日本を財政破綻させる方法を3つのシナリオから考えてみる

日常の話題
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少なくともネット上では白熱していたと見られる「東京都知事選2020」も終わり、小池都知事の再選が決まった。

今回の都知事選はこれまでの中でも最多の22人の立候補があり、ネット上では大変盛り上がったのではないだろうか?

筆者は都民ではなく九州の住民なのですが、今回の都知事選は目が離せなかった。

中でも、台風の目になったのは「れいわ新選組」の山本太郎氏。

公約の目玉は、「都債15兆円」を発行して都民の生活を救うというもので、いわゆる「緊縮vs反緊縮」の戦いでもあったからだ。

それとともに、以下のようなキーワードも飛び交うようになった。

  • 通貨発行権
  • 財源
  • 国債
  • 都債

そもそも日本という国は「通貨発行権」があり、政府がその気になれば、国債を発行し休業補償を含めさまさまな補償で生活困窮者を救うことができる。

東京都の都債発行に関して議論がされる中、引き合いに出されていたこの「通貨発行権」の話題だった。

今回は、通貨発行権を持っている日本をどうやったら財政破綻させることができるのかを中野剛志さんの著書「目からウロコ奇跡の経済教室~基礎知識編」からレクチャーしていただきながらご紹介したいと思う。

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日本を財政破綻させる方法

 

  • 財務省の長年に渡る洗脳が効いているせいなのか
  • 時代遅れの経済学をお経のように唱え続けている御用学者のせいなのか
  • はたまた池上彰が民放のテレビでウソを垂れ流しているせいなのか

未だに「日本の財政は危機的状況だ」という社会通念が広く定着していて、財政破綻論から抜け出せない人々もいるのではないだろうか。

だから、今さら「日本は財政危機の状況にはない」と言われても納得できないだろう。

そこで、理解を深めるため、あえてどうすれば日本の財政を破綻させることが出来るのかというシミュレーションをしてみよう。

財政破綻とは

 

その前に、まず「財政破綻」とはどんな状態のことなのだろうか。

一般に言われている「財政破綻」とは、以下の3つのうちのいずれかを指している。

  1. 政府が債務不履行に陥ること
  2. ハイパーインフレになること
  3. 金利が急騰すること

①日本政府が債務不履行に陥るシナリオ

 

日本政府の発行する国債は、すべて円建てであり、政府は円の通貨発行権を持っているので円建ての政府債務を普通に返済できてしまう。

これでは、財政破綻は起きようがない。

そこで、日本政府は意図的に財政破綻を起こすために、必要もないのに外貨建ての国債を発行することにする。

さらに、日本は変動為替相場制を採用しているが、例えば「1ドル=150円」に固定というふうに固定為替相場制に変更する。

その上で経営収支が大幅な赤字になるまで、財政支出を拡大し続ける。

ここまでやると、日本政府はやがて外貨が不足して外貨建て国債の返済が履行できなくなって、めでたく財政破綻する。

財政破綻の3ステップ

日本を財政破綻させるには以下の3ステップをただちに実行すること。

  1. 外貨建ての国債を発行
  2. 固定為替相場制にする
  3. 経営収支が赤字になるまで財政支出する

財政破綻したければギリシャを手本にすればいい

つまり、国債が自国通貨建てではなく、ユーロ建てで、経営収支赤字で債務危機におちいったギリシャを手本にすれば見事に財政破綻できるということだ。

自国通貨建て国債で財政破綻(債務不履行)する方法

例外として、自国通貨建て国債を財政破綻(債務不履行)させる方法が1つだけ存在する。

それは、日本政府が強固な政治的意思(意図的に)をもって、国債の返済を拒否するという方法です。

つまり、日本政府が「絶対に財政破綻するぞ!」という頑固一徹、星一徹な決意をすれば財政破綻をすることは可能であり、破綻するもしないも「日本政府のやる気次第」なのです。

②ハイパーインフレになるシナリオ

 

ハイパーインフレを起こすにも国家の鉄のような意志が必要だ。

まず、無税国家にして国民から税金をしぼり取ることをやめる。

そして、財政支出を拡大し続ければ、ハイパーインフレが起きるだろう。

ハイパーインフレを意図的に起こす2ステップ

日本でハイパーインフレを起こすには次の2ステップを実行しよう。

  • 無税国家にする
  • 財政支出を拡大し続ける

戦争・内戦・革命により供給力を破壊しハイパーインフレを起こす

  • 第一次世界大戦後のドイツ
  • ムガベ政権下のジンバブエ

上記の2国のように戦争・内戦・革命を起こすことにより自国の供給力を徹底的に破壊するという方法もある。

極端な供給力不足になって、ハイパーインフレを起こすことができるだろう。

自然災害を利用してハイパーインフレを起こす

戦争や革命以外では不謹慎ではあるが、自然災害を利用するという手もある。

地震や台風などの大規模な自然災害が頻発し、その被害により供給力が破壊されても、それを放置するという方法である。

自然災害大国である日本なら、そういう事態が起こる可能性もゼロではないのだ。

ハイパーインフレを達成するためのワンポイントアドバイス

日銀は何があっても、テコでも決して金利を上げてはならない。

うっかり金利を上げてしまえば、たちどころによりハイパーインフレが終息してしまうからである。

③金利が急騰するシナリオ

 

デフレにもかかわらず、日本国債の金利を急騰させるには、「日本は、もうすく財政破綻するぞ!」というフェイクニュースを毎日のように流しづづけて、それを市場に信じさせる必要がある。

  • 政治家
  • 財務官僚
  • 御用学者
  • 経済アナリスト
  • マスコミ

上記の方々が「日本の財政は危機的状況にある」と煽る必要がある。

格付け会社も日本国債の格付けを低くしているが、それでも長期金利は世界最低水準のままだ。

なので、とてつもなく強力な財政危機キャンペーンを展開する必要があるのだ。

いっそのこと、日本政府が「財政破綻宣言」をした方が手っ取り早いかもしれない。

そして、国債に対する信認が失われパニックを起こせれば金利が高騰するだろう。

そうなった場合にも、日本銀行は固い決意をもって国債を購入してはならない。

むしろ、日銀も保有する国債を売りに出して金利の高騰に一役買うという手もあるのだ。

中野剛志著「奇跡の経済教室~基礎知識編」

 

今回、財政破綻を起こす方法について参考にさせていただいた本は、中野剛志さんの著書「目からウロコが落ちる奇跡の経済教室~基礎知識編」でした。

中野さんいわく、

本書は、経済学者や官僚でも知らないような高度な内容を、経済学を専門としないサラリーマンや学生の方でもすらすらと理解できるようにポイントを絞り、「これ以上は無理!」というくらいに分かりやすく説明してしまいました。

本書を読み終わった方は、日本の政治家、官僚、経済界のトップ、経済学の大学教授、経済アナリストといったエリートや専門家のほとんどが、実は経済の基本も分かっていない単なる素人だったことを知って、愕然とするでしょう。

出典:中野剛志著「奇跡の経済教室」のまえがきより

という、極限的にやさしく書かれていることもあり、経済学の本に触れるのが初めてだった経済オンチの僕でも楽しく読めた。

そして、少し知恵がついたら猿から人間に進化したいと考えている。

中野先生、ありがとうございました。

中野剛志著「目からウロコが落ちる奇跡の経済教室~基礎知識編」の見出しのタイトル

第1章 日本経済が成長しなくなった単純な理由

第2章 デフレの中心で、インフレ対策を叫ぶ

第3章 経済政策をビジネス・センスで語るな

第4章 仮想通貨とは、何なのか

第5章 お金について正しく理解する

第6章 金融と財政をめぐる勘違い

第7章 税金は、何のためにある?

第8章 日本の財政破綻シナリオ

第9章 日本の財政再建シナリオ

本書は2部構成の332ページ。

上記は第1部の見出しを抜粋している。

財政破綻だけでなく、「お金の基本的なしくみ」についてや「デフレ」、「インフレ」ついても初心者にも分かりやすく端的に説明されていて途中でギブアップすることは無いだろう。

日本の財政破綻を予想する議論はバカげている

 

沈みかかっている日本を救うため、ぜひとも皆さまに緊縮脳をぶっこわし、反緊縮の考え方を知っていただきたく思い筆をとった所存である。

  • 債務不履行のシナリオ
  • ハイパーインフレのシナリオ
  • 金利急騰のシナリオ

いずれのシナリオも日本政府がとち狂って逆バリ全開で「財政破綻したい」という政治的な意思がなければ実現不可能であると中野剛志氏も語っている。

つまり、財政破綻を予想する議論は馬鹿げているということだ。

デフレ脱却と経済の個人的メモ

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コウ

どうも、コウです。
すこぶる天然な妻と二人で暮らしております。
もともと、パソコン修理のカスタマーエンジニアをしていました。
機械いじりやネット関係、謎が謎を呼ぶ不思議な事や妄想する事が好きなので、そのジャンルの情報発信と日常の中で埋没しがちな素朴な疑問を拾い上げ考察します。
えるたそ~と同じで「私、気になります病」を発症しています。
最近、埋もれた何かを掘り起こすとか、闇に葬られた何かとか、治りかけのカサブタを引っぺがすような記事が書けたらいいなと考えています。
要するに、すべてはエンターテインメントである。

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