 古代におけるユダヤ支配層
紀元前2000年ごろ アブラハムは唯一神ヤハウェに命じられ故郷を出た
紀元前1200年ごろ モーセは奴隷集団(ユダヤ民族)を連れてエジプトを脱出
紀元前1000年ごろ ユダヤ民族はダビデ王とソロモン王の黄金時代を迎える
紀元前586年 ユダヤ王国はバビロニア帝国に滅ぼされる
紀元前536年 ユダヤ民族はバビロニアからイスラエルに帰還する
紀元前63年 ローマ司令官ポンペイウスは首都エルサレムを陥落させる
西暦30年 ユダヤ金権支配層はイエス・キリストを十字架にかけて処刑する
西暦70年 ユダヤ王国は古代ローマ帝国に滅ぼされる
西暦313年 ローマ皇帝コンスタンティヌスはキリスト教を公認する
西暦380年 ローマ皇帝テオドシウスはキリスト教を国教とする
西暦395年 古代ローマ帝国は東西に分裂する
西暦476年 西ローマ帝国は滅亡する
中世におけるユダヤ支配層の動き
11世紀 ユダヤ金融支配層はヴェネチアに移動し、黒い貴族として君臨する
11世紀~13世紀 黒い貴族は十字軍を動かした
15世紀 ヴェネチアはイタリアへの領土拡大を開始する

イタリア半島の付け根に位置し、中世ヨーロッパを代表する大経済都市ヴェネチアにはユダヤ地下政府の前線部隊が存在した。

彼らは金儲けが上手い連中で「黒い貴族」と呼ばれていた。中東出身の彼らの肌が浅黒かったからである。彼らはヴェネチアを経済的に支配し、地中海全域の覇権を握った。

彼らが支配するヴェネチアでは世界で初めて銀行の為替業務が誕生し、同時に各国の大使館が置かれた。当時のヴェネチアはヨーロッパ経済の中心だった。

十字軍の背後に黒い貴族が

その時代に登場した十字軍の背後にも黒い貴族が存在した。十字軍はイスラム世界を200年間も侵略し続けたキリスト教徒による遠征軍である。

だが、十字軍がキリスト教国家によるイスラム世界への侵攻というのは正しくない。

その本質は黒い貴族が「キリスト教世界」と「イスラム教世界」という2つの宗教世界を崩壊に導くためのものだった。

十字軍はキリスト教国に侵攻

第4回十字軍の標的はイスラムではなく、東ローマ帝国だった。

1204年4月、十字軍は黒い貴族の助言に従い、東ローマ帝国(ビザンティン帝国)の首都コンスタンティノープルを占領し、キリスト教徒を殺戮し、帝国の富を略奪した。

彼らは聖なる騎士でも何でもなく、その正体はただの殺戮者であり、略奪者であった。そして、黒い貴族はクレタ島などエーゲ海の要所を手に入れた。

1453年、東ローマ帝国はオスマン帝国との戦争(1326年 – 1453年)により滅亡した。この時、オスマン帝国を焚きつけ、東ローマ帝国侵攻に向かわせたのも黒い貴族のしわざだ。

イタリア半島上陸、領土拡大へ

15世紀、黒い貴族はイタリア半島への領土拡大を開始した。都市国家ヴェネチアは軍事国家であり、奴隷国家でもあった。中世ヨーロッパは奴隷世界なので当然イタリアでも奴隷の売買が盛んに行われていた。

1410年、ヴェネチアは3300隻の軍艦を保有しており、その軍事力によりヴェローナやパドヴァを占領し、アドリア海を支配した。

1482年にはイタリア半島を支配するに至った。当時の人口は18万人。ヴェネチアはパリに次ぐ、ヨーロッパ第2の都市だった。

新大陸発見と経済体制の大変動

1492年におけるコロンブスの動き
1492年1月 イベリア半島最後のイスラム王国グラナダが陥落
1492年4月 スペイン王家とコロンブスは「サンタ・フェ協約」を結ぶ
1492年9月 コロンブスは旧大陸(カナリア諸島)を出発した
1492年10月 コロンブスは新大陸(サン・サルバドール島)に上陸した

中世の時代、スペイン、ポルトガルのあるイベリア半島はイスラム教徒が支配していた。

しかし、1492年レコンキスタ(再征服)によりカトリック国家のスペインが国内からイスラム勢力を追い出し、それと同時にユダヤ教徒たちも叩き出された。

そこでコロンブスの出番である。彼は「ユダヤ教徒の新たな移住地を確保するために新大陸に向かったユダヤ人である」という説が存在する。

ユダヤ人の一部はコロンブスとスペインを脱出

イスラムの王都「グラナダ」が陥落するとすぐに、コロンブスはスペイン王家と「サンタ・フェ協約」を結び、出航許可を得た。そして、9月6日コロンブスは新大陸へ向かった。

こうして、スペインにいたユダヤ人の一部はコロンブスとともに新大陸に移動した。

また、新大陸には向かわず、ヨーロッパ内陸部のオランダに移動した人々もいた。このときスペインを脱出したユダヤ人はアメリカとヨーロッパの二手に分かれた。

あとがき

グラナダ(Granada)はスペイン語で「ザクロ:柘榴」を意味する言葉。もともと、この地にザクロの木が多く植えられていたのが由来だ。

また、火薬と金属の破片を内蔵し、人を殺傷する爆弾のことをグレネード(Grenade)というが、この名もやはりザクロに由来する。

1492年1月、王都グラナダの陥落により、多くのユダヤ人はスペインからの脱出を余儀なくされた。それはまさに爆発したグレネードのように世界中に飛び散り、新たな被害を予感させた。

本記事はユダヤ人差別を目的とした記事ではないので、どうかお間違えのないよう。ユダヤ金融資本、支配層に騙され搾取されている「ユダヤの一般人」もいる。そういう意味では日本の社会と何も変わらない。本記事が注視する悪魔集団とはユダヤ人全体のことではなく、あくまでユダヤ金融資本のことである。

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