【簡易NAS作成】ルーターとUSBメモリで簡易ファイルサーバーを作る
共有フォルダの代わりに「ルーター」と「USBメモリー」を組み合わせて「簡易ファイルサーバー」を設置したのでその時の備忘録である。
自室のデスクトップPCで記事を書き、疲れてきたら居間に移動して今度はノートPCで続きを書くという感じ。そして、複数台のパソコンで作業する時に便利なのが共有フォルダなのですが。
そこで、入れっぱでも消費電力の少ないNASの設置も考えた。だがしかし、動画などを大量保存するならまだしも、執筆で使うテキストファイルの容量などたかが知れているのである。
どうしようか考えているそんな時、自宅で使っているバッファローのルーターに簡易ファイルサーバー機能があることを思い出したのだ。
共有フォルダとNASとファイルサーバーについて
共有フォルダとは?
つまり、母艦になるパソコンの特定のフォルダやファイルに共有設定をして、同じネットワーク内の他のパソコンからアクセスできるようにするものだ。
ただし、この共有フォルダってやつは、共有ファルダを所持しているパソコンの電源が入ってないと当然のことながらアクセスできない。
サーバー各種は電源入れっぱが基本
自宅に居て「今はネットにつないでないから電源切ろう」なんていちいちルーターの電源を切ったりしませんね。
そもそも、サーバーってやつはめったに電源を切るものではないし、電源切ったらサーバーではない。
NASとは?
NASとは、「Network Attached Storage(ネットワーク・アタッチト・ストレージ)」の頭文字を取ったもの。
どういうものかと言うと、同じネットワークの中にデータの保存だけを専門にやるハードディスクの入った箱を置いてしまえってことです。
NASもファイルやデーターを共有するという目的の機器だから、ファイルサーバーの一種です。だけど、個別具体的に言ってパソコンやサーバーとかではないのでモニターやキーボードなどはありません。
ちなみに、NASに使われているOS(オペレーティングシステム)は、Linux(リナックス)と言われるOSです。
また、このリナックス自体は一部を除いてフリーライセンスのOSなので使用料はかかりません。
ファイルサーバーとは?
ファイルサーバーは、ネットワーク上で他のパソコンとデーターの共有とやりとりをするコンピューター(サーバー機)です。
また、アクセス制限をかけたりしてユーザー管理が細かく出来るほか、ハードディスクの搭載数を好きなよう増やしたりとカスタム性が高くNASよりも出来る事が多い。
さらに、大量にアクセスが集中してもサーバーが落ちない耐久性が求められる機器でもある。
ファイルサーバーに使われているOS(オペレーティングシステム)は、「有償のWindowsサーバーOS」や「無償ライセンスのLinux(リナックス)」がある。
しかし、Windowsサーバーだとライセンス料の支払いが発生するので、電気代以外のコストがかかってくるのがデメリットである。
バッファロールーターとUSBメモリーのセッティング
使用ルーターの「バッファロー・Air-Station WZR-300HP」について
ところで、このルーターは現在は販売終了と来たもんです。まあ、発売時期が2012年なのでそこは察しましょう。
当然のことながら、「WZRシリーズ」は無くなってしまったわけですが、後継機が発売されていますので大丈夫。現行モデルのルーターは、「WXRシリーズ」、「WSRシリーズ」などが販売されています。
エレコムのUSBメモリー「MF-SU2B16GBK」を使う
ルーターに挿すのに一般的なサイズのUSBメモリーだと出っ張りすぎる。
だから、挿しっぱなしにするならこのUSBメモリがジャストサイズ。
僕の審美眼に狂いはなかった。
このコンビをセットしてみた
ルーター側の挿入口に、USBメモリをパイルダーオンすればハード的なアプローチはこれでおしまいです。
お手軽にファイルサーバーが完成しました。
しかし、ルーターにUSBスロットがあることを、すっかり忘れてましたな。
普通は、こんな所あまり見ないから見落としますよね。
簡易ファイルサーバー設置後の設定を解説
具体的には、「Windows上での作業」と「ルーター本体にログインしての作業」の2つになります。
このルーターと同じものをお持ちの方は、このまま参考にしていただいて構いません。
機種は違っていても使用しているルーターにファイルサーバーの機能がある方は、設定方法に大きく違いは無いと思いますので参考にしてみてください。
それでは、先にUSBメモリをルーター本体に装着し設定してきます。
ルーター本体の設定
- WEBブラウザーの上部にルーターのIPアドレスを打ち込みます。
- 「ユーザー名」と「パスワード」を聞かれるので、入力後ログイン。
IPアドレスは、たいがいルーター本体に貼ってあるシールに記載されています。無い場合は説明書を参照してください。
①トップメニューのNASをクリック
ログイン後、トップメニューの「NAS」をクリックし装着したUSBが認識されているか確認する。
②共有サービスをクリック
次は共有サービスに移動して「共有フォルダー機能」にチェックを入れる。
④ユーザー管理画面をクリック
ユーザー管理をクリックして自分のユーザー名を新規追加します。
名前は好きな名前で結構です。
⑤共有フォルダをクリック
最後に共有フォルダ設定に移動して、先ほど登録した自分のユーザー名をアクセス許可する。
ルーター本体の設定は以上です。
パソコンでネットワークドライブの設定をする
①エクスプローラーを起動します
デスクトップ画面の下方のタスクバーにある「エクスプローラー」を起動します。
②PCをクリックする
エクスプローラーを開いたら左側のツリー内の「PC」をクリックします。
③「ネットワークの場所を追加」をクリック
左側のツリー内の「PC」を右クリックして、「ネットワークドライブの場所を追加する」をクリックします。
④「次へ」をクリック
あとは、画面の指示に従い「次へ」をクリックします。
⑤さらに「次へ」をクリック
ひたすら「次へ」をクリックします。
⑥ルーターのIPアドレスを入力する
ここで、ルーター本体の「IPアドレス」を入力し「参照」をクリックします。
最初に行ったルーター本体の設定がうまくいっていれば、ファイルサーバが表示されます。
⑦ドライブ名を選択しフォルダ名を入力
ネットワークドライブ(ファイルサーバー)にドライブ名を割り当てて「完了」をクリックすれば終了です。
エラーが出てネットワークドライブを追加できない場合
このエラーが出た場合、使用しているルーター側で「SMB2」に設定を変更できるかどうか確認してください。
Windows10では、デフォルトでバージョンの古い SMB1(Server Message Block)が無効化されるようになっています。
ちなみに、僕の使っているルーターは、古いバージョンのSMB1にしか対応していないので以下の処置をしました。
SMB1のエラー発生時の対処法
「コントロールパネル」を開いて「プログラムと機能」をクリック。左側の「Windowsの機能の有効化または無効化」をクリックします。
上記の画面と同じように「SMB1.0/CIFSファイル共有のサポート」にチェックを入れて「OK」をクリックしパソコンを再起動プリーズ。再起動後、途中から再設定をお願いします。
簡易ファイルサーバーはUSBメモリが余っている人におすすめ
それでも、最近はクラウド環境が流行っているから「クラウドストレージのが楽だし便利だよ」と考える人もいると思います。
でも、時には同じ効果を持つ物を別のやり方で作ってみるのも楽しいと思うのです。
もし、自宅に使ってないUSBメモリが余っていたら、捨てる神あれば拾う神ありです。
有効利用してみるのもエコだし、パイルダーオンなのです。


