不思議な話

【秋田の聖母マリアの謎】あのファティマの奇跡は日本でも起きていた!

ポルトガルに聖母が現れ、子供たちに予言を伝えたことで有名な「ファティマの予言」。

実は日本の秋田県でもファティマの奇跡と同じような不思議現象が起きていた。

この記事では、ファティマの予言の日本版「秋田の聖母マリア」についてお伝えする。

秋田の聖母マリアとは

Virgin Mary of Akita Japan

秋田の聖母マリアは、秋田県にあるカトリック修道会の「聖体奉仕会」で起きた数々の奇跡現象の呼び名だ。

1984年、当時の教区司教に「起きた奇跡は否定できないため、信者たちの巡礼を禁じない」という声明が出され、1988年にバチカンに「奇跡」として認定された。

秋田聖母マリアの奇跡

秋田の聖母マリア像にまつわる奇跡の現象には次のようなものがある。

  1. 修道女の手の平に現れた聖痕(スティグマ)
  2. 聖母マリア像は101回の涙を流した
  3. 病気の治癒と3つのお告げ

①修道女の手の平に現れた聖痕(スティグマ)

1973年、同修道会に所属していた修道女の手の平に出血を伴った十字架の形をした傷が現れた。

これは聖なる傷「聖痕(スティグマ)」と呼ばれ、世界各地でときどき見られる現象である。

この不思議な現象が、秋田のマリアの最初の奇跡と言われている。

そして、この修道女こそ、シスター笹川だ。

②涙を流す聖母マリア像

秋田の聖母マリア像の不思議な落涙と芳香の現象は1975年から1981年まで続いた。

最後の101回目の涙の量は、これまでの中で一番量が多かったという。

また、聖母マリア像が流した涙の回数の「101」という数字には意味があると言われている。

涙を流した回数の意味

聖母マリア像が涙を流したとされる回数「101」には下記の意味がある。

  • 最初の「1」・・・エバ(イブ)
  • 真ん中の「0」・・・神の存在
  • 最後の「1」・・・聖母マリア

最初の罪を犯したとされる1人の女「エバ」と救いの恵みをもたらす1人の女「マリア」と永遠に存在する「神」の3つ存在を表していると言われている。

③病気の治癒と3つのお告げ

修道女は聖母マリア像から病気の治癒といった奇跡現象だけでなく、次の3つのお告げを聞いたという。

  1. 修道女への同情と耳の不自由の治癒の予告・・・1973年7月6日
  2. 人類への警告と要請・・・1973年8月3日
  3. 悔い改めないなら人類に天罰が下る・・・1973年10月13日

その他に修道女は天使を何度も目撃していて、天使は修道女に「ファティマの祈り」を教えた。

聖母マリアのメッセージの詳しい内容

聖母マリアのメッセージの詳しい内容についてはウィキペディアを参照のこと。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A7%8B%E7%94%B0%E3%81%AE%E8%81%96%E6%AF%8D%E3%83%9E%E3%83%AA%E3%82%A2

秋田の聖母マリアの祈り

ファティマの祈りとは、1917年にポルトガルのファティマに聖母が現れ、3人の少年少女に教えたとされる祈祷文である。

不思議なことに、秋田の修道女が天使から聞いた「ファティマの祈り」は、当時の日本ではまだ和訳されていなかったにもかかわらず、のちに和訳されたポルトガルのものと一字一句違わぬものだった。

ポルトガルの「ファティマの予言」の記事はこちらです。

【ファティマ第三の予言とは】闇に葬られたのは世界の終焉か?ポルトガルの都市ファティマに聖母マリアが現れ、伝えたとされるのが「ファティマの予言」だ。伝えられた予言は3つあり、これまで第一と第二の予...

シスター笹川とは

シスター笹川とは、「秋田聖母マリアの奇跡」に登場する修道女のことである。

本名は「笹川カツ子」さんといい、もともと身体は病弱で10代の時に罹った盲腸の手術が失敗し半身不随になり、16年間寝たきりの闘病生活をしていた。

病院を転々とする中、新潟の病院でカトリック信者の看護師と出会ったことがきっかけでカトリックに入信する。

修道会に入会後、病気が再発し10日間生死の境を彷徨うが、「ルルドの泉の水」を口に含ませると意識が回復し、麻痺していた手足も動くようになったという。

1973年に難聴にかかり聴力を失ってしまうが、秋田の修道会で聖母の奇跡に遭遇し、聖母の予言通りに耳も聞こえるようになった。

ルルドの泉とは

「ルルドの泉」とは、フランスのルルドにある泉のこと。

1858年に聖母の出現とともに発見され、そこから湧き出る水は傷を癒すとされる奇跡の泉である。

この「ルルドの泉」は、バチカンにも奇跡認定されている。

シスター笹川の現在

笹川カツ子さんの現在だが、親交のあった方によると、2012年の時点で年齢は80歳で壮健だったが、高齢のため骨粗鬆症で頻繁に骨折していたという話だ。

フランスのテレビ局が取材を求めた際には、「静かな生活を望みます」と言って取材を受けなかったという。

残された人生で彼女が本当に望んだのは「奇跡の人」としての賑やかな生活ではなく、どこにでもある静かで慎ましい生活だったのだろう。

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