ロバート・マローン博士は、ファイザー社などが製造する新型コロナウイルスのワクチンに使用されている「mRNAワクチン」の生みの親である。
そのコロナワクチンの権威とも言える人物がワクチン接種に対して警鐘を鳴らしている。
今回は、mRNAワクチンの生みの親「ロバート・マローン博士」の主張について見ていこう。
ロバート・マローン博士の主張
マローン博士は、コロナワクチン接種について以下のように主張している。
- 子供たちにコロナワクチンを接種するのは危険
- 政府はワクチン接種のリスクについてしっかりと説明していない
- 実験中のワクチンを打つかどうかは自分の意志で決める権利があるはず
- リスクを理解していても、リスクを正確に評価できるデータにアクセス出来ないことが問題である
- 二十歳前後の若年層にはコロナワクチン接種による利益がリスクを上回ることはないだろう
- 米国でワクチン緊急使用許可の年齢が16歳以上から12歳以上に引き下げられたのは、ファウチがそうするように言ったからだ
ロバート・マローン博士とは
ロバート・マローン博士(Robert Malone)のプロフィールは、公式サイトに記載されている。
- ソーク研究所に在籍していた
- 1988~1989年、DNAワクチン、mRNAワクチンを発明
- 遺伝子送達やワクチン分野で多くの特許を持つ
- 専門:ワクチン、遺伝子治療、生物防御、免疫学
- 出身校:ノースウェスタン大学、ハーバード大学、カリフォルニア大学
マローン博士は、コロナワクチンの基礎となる、「mRNA技術」の開発に貢献した人物であり、地球上でもっともこのテーマを語るのに適している人物だと言えよう。
マローン博士はメディア出演し「mRNAワクチン」の危険性を訴える
- 2021年6月10日:ポッドキャスト番組「DarkHorse」に出演
- 2021年6月14日:ウィキペディアからマローン博士の名前が消える
- 2021年6月23日:FOXニュースの報道番組に出演
- 2021年7月:ビジネス交流型SNS「LinkedIn」のアカウントが一時停止されるも復活
マローン博士は、いくつかのメディアに出演し「mRNAワクチン」の危険性を訴えていた。
マローン博士の出演したポッドキャスト動画はYouTubeから削除
博士がゲスト出演したポッドキャスト番組「DarkHorse」の動画は、YouTubeに削除された。
これは、コロナワクチンに関して誤解を招く情報が含まれているからだという。
博士は番組内で何ヶ月も前にFDA(米食品医薬品局)に対し「コロナワクチンに使われているスパイクたんばく質には健康リスクがある」という主旨の文書を送ったが、スパイクタンパクのリスクを示す十分な証拠にはならないとして、取り合ってもらえなかったと語っている。
ウィキペディアからもマローン博士の記載が消えた
2021年6月14日、ウィキペディアの「RNAワクチン」の記事中にあったマローン博士に関する記載が削除された。
そこには、これまでの科学的成果と貢献について書かれていたが、翌15日には博士の名前は削除され、mRNAワクチンの発見は他の研究者たちの業績として書き換えられていた。
LinkedInのアカウントが一時停止された
ビジネス系SNSのLinkedIn(リンクトイン)は、マローン博士のアカウントを停止した。
これは、「子どもたちにコロナワクチンを接種するのは危険」と警鐘を鳴らす博士の主張を「誤った情報」と判断したためだ。
その5日後、アカウントは復活したが、このSNSは科学的な議論の場としてふさわしくないとして、2度と使うことはないだろうと博士は語った。
あとがき
アメリカの主流メディアや学術界はマローン博士の信用を失墜させようとする動きがあるという。
最近では、反ワクチンやコロナワクチンの危険性を訴える医学界の権威が少しずつ増えてきているようだが、例外なく「トンデモ論者」としてのレッテル貼りがされるようだ。
これまでに築いてきたキャリアや信用を失墜させるがごとき言論弾圧が、声を上げることの足かせになっているのかも知れない。
参考:
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