日本のバブル経済崩壊を取り巻く歴史の深層。グローバリストは1940年代の日米戦争(大東亜戦争)の時代から「日本壊滅戦略」を仕掛けていた。
この戦略は原爆投下で終わったわけではない。戦後の新たな戦略は「日本経済を肥太らせ、利益を略奪したのち再び破壊する」というものだった。つまりは日本の乗っ取りである。
1990年、日本ではバブル経済が崩壊した。その後も日本という国は存在するが、現代日本は日本であって日本ではない。1990年代以降、日本はグローバリストに完全に乗っ取られている。
悪魔の化身ゴールドマン・サックス
1990年、日本のバブルが崩壊すると、米国の投資銀行ゴールドマン・サックスが上陸してきた。彼らは以前から動いていた。三菱地所のロックフェラー・センター買収の件でも、その背後で暗躍していた。
1920年代、ゴールドマン・サックスは米国経済にバブルを仕掛け、潰した。そして1929年、ウォール街大暴落を引き起こした。その影響で1930年代には世界大恐慌が発生し、第二次世界大戦が勃発した。
日本列島にその悪魔の化身が上陸してきた。日本経済は彼らに蹂躙されるのだ。
日本経済の地獄開始
バブル崩壊の余波で日本経済はガタガタになった。証券会社や生命保険会社、有名銀行も倒産していった。
1990年代以降、株価も地価も下落し、企業も次々と倒れていく。生き残りをかけた企業はリストラを繰り返す。
忠誠を誓い、人生を捧げてきた労働者は身一つで荒野に放り出された。大学を卒業した学生にも職はなかった。日本支配戦略が発動し、「失われた30年」とも言われる地獄がはじまった。
外国資本による買収劇
1997年からは日本の金融機関が次々に倒産しはじめた。その中でも国民が驚いたのは「日本長期信用銀行」の外国資本家による買収劇だった。
1999年9月、日本長期信用銀行は米国のリップルウッドに10億円で売却された。しかも契約には瑕疵担保条項(かしたんぽじょうこう)がついていた。
これは日本長期信用銀行に利益が出たらリップルウッドの利益だが、損失が出た場合は日本政府が負担するというものだ。この損失だけを日本に押し付けるという鬼畜の所業の背後にはゴールドマン・サックスが存在した。
ゴールドマン・サックスの両建て戦略
大蔵省(現・財務省+金融庁)の役人は、米国企業に日本の銀行をたった10億円で売却し、損失が出たら国民に尻拭いさせると約束した。
それだけではなく、日本政府はこのインチキ取引に外部アドバイザーを雇っていた。それがゴールドマン・サックスだ。彼らへ支払われる仲介手数料はなんと10億円だった。
この話にはまだ続きがある。リップルウッドの経営責任者ティム・コリンズはゴールドマン・サックス出身であり、リップルウッドには多くのゴールドマン・サックスOBが出資していた。
- 買収側:リップルウッドの背後⇢ゴールドマン・サックス
- 売却側:日本政府の背後⇢ゴールドマン・サックス
結局、売る側と買う側のどちらの背後にもゴールドマン・サックスの存在があったのだ。
ゴールドマン・サックスと郵政民営化
2000年代は小泉純一郎首相とブッシュ大統領の時代だった。小泉純一郎は郵政を民営化した。その背後にはやはりゴールドマン・サックスの存在があった。
郵政民営化とは「郵政の米営化」のことだ。それが意味するのは「日本国民の郵便局資産、350兆円」をまるっとグローバリストに差し上げることだった。
ゴールドマン・サックスの目的は郵便局の金融事業を手に入れることで、赤字の郵便事業は眼中になかった。