ユニバーサルスタジオジャパンは大阪にあるテーマパークである。
大人から子供まで楽しくハリウッド映画の世界を体験できる場所だが、ここにも不思議な都市伝説が存在する。
今回は、ユニバにまつわる都市伝説と小ネタを11個ばかり見ていこう。
- 天井には大量のお札が
- 夜になると誰も近づかないニューヨークエリアの怪
- あるアトラクションで聞こえる女性の悲鳴
- 人気のショーに幽霊が出現
- 湖の底には無数の手形が
- USJの地下には秘密の通路と本社がある
- ホグワーツ城には秘密の部屋がある
- ジョーズの建物は実際より小さく作られている
- USJになぜかキティちゃんがいる
- USJには隠れミッキーとドナルドがいる
- 年に1回だけ登場するレアキャラがいる
①天井には大量のお札が
USJ内のある室内アトラクションの天井には大量のお札(おふだ)が貼ってあるという。
お札とは昔から厄除けや悪霊退散的な意味合いで建物に貼られるものだが、そのような物が貼られているということは、その場所はいわくつきの場所なのだろうか。
ある男性が人気のアトラクションに並んでいたところ、急に気分が悪くなりアトラクションに乗るのをやめようかとも思ったそうだ。
しかし、せっかく並んだんだしもったいないなと気を取り直し、乗ることにした。アトラクションに乗っている最中も気分はすぐれず、気だるさは増していく一方だった。
アトラクションは進んでいき、急降下ポイントの手前にあるトンネルに入ると、突然緊急停止した。あたりは真っ暗闇だった。
しばらく待たされた後、照明がついたので辺りを見回すと衝撃的な光景が目に入ってきてゾッとした。なんと天井一面にとてつもない数のお札が貼ってあったのだ。
帰り際、ゲストたちは「今日見たことは決して口外しないでくださいね」とスタッフに口止めされたという。
だが、この話を今私たちが知っているということは、誰かが我慢できずに話してしまったからだろう。USJで室内の乗り物系アトラクションに乗るときは注意されたし。
②夜になると誰も近づかないニューヨークエリアの怪
パーク内はエントランスも含め10のエリアで構成されている。その一つであるニューヨークエリアは、昼間は多くの人でごったがえす賑やかな場所だ。
しかし、夜になると人通りの少ない寂しい場所に一変する。それもそのはず、このエリアは夜になると幽霊が出没すると言われているのだ。
また、スタッフから「寒気がする」とか「誰も居ないはずなのに視線を感じる」という話も出ているとか。
かつて、このニューヨークエリアにはゴーストバスターズのアトラクションがあったりと、オバケに縁があるのは確かなのである。
③あるアトラクションで聞こえる女性の悲鳴
USJには、火事と消防士の熱い戦いを描いた大ヒット映画「バックドラフト」のアトラクションがあり、化学工場で起きた火災現場を体験できる。
アトラクションの最中に家が傾くシーンがあるのだが、その時、多くのゲストが謎の女性の叫び声を聞いたというのだ。
しかも、それはアトラクションの演出として毎回聞こえるのものではなく、閉園間際の最終回だけに聞こえるらしい。
これは、ゲストだけでなくスタッフの間でも有名な怪奇現象だという。
④人気のショーに幽霊が出現
モンスターライブロックンロールショーは、ドラキュラや狼男、フランケンシュタインなどが登場し、ロックのナンバーを歌って踊るライブエンターテイメントだ。
なんと、このモンスターショーのオバケの中に本物の幽霊が混ざっているという噂がある。
ある日、スタッフがゲストにショーの感想を聞いたところ、不思議なことに実際には存在しない人物の演技を褒める人たちが多くいたのだ。その話を聞いてスタッフたちは凍りついたという。
また、このショーの出演者の中にも「ショーのメンバーは全部で15人と聞いていたけど、公演中は17人いた」と証言する者もいたのだ。
この怪現象と関係があるのか不明だが、かつてモンスターショーのあるエリアのどこかに、戦時中に作られた防空壕があったという噂だ。
⑤湖の底には無数の手形が
サンフランシスコエリアには「ラグーン湖」という大きな湖がある。この湖の底には無数の手形がついているという噂がある。
しかし、これは怪奇現象ではないので安心して欲しい。実はこれ、ラグーン湖の工事関係者が記念につけたものだという。
⑥USJの地下には秘密の通路と本社がある
「USJ の地下には秘密の通路と本社がある」という都市伝説も存在する。
しかし、これは噂でも何でもなく、USJの地下には本当に本社と秘密の通路があるのだ。パーク内の地下すべてが本社というわけではなく、「パークの入り口付近が本社や事務所になっている」という。
USJ で働くスタッフや本社の人間は、この地下通路を使うことで来場者に姿を見られることなく移動している。
また実に紛らわしいのだが、ゲストたちが地下だと思っている場所は実は地下ではない。パークのある場所が2階であり、秘密の通路や本社があるのが1階なのである。
⑦ホグワーツ城には秘密の部屋がある
ハリーポッターエリアでは、ホグワーツ城が見学できる。この城の中には秘密の部屋が存在するという噂があるが、これは噂ではなく事実である。その部屋というのが、スネイプ先生の部屋である。
通常のアトラクションのルートとは違うルートが存在し、そこを通るとスネイプ先生の部屋にたどり着けるという。スタッフにお願いすれば、その部屋に案内してもらえるが、それにはチョットしたコツがいるという。
それは、ただ頼むのではなく、頼み方に少しばかりのユーモアとスネイプ先生への愛が試されるのだとか。スネイプ先生への揺るぎない愛をお持ちの方はお願いしてみるといい。
⑧ジョーズの建物は実際よりも小さく作られている
USJ の定番アトラクションといえば、誰もが知る作品「ジョーズ」だろう。
自然界で確認されている最も大きなホウジロサメのサイズは6メートル。そして、映画「ジョーズ」に登場するサメは、さらに大きく全長8メートルである。
このアトラクションでは人食いサメの恐怖をより引き立たせるため、周りの建物は実際の70%のサイズで作られている。つまり、建物が小さいため、ジョーズがよりデカく見えるという演出なのだ。
⑨USJになぜかキティちゃんがいる
サンリオのキャラクターであるキティちゃんがUSJにいるのを見て不思議に思った方もいるだろう。キティちゃんが初めてUSJに登場したのは2004年。当初は1ヶ月契約のコラボ企画だったようだ。
しかし、USJ 側の予想に反し人気が出たため、契約は継続されることになり現在に至っている。当時、USJ の来場者のうちファミリー層は3割にも満たなかった。
そこで、映画がテーマというこだわりを捨て、子供ウケの良いさまざまなキャラクターを導入してディズニーとの差別化をはかった結果、それが強みとなり集客に成功した。
⑩USJには隠れミッキーとドナルドがいる
USJにとってライバルでもあるディズニーのキャラクター、ミッキーとドナルド。なぜか、この2つのキャラがUSJに隠れているという都市伝説がある。
恐竜に食べられたミッキー
ジュラシックパークザライドのアトラクション内では、なにやら2匹の小型の恐竜が噛みつき奪い合っている。
恐竜が咥えているシャツの切れ端をよく見てみると、シャツの右の胸のところにミッキーのロゴが印字されている。ミッキーは恐竜に食べられてしまったのだろうか。
また、米国カリフォルニアのUSJでは恐竜に襲われ、転覆したボートのすぐそばの水面に真っ黒に焼け焦げたミッキーの帽子が浮かんでいるという。
これはブラックジョークなのか何なのか。ミッキーが狙い撃ちされているさまに草が生えるし、静かにディズニーをディスっていくスタイル、好き。
建物の窓とレストランにミッキーが
ユニバーサルモンスターライブロックンロールショーの建物2階の窓には2匹のミッキーが隠れているという。
また、グーグルアースでジュラシックパークエリアのレストランを上から見てみると、大きなミッキーが浮かび上がってくる。
隠れドナルドは空き缶に
いっぽう、隠れドナルドはパーク内を転々としているようだ。いろんな場所にドナルドが描かれた缶詰が置かれているという。
⑪年に1回だけ登場するレアキャラがいる
USJにはたくさんの人気キャラクターが存在し、推しのキャラがいる人も多いと思う。そんなキャラクターの中で、年に1回しか登場しないレアキャラがいる。
それが、セサミストリートのビッグバードだ。彼は全身全霊でイエローを表現する大きな鳥である。
当初は登場する頻度が多かったが、いつしかUSJ の記念日である3月31日にしか現れなくなったという。
あとがき
ユニバに限らず、大きな商業施設にはいわくつきの噂や都市伝説があったりする。
テーマパークに行った時には、アトラクションを楽しみながらも、このような不思議なポイントも同時に見ておくとダブルで楽しめそうである。
我先にと順番の列に並ぶだけの人生はツラすぎるので、人間それぐらいの心の余裕が必要である。