【黒い貴族⑤】仮面をつけた偽ユダヤ人とロスチャイルド

不思議な話
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バブル経済を仕掛け、ヨーロッパの国々を我が物にしてきた黒い貴族も、とうとう別の勢力に打ち負かされる時代がやってくる。

その勢力とは「偽ユダヤ人」と称される者たち。ロスチャイルド家だ。

古代からユダヤの血脈を継ぐ黒い貴族と赤い楯の間で起きた権力闘争。黒か赤か。ここには歴史の闇が存在する。

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黒い貴族と偽ユダヤ人

これまで地中海世界には2つのユダヤ人集団が存在した。

  • 黒い貴族:ヴェネチア出身のユダヤ金融資本(背後には地下政府サンヘドリン)
  • スファラディ:スペインから脱出したユダヤ人。レコンキスタで1492年スペインから追放された集団

黒い貴族は一部の者だけが知っている存在だが、スファラディは元々スペインにいたユダヤ人。この2つのユダヤ人はいずれも「本物のユダヤ人」である。

ここでいう本物のユダヤ人とは、ユダヤ民族の始祖である「アブラハム・イサク・ヤコブ」の血脈に属している者たちのこと。

彼らは2000年前にイエス・キリストを迫害したユダヤ人集団の末裔でもある。

アシュケナージ系ユダヤ人はカザール民族

アシュケナージ(カザール民族)の動向
6~8世紀南ロシアにカザール帝国(カザール民族の国家)が存在した
740年カザール民族はユダヤ教に改宗した
13世紀ヨーロッパ世界に偽ユダヤ人集団が浮上
1243年カザール帝国が滅亡すると、彼らは東欧を経てドイツへ移動した
1744年ドイツでロスチャイルド家の始祖マイアーが誕生
1773年マイアー・アムシェル・ロスチャイルドは革命戦略を計画
1776年ロスチャイルドの資金で秘密結社イルミナティが設立された
1780年代秘密結社イルミナティはフリーメイソンに潜入する
1789年フランス革命が勃発する(背後にイルミナティとフリーメイソン)
1793年革命勢力はフランス国王ルイ16世を斬首刑にする
1793年革命勢力はフランス王妃マリー・アントワネットを斬首刑にする
1803年フランス革命のごたごたからナポレオンが登場しナポレオン戦争がはじまる
1815年ロスチャイルド家はイングランド銀行を乗っ取る

だがしかし、この世界には「アシュケナージ」というユダヤ人が存在する。彼らはドイツ系ユダヤ人とされている。また、イスラエルに移住したユダヤ人とその子孫も同様に呼ばれる。

ジョージ・ソロスやヘンリー・キッシンジャーなど、日本人が知るユダヤ人は、そのほとんどがアシュケナージである。

問題は、このアシュケナージがどこから来たのかハッキリしていないことだ。歴史学者は「わからない」ということにしているが、アシュケナージはユダヤ民族ではなく「カザール民族」である。

6~8世紀

地中海世界で黒い貴族が動きはじめた時代、カザール民族はカスピ海周辺に住んでおり、そこには「カザール帝国」が存在した。

彼らは中東の民族ではない。カザール人はトルコ系白人の騎馬民族だったが、ユダヤ教に改宗した。

13世紀

カザール帝国が滅亡すると、彼らは東欧を経てドイツへと移動した。そして、アシュケナージを自称する。

アシュケナージのことを「仮面をつけた偽ユダヤ人」と呼ぶ人もいる。そして、多くの人々が知らないこのような歴史の暗がりから、近代世界のドイツにロスチャイルド家が浮上してくる。

彼らも偽ユダヤ人である。

ロスチャイルド家がフランスを乗っ取る

陰謀論の世界ではフランス革命の背後にはフリーメイソンが存在したとされている。だが、歴史の闇は深い。

フリーメイソンの背後にはイルミナティが存在し、その首領アダム・ヴァイスハウプトに資金を提供していたのはロスチャイルド家だった。

フランス革命をめぐる謀略の指揮系統は次のようになっている。

ロスチャイルド家 → イルミナティ → フリーメイソン

1789年、フランス革命が発生し、ロスチャイルド家はフランスを乗っ取った。そして、1793年に彼らは国王ルイ16世と王妃マリー・アントワネットの首をはねた。

ロスチャイルド家と偽ユダヤ人集団の記憶

フランス革命が勃発する1ヶ月前の1789年6月時点で、ドイツ、フランクフルトのゲットーには約3000人のユダヤ人が住んでいた。ゲットーとはユダヤ人強制居住区のことだ。

そのうち約1億数千万円以上の財産を持つユダヤ人は130人いた。ユダヤ人の家庭は家父長制なので、この数は130家族の家長と思われる。

当時のひと家族の人数の平均は6人だったので、フランクフルトのユダヤ人3000人のうち、780人(130家族×6人)は富裕層に属していたといえる。

当時のドイツ、フランクフルトのユダヤ人情勢について、『ユダヤ人のゲットー』という書籍には次のように記されている。

「つまり、住人3000人のうち4人に1人は富裕な家庭に属するユダヤ人であったといえる。しかも、そのうちロスチャイルド家をはじめ54世帯は1万グルデン以上の財産を持つ大金持ちであった。つまりゲットーの11パーセントに近い住人は大金持ちの家庭に属していたのである」

『ユダヤ人ゲットー』/大澤武男

フランクフルトに住むユダヤ人の11パーセントが大金持ちだった。

「もちろん単純な数でいえば、中産階級ないしは貧しい住人の方が多かったことは疑いない。しかし、当時のフランクフルト市の人口37000~38000人における市民の富裕階級と貧しい庶民の数をゲットーのそれと比較して考えると、いかにゲットーに富裕階級が多かったかが明らかとなる。彼らは19世紀はじめに至るまで、ひどい状態でゲットーに閉じ込められていたとはいえ、資金面では、すごい力を持っていたと判断しなければならない」

『ユダヤ人ゲットー』/大澤武男

黒い貴族からロスチャイルドへ

1815年、ロスチャイルド家は英国中央銀行(イングランド銀行)を乗っ取った。これまでそこはイギリスにおける「黒い貴族の本部」だった。

現在、世界を背後から動かすのは偽ユダヤ人集団だ。彼らは権力闘争により本物のユダヤ人を退け、この世界の漆黒を偽りの赤で塗りつぶした。

仮面を被った彼らは時にユダヤ人差別を隠れ蓑にし、自らの望む世界を描きつづける。たとえそれが邪悪な世界であったとしても。

本記事はユダヤ人差別を目的とした記事ではないので、どうかお間違えのないよう。ユダヤ人だからといって全員がユダヤ金融資本、支配層ではない。彼らに騙され搾取されている「ふつうのユダヤ人」もいる。そういう意味では日本の格差社会と何も変わらない。本記事が注視する悪魔集団はユダヤ人全体ではなく、あくまでユダヤ金融資本である。

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どうも、コウです。
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