不思議な話

【カラスにまつわる都市伝説】夕方には大量でふるえる

最近、夕方になると「カア!カア!」とすごい。夕方に集まってくるカラスの群れは不気味だ。

あまりにもうるさいものだから、外に出てみると、赤く染まった空をバックにカラスの大群が右へ左へ行ったり来たりしている。

この記事では、大量発生したカラスを勝手に大災害の前兆と結びつけて、震えている筆者が「カラスにまつわる都市伝説」と「その不思議な生態」についてご紹介する。

この記事で取り上げること
  • カラスにまつわる都市伝説とその不思議な生態について

カラスに関する都市伝説

カラスに関する都市伝説と不思議な生態は以下の7つ。

カラスに関する都市伝説
  1. カラスの好物は人の目玉
  2. ディズニーランドにはカラスがいない
  3. カラスの死骸が見つからない理由
  4. カラスは自分をいじめた人間に仕返しする
  5. カラスは黄色が嫌い
  6. カラス寝ている場所によって性格が違う
  7. カラスには人間と同じように「遊び」の概念がある

①カラスの好物は人の目玉

一般的にカラスの好物は脂身の肉だと言われている。しかし、これは真実ではない。彼らの本当の好物は「人の目玉」なのだ。

時をさかのぼること戦国時代。カラスは合戦で亡くなった武士たちの死肉に群がっていた。カラスは屍(しかばね)に近づくと、まっさきに目玉を口ばしでついばむのだ。だから、ほとんどの屍体には両目が無かった。

現代でも、人通りの少ない場所で起きた「ひき逃げなどの交通事故」「踏切りの人身事故」など、屋外で見つかった死体には目がないことが多い。それもこれも、目玉に目がないグルメなカラスたちの仕業なのだ。

②ディズニーランドにはカラスがいない

ディズニーランドはカラスがいないテーマパークと言われている。

それには以下のような理由があるからだ。

ディズニーランドにカラスがいない理由
  • カラス除けの超音波を放っている
  • スタッフの努力の賜物

カラス除けの超音波を放っている

ディズニーランドでカラスの姿を見かけないのは、園内でカラス除けの超音波を放っているからだという。

もちろん、この超音波は「人間の耳には聞こえないし、害もない」ということだ。しかし、一部の人には聞こえてしまうことがあるという。それは4歳までの幼児だ。

ディズニーランドは親子連れのファミリーも多いが、突然なんの前触れもなく赤ん坊や小さな子供が泣き出すことがあったら、それは大人には聞こえない超音波が原因かもしれない。

スタッフの努力の賜物

超音波だけでカラスたちを完全にシャットアウトし、ディズニーランドの制空権を確保していると思ったら、それは大きな間違いだ。

なぜなら、園内には掃除専門のキャスト(スタッフ)さんたちがいて、ランドの床にゴミが落ちていないかと常に目を光らせているからだ。

超音波とともにキャストのたゆまぬ努力が「ゼロ・カラス」を可能にしているのだ。

③カラスの死骸が見つからない理由

カラスは日本中どこにでもいるが、不思議なことにその死体を目にすることはない。カラスは死ぬとどうなってしまうのか。

一般的に「野生の鳥」は体が弱ると敵から身を守るために森林などへ逃げる。そこで、ある時、力尽きて枝から落ちて死んでいくことが多い。

一方、「カラス」の場合は死んだカラスを仲間のカラスが食べてしまうことがある。カラスは鳥類の中でも珍しく共食いをする鳥なのだ。

それに関して興味深い話がある。数羽のカラスを檻へ入れていたところ、2羽のカラスが突然ケンカをはじめた。そのうちの1羽のカラスはケンカに負けて死んでしまった。

そのあと、オリの中にいた他のカラスたちは、あろうことか死んだカラスをムシャムシャと跡形もなく綺麗さっぱり平らげてしまったというのだ。

実にショッキングである。

④カラスは自分をいじめた人間に仕返しする

「カラスは自分をいじめた人間に仕返しする」という話もある。

カラスが人の顔を見分けられるのは実験で確認されている。しかも、顔のパーツや表情を見ただけで男女の区別もつくという。

カラスが人を襲うことがあるとすれば、それは繁殖期で子供やヒナを守るための行動であり、巣に近づく者を攻撃するからだ。

何もしなければ基本カラスは人を襲うことはないというが、害獣駆除の目的でおこなう以外には無暗にちょっかいを出さない方が得策である。

というのも、カラスは顔を見分けるだけでなく、その「記憶力は1年間有効である」というから、顔を覚えられでもしたら一大事なのだ。

⑤カラスは黄色が嫌い

「カラスは黄色が苦手、もしくは嫌い」という都市伝説がある。その噂話を聞きつけて、ごみ収集ボックスを黄色に塗り替えた地域もあるとかないとか。

しかし、実はカラスが黄色を嫌うというのは、ある話が誤解されて伝わったものなのだ。カラスは紫外線を見ることができるので、その紫外線をカットしたゴミ袋が開発された。

そのゴミ袋がたまたま黄色に近い色をしていたので、そこからカラスは黄色が苦手という噂が広がっていったという。

また、カラスは匂いに敏感な動物ではなく、人間と同じように目から入ってくる情報に頼っている。だから、紫外線を見えなくすれば寄ってこなくなるのだ。

⑥カラス寝ている場所によって性格に違いがでる

「カラスは塒(ねぐら)にしている場所によって性格に違いが出る」という。

川辺のカラス

川辺を塒(ねぐら)にしているカラスは、いたって温厚な性格で基本ウェルカムなもんだから来るものを拒まず。

エサを見つけたら、独り占めせずに仲間を呼んでみんなで山分けするのが川辺のカラスだ。

神社のカラス

神社にいるカラスは気性が荒く、縄張り意識がつよい。

エサを独り占めしたり、他のカラスが近づいてくると攻撃的になる。

しかし、孤独なレンジャーなワケではなく、気の合う仲間とは群れをつくったりもする。

山のカラスは、ハシボソガラスが多い。

群れにはボスが存在し、チームで他の鳥を攻撃する時はヒット・アンド・アウェイ、ボスから的確な指示が飛ぶのだという。

公園

公園のカラスは一匹狼なカラスが多いという。

⑦カラスは人間同様に「遊び」の概念がある

カラスは人間と同じように「遊ぶ」という概念をもった動物らしい。

公園や河原などでは、しばしばカラスが猫を攻撃したりする風景を目撃する。これは、カラスが猫にちょっかいを出して、もて遊んでいるのだという。

たまたま猫が弱っていたり、子猫だったりした場合は、つついて食べてしまうこともあるとか。

あとがき

カラスは暗くなると、ちゃんと自分の塒(ねぐら)に帰っていく。彼らは、神社や公園、川辺、森林、山沿いの斜面とさまざまな場所を塒(ねぐら)にしている。

そして、塒(ねぐら)に帰る際には就塒前集合(しゅうじまえしゅうごう)という行動を取る。カラスはこの習性があるため、夕方になると集団で空を舞うのだ。

今日も暮れなずむ町のそこかしこでパンパンと爆竹の音が響いている。

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