【2chの都市伝説リョウメンスクナ】木箱の呪いは今も日本のどこかでひっそりと息づいている

不思議な話
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両面宿儺(りょうめんすくな)に関するエピソードは、これまで日本書紀のような歴史書や在地伝承で語られてきた。

しかし、それとは別にインターネット上にも「リョウメンスクナ」という名の都市伝説が存在している。

この都市伝説に登場するのは、「謎の教団」や「呪物」、時代設定が「大正時代」だったりと、一般的に知られる両面宿儺のエピソードとは違う。

  • 謎の教団
  • スクナは呪物として生み出された
  • 時代設定は大正時代
  • スクナの呪いで実際に災害が起こったらしい

今回は、ネット上で語られている都市伝説「リョウメンスクナ」について見て行こう。

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2chの都市伝説「リョウメンスクナ」

brown wooden chest box on black table

古寺の解体工事中に奇妙な木箱がみつかる

東北地方のとある古寺の解体作業を工事業者が請け負った。

この古寺は、かなり寂れていて訪れる人もいなかった。

業者が寺を解体する際、寺の本堂の奥に隠し部屋を発見する。

その隠し部屋から2メートルほどの大きさの「黒ずんだ古い木箱」を見つけた。

奇妙に思った工事責任者は、この寺の元住職に連絡し木箱について尋ねると「木箱は絶対に開けるな!」とすごい剣幕だったという。

箱の中にはミイラが

次の日の朝、解体現場に来た責任者は住職に言われたことを作業員に伝えようとしたが、時すでに遅しだった。

工事業者が雇っていたアルバイトの2人が興味本位で木箱を開けてしまっていたのだ。

箱の中には、頭の前後に2つの顔があり、手が4本生えている異様な形をしたミイラが入っていたという。

ミイラを見てしまったアルバイトの2人はショックで放心状態になり、病院に連れていかれた。

工事関係者に次々と被害が

木箱を受取にきた住職にお祓いをしてもらった。

寺の元住職は「あなたがたは長生きできないかもしれないよ」という言葉を残し去っていった。

その後、住職の言ったとおり寺の解体工事に参加していた関係者に次々と被害が出た。

  • アルバイトのうちの1人は心筋梗塞で病死
  • もう一人は精神病院に入院
  • 解体作業員の3名が高熱で寝込む
  • 工事責任者は釘を足で踏み抜いて5針縫う

謎の教団が生み出した呪物

opened secret door inside library

 

 

この木箱に入っていた謎の物体が「スクナのミイラ」であり、カルト教団教祖の物部天獄(もののべてんごく)という人物が生み出した呪物ではないかと言われている。

物部天獄は見世物小屋で奇形の人間を買い、古代中国から伝わる蟲毒(コドク)という呪術でスクナのミイラを作った。

蟲毒とは壺(つぼ)の中に毒を持つ虫を数匹入れて作り出す呪法である。

その後、壺の中で毒虫による共食いバトルロイヤルが繰り広げられた結果、生き残った1匹の虫に呪いが宿るとされている。

物部天獄のおこなった人間蟲毒とは

物部天獄は、この蟲毒を虫ではなく人間でおこなったのだ。

地下室に奇形の人間を数人押し込んで閉じ込める。

また、食料は一切与えないため、部屋の人間はおたがいに殺し合い、仲間を食べ、食べる者が無くなれば自分の糞尿を食べ、最後に生き残った者が「人間蟲毒(ニンゲンコドク)」となる。

スクナのミイラは人間を使った蟲毒だった

物部天獄は、生き残った人間蟲毒をさらに監禁して餓死させ、防腐処理をおこなったあと、即身仏にした。

そして、呪物「リョウメンスクナ」が誕生した。

教祖はリョウメンスクナで日本国家を呪った

物部天獄は自ら作り上げたリョウメンスクナを呪物として教団の本尊にした。

彼がの呪っていたものは個人ではなく国家だった。

この教団は大正時代に弾圧された天魅教というカルト教団なのではとネット上では噂されている。

スクナのミイラが移動した場所で災害が起きる?

 

この「スクナのミイラ」が移動した場所では以下のような災害が起きたとも言われている。

西暦年災害死傷者数
1914年(大正3年)桜島大噴火9600人負傷
1914年(大正3年)秋田大地震94人死亡
1914年(大正3年)方城炭鉱爆発687人死亡
1916年(大正5年)函館の大火事
1917年(大正6年)東日本大水害1300人死亡
1917年(大正6年)桐野炭鉱の爆発361人死亡
1922年(大正11年)親不知の雪崩で列車事故130人死亡
1923年(大正12年)関東大震災死亡・行方不明者10万5000人

教祖は関東大震災が起きる前に自害した

 

大正時代に起こった日本最大の災害「関東大震災」

その直前に教祖・物部天獄は日本刀で自分の喉を掻き切って自殺したという。

そのとき、自分の血で「日本滅ブベシ」と書き残した。

自分の命さえも生贄として差し出すことで、蟲毒とスクナの呪いの力を最大限に引き出そうとしたのか?

このカルト教団の教祖がリョウメンスクナという呪物を生み出してまで、日本という国を呪った理由は何だったのか。

スクナの呪いは今も日本のどこかでひっそりと息づいている

 

呪物「リョウメンスクナ」を生み出した教団は、教祖の死後も存続しているとされる。

現在、スクナのミイラがどこの寺社で保管されているのかも不明だ。

しかし、スクナの呪いは今も日本のどこかでひっそりと息づいている。

我々に出来ることは、その箱の封印を解く者、スクナの呪いをもって国家滅亡を果たそうとする輩が2度と現れないことを祈るだけである。

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どうも、コウです。
すこぶる天然な妻と二人で暮らしております。
もともと、パソコン修理のカスタマーエンジニアをしていました。
機械いじりやネット関係、謎が謎を呼ぶ不思議な事や妄想する事が好きなので、そのジャンルの情報発信と日常の中で埋没しがちな素朴な疑問を拾い上げ考察します。
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