未確認生物UMAシリーズ第5弾「河童」。
河童(カッパ)は、
- 日本の妖怪
- 伝説上の動物
- 未確認生物(UMA)
として有名です。
川や沼、池などの水辺に住む謎の生物で、「鬼」や「天狗」、「鬼太郎」と並び、「日本妖怪トップ3」の1人としての呼び声も高いと言えます。
漫画アニメの「どろろんエンマくん」では、エロガッパの「カパエル」。
また、ツチノコ同様、日本の未確認生物UMAとしても有名です。
この記事では、そんな河童について簡単にまとめています。
河童
「かわ(川)」という言葉と「わらべ(童)」が変化した「わっぱ」という言葉が合体して河童という言葉が生まれたとされています。
別名は「河太郎」。
ちなみに、カッパという呼び方を日本全国に広めたのは芥川龍之介だそうです。
彼は、死の直前の1927年に代表作「河童」を書き上げています。
河童の特徴
河童の特徴は、下記のように盛りだくさん。
身体的特徴
- 体格は子供サイズ
- 全身は緑色でウロコで覆われている
- 頭のてっぺんに皿がある
- 背中に亀のような甲羅がある
- 皿が乾くと弱る
- 皿が割れると死ぬ
- 口は短いくちばし状で尖っている
- 手足には水かきがある
- 親指がない
- 肛門が3つある
- 体臭は生臭い
- 両腕は体内で繋がっている
行動的特徴
- キュウリが好物である
- イタズラ好き
- 相撲が得意である
- 歌を歌う人間のものまねをする
- 落石・倒木・ダイナマイトなどの爆破音をマネする
- 人を水中に引きずり込む
- 人の尻子玉を抜く
- 嫌いなモノは鉄・鹿の角・猿
- シダの葉で頭を撫でて人間に化ける
河童はきゅうりが好物
河童の好物と言えば、「きゅうり」。
これにちなんで、きゅうりの巻き寿司のことを「カッパ巻き」と言ったりします。
なぜ、河童がキュウリを好むのかと言うと、河童が水神の零落(れいらく)した姿であると信じられており、「きゅうり」は水神信仰の供え物として欠かせない野菜だったからです。
ちなみに、民俗学などでは「妖怪とは神が零落したもの」という考え方があるようです。
「零落」とは、神が落ちぶれて妖怪になってしまうこと意味します。
河童のミイラは実在するのか
- 河童のミイラ
- 河童の骨
と呼ばれるものの多くは、江戸時代のミイラ造形師が他の動物の一部を組み合わせて作った物だと言われています。
というか、ミイラ造形師という人達が居たというのが驚きですね。
河童のミイラの素材
また、ミイラの素材としてよく使われていたのは以下のとおりです。
- エイ(魚類)
- 猿
- フクロウ
- ニホンカワウソ
有名な「河童の手のミイラ」と呼ばれるモノのほとんどは、「ニホンカワウソ」のモノであると言われます。
河童の正体
河童の正体や実像については、下記のように多種多様な説が語られています。
- 水神またはその依り代
- 人や猿に似た哺乳類(サル・カワウソ)
- 両生類や爬虫類
- 蛙男
- グレイ(宇宙人)
- ドーバーデーモン
- チュパカブラ
- アクア(水棲人類)
- 安倍晴明の作った式神
- 間引きされた子供の遺体
- 水難事故にあった人の遺体
- 源氏に滅ぼされた平家の怨霊
しかし、河童と人間の水死体の外見的特徴が似ていることから、河童の正体は「人間の水死体」や「人を水死させたもの」である可能性が高いと言われます。
水死体の特徴
- 皮膚は緑色(体色が緑色)
- 川底で擦れて頭髪がすり減っている(頭部に皿)
- 肛門が拡張している(尻子玉を抜かれた)