アメリカのジョージア州には、人口削減について書かれていると言われる「ジョージア・ガイドストーン」という石碑があります。
1980年に突然現れたこの石碑は、未だに誰が何の目的で建てたのかわかっていません。
また、その内容から都市伝説や陰謀論的に見ても興味深いものとなっています。
このアメリカのストーンヘンジとも言われ、意味深な内容が刻まれている不思議な石碑「ジョージア・ガイドストーン」をご紹介します。
ジョージア・ガイドストーンは、「人口削減の計画書」なのか?
ジョージア・ガイドストーンの内容について
自民党青年局長を務めた小泉進次郎衆院議員も出席、「悲観的な考えしか持てない人口1億2千万人の国より、将来を楽観し自信に満ちた人口6千万人の国の方が、成功事例を生み出せるのではないか」と語り、会場から拍手が起きた。#ジョージア・ガイドストーン pic.twitter.com/1UWt3ImeAP
— GAIA FORCE TV ღ (@GAIAFORCETV) August 18, 2019
ジョージア・ガイドストーンとは、アメリカのジョージア州エルバート郡の小高い丘に建てられた6枚の花崗岩で出来たモニュメント(記念碑)です。
この石板には8つの現代語で「10のガイドライン」という謎のメッセージ(宣言?)が刻まれています。
また、石板の配置の仕方も天文学的な意味をもっているとも言われています。
僕はジョージア・ガイドストーンについて以下の4つの謎について気になりました。
- 10のガイドライン(メッセージ)
- 8つの言語で書かれているが(日本語は無い)
- 作者も目的も不明
- 天文学的な機能を持つ
ジョージアガイドストーンとセットで語られることが多い「アングロサクソンミッション」と「シオンの議定書」についての記事はこちらです


ジョージア・ガイドストーンの謎①「10のガイドライン」
免疫力激落ちですからね。オリンピックから日本では5Gがスタートします。人類への最終兵器です。
ジョージア・ガイドストーン
「人類は5億人以下を維持する」始めは核戦争かと思いましたが、どうも違うようですね。ここでも両建て。 pic.twitter.com/Fl2OcaEIqd
— 🇯🇵西宮ミノル@Kindle作家🇸🇾🇷🇺🇬🇪🇲🇾🇵🇭🇮🇩 (@inori_minoru) March 6, 2020
日本語訳(英語・中国語によるガイドラインより翻訳)
- 大自然と永遠に共存し、人類は5億人以下を維持する
- 健康性と多様性の向上で、再産を知性のうちに導く
- 新しい生きた言葉で人類を団結させる
- 熱情・信仰・伝統・そして万物を、沈着なる理性で統制する
- 公正な法律と正義の法廷で、人々と国家を保護する
- 外部との紛争は世界法廷が解決するよう、総ての国家を内部から規定する
- 狭量な法律や無駄な役人を廃す
- 社会的義務で個人的権利の平衡をとる
- 無限の調和を求める真・美・愛を賛える
- 地球の癌にならない – 自然の為の余地を残すこと – 自然の為の余地を残すこと
(英語版)
- Maintain humanity under 500,000,000 in perpetual balance with nature.
- Guide reproduction wisely — improving fitness and diversity.
- Unite humanity with a living new language.
- Rule passion — faith — tradition — and all things with tempered reason.
- Protect people and nations with fair laws and just courts.
- Let all nations rule internally resolving external disputes in a world court.
- Avoid petty laws and useless officials.
- Balance personal rights with social duties.
- Prize truth — beauty — love — seeking harmony with the infinite.
- Be not a cancer on the earth — Leave room for nature — Leave room for nature.
(中国語版)
- 保持人類五億以下與大自然永恆共存
- 明智地引導生育增進健康與變化
- 以一種活的新語言來團結人類
- 用沉著的理性來控制熱情‐信仰‐傳統‐及萬物
- 用公正的法律及法庭來保障人民與國家
- 讓所有的國家自治在世界法庭中解决外界的糾紛
- 廢止瑣屑的法律及無用的官員
- 讓私人的權力與對社會的義務保持平衡
- 珍視真‐美‐愛 尋求與宇宙和諧
- 不要做地球上的毒瘤 給大自然留點餘地 給大自然留點餘地
(出典:ウィキペディア)
上記がジョージア・ガイドストーンに刻まれている「10のガイドライン」で、英語と中国語で刻まれているものとその日本語訳の抜粋です。
この「10のガイドライン」を1つ1つ見てみると中には「地球の癌にならない – 自然の為の余地を残すこと – 自然の為の余地を残すこと」など自然や環境保護に関する良い事を言ってるものもあったりして、陰謀論や世間で言われているほど怖くないかもと思われます。
ですが、その中に紛れて混んでいる気になるメッセージがいくつかあるのは見逃せません。
書かれているメッセージの中で特に気になるのは下記の2つです。
①「大自然と永遠に共存し、人類は5億人以下を維持する」は人口削減計画?
「大自然と永遠に共存し、人類は5億人以下を維持する」
これは、各所で都市伝説や陰謀論のネタにもなっている「10のガイドライン」の一番目に書かれているメッセージです。
この言葉だけを見ていると確かに、ゾッとする感じがしますね。
世界を支配しているエリート達が上から目線で大っぴらに人口を削減することを意思表明しているともとれます。
ビルゲイツのワクチン陰謀論についてはこちらの記事で。
【ビル・ゲイツとワクチン陰謀論】絡んだ糸は無理に解こうとしても解けない
国連の発表では現在の世界人口は77億人
2019年に国連が発表した現在の世界の人口は77億人で2050年までには100億人に達すると予想されています。
77億人から5億人まで人口を減らすとなると、16人に1人しか生き残れない計算になります。
超サバイバルでサバイバーってロッキー4か。
いや~恐ろしや、人口削減計画。

③新しい生きた言葉で人類を団結させる
ガイドストーンの上から3つ目には「新しい生きた言葉で人類を団結させる」というメッセージもあります。
これを文字どおり受け取ると、将来的には「この世界で使われる言語は1つだけになる」という意味にもとれます。
- 現在使われている言語以外に新しい世界の共通言語が生まれる
- 既存の言語の中から1つの言語を選びその言語だけを使用する
上記の可能性が考えられます。
もし新しい言語が生まれたら、世界中の人がまた1から「○○語」の勉強をしなければならないので、これから新しい言語が生まれるというのも現実離れしていますよね。
既存の言語から1つを選ぶにしても、何語が良いのか?
また、国同士でどっちの言語が上だのとマウントの取り合いも予想できるので人類を団結させるどころか、より遠ざかりそうですね。
ニュー・ワールド・オーダー(新世界秩序)
このジョージア・ガイドストーンに並んでいるメッセージからは、エリートによる人民の管理や統制といったニュアンスがにじみ出ています。
陰謀論者と都市伝説マニアにお馴染みの「ニュー・ワールド・オーダー」ってやつですね。
これは、世界統一政府を作って世界を1つにまとめようというイルミナティ用語です。(笑)
日本語に訳すと「新世界秩序」。
世界統一政府というからには、やはり世界の言語も統一するんでしょうか?
そして、「統一政府」や「統一言語」という言葉を聞くと、どうしても旧約聖書の中で語られる「バベルの塔」が頭をよぎります。
イルミナティはホログラムを使って人類を洗脳し奴隷化する「ブルビーム計画」を進めているようです。

バベルの塔とは
「バベルの塔」とは、旧約聖書の創世記に出てくる物語で、人類が天にも届くような塔を作って神様に挑戦しようとしたので、怒った神様は人類の話す言葉を「ごちゃまぜ」にして塔の建設を断念させたという話です。
この時、全人類が話していた言語は1種類で、言語が1つだけしか無いからこんな愚かな真似をすると神様は考えたのでしょう。
言語を乱された人類は、お互いの言葉が通じず、コミュニケーションが取れなくなったため世界各地に散っていったと言われます。
ちなみに、バベルの塔の「バベル」という言葉は聖書によるとヘブライ語のbalalで「ごちゃまぜ」という意味だそうです。
ニュー・ワールド・オーダーやジョージア・ガイドストーンに書かれている通り、再び人類と言葉を1つに統一。
その後、バベルの塔でも作って神様に喧嘩を売る気なのでしょうか?
悪魔崇拝者の考えることは理解に苦しみますが、気になりますね。
ジョージア・ガイドストーンの謎②8つの言語で書かれているが日本語は無い
- 英語(イギリス・アメリカなど英語圏の国で使われる)
- スペイン語(スペイン・アメリカ・メキシコ・南米など)
- スワヒリ語(タンザニア・ケニア・ウガンダなどの東アフリカ)
- ヒンディー語(インド・南アジア)
- ヘブライ語(イスラエルとユダヤ人・サマリヤ人)
- 中国語(中国・シンガポール・マレーシア・東アジア・東南アジア)
- ロシア語(ロシア・東ヨーロッパ・北アジア・中央アジア)
※カッコ内は言語が使われている国
ジョージア・ガイドストーンの「10のメッセージ」は上記の8つの言語で書かれています。
また、ショッキングなことにこの8つの言語の中に日本語はありません。
なぜだ、中国語はあるのに。
ただ、はっきりと分かるのは他の言語は1つ以上の国で使われています。
ですが、日本語は特殊な言語らしく、日本以外の国で話されていません。
言語視点で考えてみると同じく都市伝説などで語られる「日ユ同祖論」が頭をかすめます。
日本語はヘブライ語に含まれるのか?
この日ユ同祖論は、日本人の祖先がイスラエルの失われた十支族の1つであるという説で、「日本とユダヤの祖先は同じなのでは?」という都市伝説っぽい不思議な話です。
特に日本語と古代イスラエル人やユダヤ人の言葉であるヘブライ語には、発音や意味がとても良く似ている言葉があると言われています。
ジョージア・ガイドストーンにある8つの言語の中には日本語が含まれていません。
しかし、ひょっとしたら日本語はヘブライ語と同じものとして認識されているのかもしれません。
ジョージア・ガイドストーンの8つの言語の中に日本語が無くて焦っている人も一安心。
人間選別、人口削減、日本は大丈夫、きっと助かる。
と思いたい。
世界を裏から支配している「13の一族」と「12の貴族」についての記事はこちらです

ジョージア・ガイドストーンの謎③作者も目的も未だに不明
この会社がジョージア・ガイドストーンを造ったのです。(ジョージア・ガイドストーンを造ったグラニト社) pic.twitter.com/0kjv96r6Kh
— たんぽぽ (@haexdaba) December 1, 2019
ジョージア・ガイドストーンの作者はいまだに不明なままです。
一説によると、1979年6月にR.C.クリスチャンという人物が、エルバート郡の建築業者にこの石碑の建造を依頼しました。
しかし、このR.C.クリスチャンという名前は偽名だったそうで、今となってはどこの誰だかわからないのだとか・・・。
R.C.クリスチャンの正体は不明だが
ジョージア・ガイドストーンの作者であるR.C.クリスチャンについての正体は不明です。
しかし、石碑の建設に関わった人たちのR.C.クリスチャンの人となりに関する証言やエピソードが残されています。
関係者の証言に関する記事はこちらです

ジョージア・ガイドストーンの謎④天文学的な機能を持つ
R.C.クリスチャンはジョージアガイドストーンの建設プランを提示した際、この石碑が天文学的な要素を持ったものにしたいと望みました。
具体的には、時計やカレンダー、コンパスとしても機能するようにとのことです。
- 日時計
- 日付
- 北極星の方向
- 冬至、夏至、春分、秋分の時期
①日時計
日時計に関しては、特に説明もないことから特殊なつくりではないと思われます。
②日付の確認
上部に設置されているキャップストーンと呼ばれる石板には、8分の7インチの穴があいていて毎日正午になると太陽光線を通し、中央の石を照らすことで日付を示します。
③北極星の位置
中央の支柱石に目の高さであけられている穴を利用すれば、北極星の位置が確認できます。
④冬至・夏至・秋分・秋分の時期
中央の支柱石の郵便受けにあるような細い横長の穴を利用すると太陽の位置から冬至、夏至、春分、秋分の時期を確認できます。
ジョージア・ガイドストーンが建てられた目的は?
最近、しきりに、米国南部に1980年、建てられた、あの「ジョージア・ガイドストーン」のことを思い出します。全地球の人口を「5億人」に抑える。ということは人口を人為的に削減するということです。80年代といえば、「世界新秩序」が叫ばれ出した頃ですね。https://t.co/OXCVoA3gTJ pic.twitter.com/1M9H2hjOQW
— 大沼安史 (@BOOgandhi) April 4, 2019
誰が何のために建てたのか、さっぱりわからんこの不思議な謎の石板ジョージア・ガイドストーンですが、建てられた目的にはいろんな見方があるようです。
ジョージア・ガイドストーンは反キリスト教の十戒
アメリカのメディアサイトWired.com(ワイヤード)は、ジョージア・ガイドストーンを目の敵にしている人たちはこの10のガイドラインを反キリスト教(悪魔崇拝者たち)の十戒だと決めつけていると主張しました。
また、オノ・ヨーコ氏はジョージア・ガイドストーンについて「合理的思考への感動的な用命」である、つまりイイ事言ってるねと賞賛していますが、合理的で感動的の意味がイマイチわかりません。
ジョージア・ガイドストーンは悪魔崇拝者が建てたもの
著名な陰謀論者で活動家のマーク・ダイスによると、謎の人物R.C.クリスチャンはニュー・ワールド・オーダー(新世界秩序)を推進する「ルシファー信仰(悪魔崇拝)の秘密結社」に属しておりジョージア・ガイドストーンは「悪魔崇拝に起源がある」と主張しています。
また、「ガイドストーンは粉々に打ち砕いて別の建造物に使われるべき」と過激な発言もしています。
世界を牛耳るエリートたちは不老不死の技術を開発している
さらに、世界を支配しているエリートたちは今後数十年で人間の老化プロセスを止め、寿命を延ばす技術の開発を計画しているとも言っています。
そして、ジョージア・ガイドストーンとは知識・権力・経済力の無い一般大衆を犠牲にして一部のエリートたちが笑うための新世界秩序の十戒なのだと。
ガイドストーンの作者は薔薇十字団のメンバー説
映画監督であり作家、神秘学者でもあるジェイ・ウェイドナーは、ジョージア・ガイドストーンの作者のR.C.クリスチャンは薔薇十字団のメンバーなのではと主張しています。
薔薇十字団とは中世後期のドイツに起源を持つ神秘主義者の秘密結社でフリーメイソンとも関りがあると言われています。
またの名を「ローゼンクロイツァー」とも呼ばれています。
薔薇十字団の創始者はクリスチャンローゼンクロイツ
薔薇十字団の始祖クリスチャン・ローゼンクロイツの肖像はいろいろありますが、英国薔薇十字協会が採用していたのはこれ。1907年に同会に寄贈されたもので、複写して蔵書票を作ったり、額に入れて飾ったりされました。 pic.twitter.com/lUf7DlJyOt
— 西洋魔術博物館 (@MuseeMagica) June 19, 2015
なんと、この薔薇十字団という組織の創設者とされる人物が「R.C」や「C.R.C」、「クリスチャン・ローゼンクロイツ」と呼ばれる人物なのです。
このクリスチャン・ローゼンクロイツが生きたのは、西暦1378年~1484年までとされていますから、不老不死でもない限りもうこの世にはいないでしょう。
このR.C.クリスチャンと名乗る謎の人物は、薔薇十字団の創始者クリスチャン・ローゼンクロイツに敬意を表すため、この名を名乗ったのではないかと言われています。
また、薔薇十字団の組織そのものが、ジョージア・ガイドストーンの建設を依頼したのではとも言われています。
ガイドストーンのメッセージと薔薇十字団の教義には共通点が
ジョージア・ガイドストーンに刻まれるメッセージと薔薇十字団の教義には共通点があると言います。
理性を強調し、自然との調和のとれた関係を重んじる薔薇十字団の教えは、まさにジョージア・ガイドストーンの10のガイドラインそのものだと。
第三次世界大戦の生存者に向けたメッセージ
ジョージア・ガイドストーンは、世界戦争後の荒廃した文明を再構築するための概念について説明したものという説があります。
アメリカの小説家ブラッド・メルツァーは、ガイドストーンがアメリカと旧ソ連の冷戦真っ只中である1979年に建設されたことから、その目的は第三次世界大戦の生存者に向けたメッセージである可能性を指摘しています。
戦争後の人口が5億人以下という前提で作られた可能性
また、ジョージア・ガイドストーンに書かれている「人口を5億人以下に維持する」というメッセージに関して、メルツァーは戦争終結後の世界人口が5億人以下になっていることを前提に建てられたものかも知れないと推察しています。
このように、ガイドストーンが人類滅亡後の世界で生き延びた少数の人類に向けての文明再建のレシピだと主張している人達も多くいるようです。
支配者層との親交もあった
ブラッド・メルツァーの人口削減を否定する説も可能性としては考えられるのですが、彼については1つ気になる事があります。
というのも、メルツァーは陰謀論によく登場する元アメリカ大統領のパパブッシュとビル・クリントンと親交があったようです。
ブッシュやクリントンは支配者層側の人間とも言われているので、うがった見方をすれば、その繋がりからこの陰謀論の火消しに動いていた可能性も考えられます。
ジョージア・ガイドストーンは人口削減計画を記したものではない
疑問に思うのは、人口削減といった悪魔的な事をたくらんでいる連中が、こんなに目立つような場所に巨大な記念碑を建ててまで上から目線のアピールを大っぴらにするものだろうかということです。
僕が支配者層の人間なら情報を漏らすような事はせず、やはり隠密行動に徹すると思います。
また、この石碑に時計やコンパスなどの日時や方角を知るための機能が付いている事を考えると「支配者層が人口削減計画を記したもの」という結論に疑問が浮かびます。
人口削減を記したものなら、なぜ天文学的な機能を付ける必要があったのか?
- 悪魔的な計画をわざわざ民衆にアピールする必要はない
- 石碑は天文学的な機能を持っている
ここからは僕の勝手な想像ですが、世界を支配している支配者層のグループもどうやら1枚岩ではないのかも知れません。
人口削減を実行しようとしているグループとそれに否定的なグループの2派に別れている。
ジョージア・ガイドストーンを作ったのは、同じ支配者層の中でも人口削減計画に反対しているグループ、もしくは支配者層の人間と近しい存在でそのような情報を知ることのできた人たちなのではないかと思いました。
なので客観的に見てみると、やはり生き残った人たちのために建てたという説の方がしっくりきます。
ビルダーバーグ会議についての記事はこちら

支配者層が集う「ビルダーバーグ会議」では、9.11アメリカ同時多発テロ以降、意見の対立が見られるという。
支配者層も一枚岩ではないのだ。
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