世界的に有名な署名サイト「Change.org(ちぇんじおーぐ)」では、ベゾス氏の地球への帰還を阻止するための署名ページが立ち上げられており、7月3日現在約14万人の署名が集まっている。
2021年7月20日、自身で立ち上げた宇宙開発企業「ブルー・オリジン」の宇宙船で地球を離れ、短時間の宇宙旅行をする予定のアマゾン創業者ジェフ・ベゾス。
輝かしい宇宙進出の一歩が近づくその一方で彼の地球への帰還をこころよく思わない人たちも存在する。
ベゾス氏に「もう地球に帰ってくるな」の署名が集まる
6月7日、ベゾス氏が宇宙船「ニューシェパード」に乗って宇宙へ行くと発表した3日後、オンライン署名サイト「Change.org」では、彼の地球帰還に反対する署名運動がはじまった。
2つの署名ページが立ち上がっている
「もう地球に帰ってくるな」的な署名ページは現在2つ立ち上がっており、それぞれのページタイトルは以下のようになっている。
- 億万長者は存在すべきではない。それは地球上でも宇宙でも同じだ。しかし、宇宙を選ぶのならば、そこに留まるべきだ(約14万人)
- ジェフ・ベゾスの地球への再突入を許してはならない(約2万2000人)
2つ目の署名ページの説明文には、以下のようなベゾスに関する陰謀めいたブラックジョークが記されている。
- 彼はスーパーマンの宿敵レックス・ルーサーだ
- 彼は世界的な支配に熱狂している邪悪な大君主
- 彼はエプスタインとテンプル騎士団とフリーメーソンと協力して世界を支配してきた
- 彼は地球平面説の否定者たちと一緒に寝ている
そして、署名ページの説明文の最後は以下のように締めくくられている。
「彼が地球を離れる時が5Gマイクロチップで全人類が支配されるのを回避する最後のチャンスだ。この時を逃してはならない。人類の運命はあなたの手の中にある」
あとがき
署名サイトを使った大掛かりなブラックジョークは、いわゆる「大富豪VS一般庶民」の構図で格差社会や富の一極集中ここに極まれりといういびつな世界を如実に描き出していて興味深いものがある。
だが、この冗談のような署名運動でさえも、自身の宇宙進出を大々的に宣伝するためにベゾス氏が仕組んだものではないかと疑ってしまうのだ。
ちなみに、この署名サイトをゆっくり眺めてみると、「アマゾン」や「ジェフ・ベゾス」についてのなにがしかのキャンペーン(署名運動)が394個も立ち上がっていることに、別の意味で驚いた。
署名サイト:change.org
参考:Forbes JAPAN
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