先月、ウィキペディアに寄付してみた。ウィキペディア運営は読者の98%に見て見ぬ振りをされて寂しい思いをしているようである。
まあ、ウィキには広告とか貼ってないからな。日頃からウィキペディアにはいろいろと世話になっていることもあり、少額ではあるが寄付してみた。
「300円」の寄付。
思うように寄付が集まらなくて右往左往している広告満載の新生ウィキペディアも見たいような見たくないような妙な気分だ。
最後に月額500円からの寄付のサブスクをオススメされたけど、こちらはトラップ発動の匂いを感じて、丁重にお断りした。ちなみに今年でウィキペディアは創立20周年なのだそうだ。
ウィキペディアからの領収書兼お礼のメールが届いた
ウィキペディアに寄付をしたら、領収書兼お礼のメールが届いた。少額でも感謝されれば、悪い気はしない。
われわれの愛すべき百科事典に栄光あれ。
寄付しない日本人
「寄付 日本人」で検索すると、「寄付も投資もしない日本人は残念」とか皮肉られてる記事がたくさん出てきて少しブルーな気分になりかけたが、後学のために軽く調べてみた。
日本人はアメリカ人に比べて、寄付をしないという。
少し古いが、2015年の日本人とアメリカ人の「1人当たりの年間寄付額」を比較したあるデーターでは、以下のようになっていた。
- 日本人:約2500円
- アメリカ人:13万5000円
世界寄付指数では日本は64位
また、2019年に英国のチャリティ団体が発表した「世界寄付指数」なるものを見てみると、寄付をしたことのある人の割合は以下のようになっている。
- 日本人で寄付をしたことがある人の割合:23%
- 寄付の国別世界ランキング:64位
ちなみに、日本よりも貧しいとされる国で寄付したことのある人の割合は以下のようになっている。
- スリランカ:50%
- ミヤンマー:81%
- インドネシア:69%
あとがき
公共経済学というやつでは、世界的に見ても「日本人は公共心がない」と公表されているという。
つまり、経済とはお互いが持ちつ持たれつなものだから、寄付も投資もしないということは社会貢献しようとする意識が低いと評価されるそうだ。
とはいっても、寄付などは競い合ってするものでもないから、ランク付けされてもなあと思う。
ましてや、ここ日本では政府の経済政策の失敗により30年以上の不況。いろいろとみんな大変だから寄付も投資もしずらい世の中なのだろう。