真冬の朝は車のフロントガラスが凍り、すぐに出発できずに困ってしまう。
とくに車で通勤している方は、凍ったフロントガラスに氷解スプレーや水をかけたりと、朝の忙しい時間に大変である。
そんなフロントガラスの凍結だが、「プチプチで防止できる!」とSNSで話題になっている。
「プチプチ」とは、誰もが知っているあのプチプチで、正式名称はエアーパッキンやエアーキャップと呼ばれる梱包用の気泡緩衝材(きほうかんしょうざい)のことだ。
この記事では、「プチプチ」を使った画期的なフロントガラスの凍結防止対策とプチプチと呼ばれる「気泡緩衝材」について取り上げてみる。
プチプチを使ったフロントガラスの凍結防止対策がツイッターで話題に
今朝の車、がっちガチになってました、が!
昨夜のうちに、ぷちぷちでフロントガラスをガードしたおかげで霜取り作業レスでした。#空ネット#ぷちぷち活用法 pic.twitter.com/SyXmGdOuB8— 天手力男 (@JkKu17) November 28, 2019
2019年11月29日にツイッターに投稿されたこの投稿が話題になった。
投稿者は、天手力男(@jkku17)さんで「プチプチ」で車のフロントガラスを覆ったところ、翌日の朝は霜取り作業が不要だったそうだ。
氷解スプレーだけでなく、凍結防止の商品でフロントガラスを覆う物は出回っているが、「プチプチ」でイケるとは盲点である。
プチプチの固定方法
プチプチの固定方法は、投稿にもあるように、突起の面をフロントガラス側にして2本のワイパーと運転席、助手席のドアの4点どめで挟むだけ。
これで、飛んでいくのを防止できる。
プチプチが断熱シートの効果を果たす
僕らが「つぶして」遊ぶプチプチの突起部分には空気が入っているため、断熱シートの役割を果たしたと思われる。断熱材は熱を伝えにくくするために空気が含まれているからだ。
プチプチと呼ばれる気泡緩衝材は偶然の産物
そもそもプチプチと呼ばれる気泡緩衝材(きほうかんしょうざい)は、作ろうとして出来た製品ではなかった。
アメリカのエアプロダクツ社の2人の技術者が偶然に発明してしまったものなのだ。
もともとは、紙とビニールを使って清掃しやすい壁紙を作ろうとしていたのだが、その製造過程において誤って気泡ができてしまったことが原因で、この「プチプチ」は生まれた。
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プチプチの構造とは
プチプチは、2枚のポリエチレンシートを貼り合わせて作る。
片方のシートの突起の中には空気を閉じ込めてあり、その空気圧が衝撃をやわらげる役割をしている。
通常は、突起部分を商品に当てて梱包するが、プチプチの製造メーカーによるとどらら側でも梱包は可能ということだ。
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プチプチは製造しているメーカーによって商標はさまざま
- エアーキャップ
- プチプチ
- エアピロン
- ミナパック
- エアパッキン
- エアクッション
- キャプロン
- エアーパック
上記のように「プチプチ」は、製造しているメーカーによって呼び方(登録商標)はさまざま。
空気ありきの製品だけあって、名前にはエア(空気)が使われていることが多い。
8月8日はプチプチの日
みんなにおなじみの「プチプチ」という登録商標をもっているのは、川上産業株式会社という企業で毎年8月8日を「プチプチの日」と定めている。
プチプチの突起を2つ合わせた状態が数字の「8」に似ていることや、突起部分を潰す時の音が「パチパチ」や「88」に聞こえるため、8と8の語呂合わせになってなっている。
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プチプチでフロントガラスの凍結防止対策を!
プチプチを使えば簡単にフロントガラスの凍結防止対策ができる。プチプチには断熱効果が期待できる空気が多く含まれているからだ。
どのご家庭でも探せば使っていないプチプチの1つや2つ見つかりそうなので、明日からでも簡単に車のフロントガラスの凍結防止対策に踏み切ることができるだろう。
自宅に使っていないプチプチが余っている方は、ゴミとして捨ててしまう前にフロントガラスを覆ってみても良いかも。
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