日常の話題

【天気と投票率】衆・参議員選挙の投票日は天気が良いのか悪いのか?

今年2022年の6月から7月にかけて、第26回「参議院選挙」がおこなわれる。

この選挙が何事もなく終われば、与党にとっては「黄金の3年間」が始まるといわれている。

ところで、これまでの衆議院、参議院選挙の投票日の天気がどうだったのか気になった。天気が悪いと、何となく外に出ていくのが億劫になるのが人情というものである。

なので天気や季節、曜日などが投票行動に影響を与えるのかどうか勝手に検討してみた。

この記事で取り上げること
  • 天気・季節・曜日などが投票行動に与える影響

参議院選挙の投票率と天気

参議院選挙 実施内閣 投票日 曜日 投票率 天気(東京)
第1回 吉田茂(日本自由党) 1947年4月20日 日曜日 61.12%
第2回 吉田茂(民主自由党) 1950年6月4日 日曜日 72.19%
第3回 吉田茂(自由党) 1953年4月24日 金曜日 63.18%
第4回 鳩山一郎(自民党) 1956年7月8日 日曜日 62.11%
第5回 岸信介(自民党) 1959年6月2日 火曜日 58.75%
第6回 池田勇人(自民党) 1962年7月1日 日曜日 68.22% 雨/曇り
第7回 佐藤栄作(自民党) 1965年7月4日 日曜日 67.02% 曇り
第8回 佐藤栄作(自民党) 1968年7月7日 日曜日 68.94% 晴れ/曇り
第9回 佐藤栄作(自民党) 1971年6月27日 日曜日 59.24% 曇り
第10回 田中角栄(自民党) 1974年7月7日 日曜日 73.20% 曇り
第11回 福田赳夫(自民党) 1977年7月10日 日曜日 68.49% 曇り
第12回 大平正芳(自民党) 1980年6月22日 日曜日 75.54%(最高投票率) 曇り/晴れ
第13回 中曾根康弘(自民党) 1983年6月26日 日曜日 58.00% 曇り
第14回 中曾根康弘(自民党) 1986年7月6日 日曜日 71.36% 曇り
第15回 宇野宗佑(自民党) 1989年7月23日 日曜日 65.02% 晴れ
第16回 宮澤喜一(自民党) 1992年7月26日 日曜日 50.72% 曇り
第17回 村山富市(日本社会党) 1995年7月23日 日曜日 44.52%(最低投票率) 曇り
第18回 橋本龍太郎(自民党) 1998年7月12日 日曜日 58.84% 曇り
第19回 小泉純一郎(自民党) 2001年7月29日 日曜日 56.44% 曇り/晴れ
第20回 小泉純一郎(自民党) 2004年7月11日 日曜日 56.57% 晴れ/曇り
第21回 安倍晋三(自民党) 2007年7月29日 日曜日 58.64% 曇り/雷
第22回 菅直人(民主党) 2010年7月11日 日曜日 57.92% 曇り/雨
第23回 安倍晋三(自民党) 2013年7月21日 日曜日 52.61% 曇り
第24回 安倍晋三(自民党) 2016年7月10日 日曜日 54.70% 曇り
第25回 安倍晋三(自民党) 2019年7月21日 日曜日 48.80% 雨/曇り
第26回 岸田文雄(自民党) 2022年7月10日予定 日曜日

戦後の1947年におこなわれた第1回から数えて今回で26回目の参議院選挙をむかえる。

参考:過去の天気-goo天気ウィキペディア

参院選の天気

天気(東京) 日数
曇り 11
晴れ/曇り 2
曇り/晴れ 2
雨/曇り 2
曇り/雨 1
曇り/雷 1
晴れ 1

天気は「東京」を基準とし、「第1回~第5回」までの1960年より以前のお天気データは無かったので、それ以降の「第6回~25回」までのデータを記載している。

「参議院選挙投票日の天気は曇り(くもり)が多い」という結果になった。

投票日20回のうち「晴れの日」は、わずかに「1日」だけだった。

参院選の投票率

1980年におこなわれた第12回参議院選挙では「75.54%」の最高投票率を記録したが、天気は「曇りのち晴れ」だった。

「44.52%」の最低投票率を記録した1995年第17回の投票日は、「曇り」だった。

おなじ「曇り」の日でも投票率が良かったり悪かったするので天気は投票率の良しあしに影響が無いように思える。

参院選の季節

回数
4月 2
6月 5
7月 18

これまで参院選がおこなわれた月は「7月」が一番多く、1986年以降は、ほぼ7月におこなわれている。

寒い時期におこなわれる選挙は有権者の足が遠のくようなイメージがあるが、ほぼ春から夏にかけて実施されてきた参院選にはその影響は見られないようだ。

参院選の曜日

曜日 回数
日曜日 23
火曜日 1
金曜日 1

これまで、参院選がおこなわれた曜日は「日曜」が一番多い。

投票日が火曜と金曜だった日があるが、この日はどちらも祝祭日ではない。

衆議院選挙の投票率と天気

衆議院選挙 実施内閣 投票日 曜日 投票率 天気
第1回-23回 大日本帝国憲法・帝国議会
第1回 山県有朋(藩閥内閣) 1890年7月1日 火曜日 93.91%(最高投票率)
第24回-現在 日本国憲法・国会
第24回 吉田茂(民主自由党) 1949年1月23日 日曜日 74.04%
第25回 吉田茂(自由党) 1952年10月1日 水曜日 76.43%
第26回 吉田茂(自由党) 1953年4月19日 日曜日 74.22%
第27回 鳩山一郎(自民党) 1955年2月27日 日曜日 75.84%
第28回 岸信介(自民党) 1958年5月22日 木曜日 76.99%
第29回 池田勇人(自民党) 1960年11月20日 日曜日 73.51%
第30回 池田勇人(自民党) 1963年11月21日 木曜日 71.14% くもり/はれ
第31回 佐藤栄作(自民党) 1967年1月29日 日曜日 73.99% あめ/くもり
第32回 佐藤栄作(自民党) 1969年12月27日 土曜日 68.51% くもり
第33回 田中角栄(自民党) 1972年12月10日 日曜日 71.76% くもり
第34回 三木武夫(自民党) 1976年12月5日 日曜日 75.45% くもり
第35回 大平正芳(自民党) 1979年10月7日 日曜日 68.01% あめ
第36回 大平正芳 1980年6月22日 日曜日 74.57% くもり/はれ
第37回 中曽根康弘(自民党) 1983年12月18日 日曜日 67.94% はれ
第38回 中曽根康弘(自民党) 1986年7月6日 日曜日 71.40% くもり
第39回 海部俊樹(自民党) 1990年2月18日 日曜日 73.31% はれ
第40回 宮澤喜一(自民党) 1993年7月18日 日曜日 67.26% あめ
第41回 橋本龍太郎(自民党) 1996年10月20日 日曜日 59.65% はれ
第42回 森喜朗(自民党) 2000年6月25日 日曜日 62.49% あめ/くもり
第43回 小泉純一郎(自民党) 2003年11月9日 日曜日 59.86% くもり/あめ
第44回 小泉純一郎(自民党) 2005年9月11日 日曜日 67.51% はれ/くもり
第45回 麻生太郎(自民党) 2009年8月30日 日曜日 69.28% あめ/くもり
第46回 野田佳彦(民主党) 2012年12月16日 日曜日 59.32% はれ
第47回 安倍晋三(自民党) 2014年12月14日 日曜日 52.66%(最低投票率) はれ
第48回 安倍晋三(自民党) 2017年10月22日 日曜日 53.68% あめ
第49回 岸田文雄(自民党) 2021年10月31日 日曜日 55.93% くもり/あめ

第1回から第23回までの衆議院選挙は、大日本帝国憲法と帝国議会のもと開かれていたので端折ることにする。

また、第24回から第29回衆議院選挙、1960年までのお天気データは見つからなかったので、こちらも省略する。

参考:過去の天気-goo天気ウィキペディア

衆院選の天気

天気(東京) 回数
晴れ 5
曇り 4
3
雨/曇り 3
曇り/晴れ 2
曇り/雨 2
晴れ/曇り 1

こちらも「東京」の天気を基準としている。

第30回から直近の第49回までの衆議院選挙では「晴れ」の日が5回と多く、予想を裏切られた感じだ。

怪しげな兵器が使われている可能性も考えたが、どうやら取り越し苦労だったようだ。寝ていようが、目覚めていようが、思い込みとは怖いものだ。

衆院選の投票率

最高投票率は、1890年に日本で初めて衆議院選挙がおこなわれた第1回の「93.91%」である。

最初の選挙なのでみんなの関心の的だったのか、それとも当時は今以上に意識高い系の人々が多かったのだろうか。

一方、最低投票率は、記憶にあたらしい2014年第47回衆院選で「52.66%」だ。90%を超える投票率が、130年かけて半分になっていった。

衆院選の季節

回数
1月 2
2月 2
3月 0
4月 1
5月 1
6月 2
7月 2
8月 1
9月 1
10月 5
11月 3
12月 6

1949年の第24回から現在までで、衆議院選挙のおこなわれた季節をカウントしている。

衆院選は「10月から12月」にかけておこなわれることが多く、年の瀬の12月は最多の「6回」。

過去最低投票率「52.66%」を叩き出したのも12月だ。

衆院選の曜日

曜日 回数
日曜日 22
水曜日 1
木曜日 2
土曜日 1

1949年の第24回から現在までの投票日の曜日をカウントしている。

1970年代に入ってからは、投票は日曜日におこなわれており、投票日を平日にして投票率を下げるといった工作はおこなわれていない。

それまでは水曜、木曜日、土曜日におこなわれることもあったが、68%~76%台の投票率だった。

あとがき

今度の選挙は、この支配から卒業するための国ガチャであり、軌道修正するラストチャンスである。

ここを逃せば売国奴たちに日本を好き勝手にできる「黄金の3年間」をプレゼントすることになる。

要注意の売国棄民政策
  • 増税
  • 民営化
  • 憲法改悪
  • 緊急事態条項

彼らにとって選挙のない3年間はまさに「ゴールドラッシュ」であり、国民にとっては「悪夢の3年間」になってしまうかもしれない。

2013年9月にはニューヨークのウォール街で「ケチって火炎瓶」が、そして2022年5月には英国ロンドンシティの金融街で「味の無いパスタ」『日本は買いだ』と叫んでいる。

ぜひ、日本市場を売らない方向で検討してほしいものだ。さあ、日本の眠れる獅子たちよ、そろそろ選挙の時間だ。

関連記事

https//kovlog.net/about-frb/

水道民営化と再公営化の事例命のインフラ「水道」は巨大な金脈である。「水ビジネスは儲かる」という。 そんな国民にとって何にも代えがたい命のインフラがただの「金...
【ケムトレイル陰謀論のすゝめ】それは仕込み時間の長い国盗り物語それが真実かどうかは置いておくとして、ケムトレイルという言葉を聞いて思い浮かぶのは、 なかなか消えない飛行機雲のような不思...

関連商品


error: Content is protected !!