不思議な話

【未確認生物UMAシリーズ⑨】ビッグフットは存在するのか?

未確認生物UMAシリーズ第9弾「ビッグフット」。

ビッグフットは、アメリカ合衆国でたびたび目撃される、

  • 猿人
  • ギガントピテクス

といった「大型類人猿の生き残り」ではないかと言われる猿系のUMAの総称である。

この記事では、ビッグフットについて簡単にまとめていく。

ビッグフット

Pie Grande

ビッグフットは、その名のとおり英語で「Bigfoot」、大きな足と書く。

また、先住民インディアンの伝承では、サスカッチ(Sasquatch)の名で伝わっているようだ。

その実在については、研究者の間でも長年に渡り論争が続いていて、アメリカでは広い地域でビッグフットの足跡が報告されている。

アイダホ大学人類学准教授のジェフリー・メルドラム氏は、「科学的な証拠により、この未確認生物が実在していることを確信している」と主張している。

ビッグフットの特徴

 

ビッグフットの特徴は以下のとおり。

  • 身長は2~6m
  • 体重は200~350㎏
  • 二足歩行
  • 歩幅は1~1.5m
  • 足跡は最大約47㎝
  • 筋骨隆々のマッチョマン
  • 全身は褐色か灰色の毛で覆われている
  • 顔は無毛
  • 鼻は低い
  • 目が落ちくぼんでいる
  • 強烈な体臭を放つ

ビッグフットの正体

 

ビッグフットの正体については肯定、否定を含め諸説あるようだ。

  1. 北米に生息する灰色クマの誤認説
  2. 猿人説
  3. サスカッチ説

①灰色グマ誤認説

ハイイログマ誤認説は、ビッグフット否定派の説である。

ビッグフットの目撃例が北米に生息するハイイログマを誤認したものや、狂言なのではないかとの見解が多数を占めている。

②猿人説

ビッグフットが猿人やギガントピテクスの生き残りだとする「猿人説」も存在する。

しかし、これも否定派の意見では北米大陸に猿人が渡ってきた証拠となる化石なども発見されておらず、論拠が乏しいとされている。

③サスカッチ説

アメリカ・インディアンには「毛深い巨人」の伝承がある。

その言い伝えでは、巨人は酒を盗み、強烈なニオイを残して去っていくとされている。

また、カナダ西海岸部のインディアン部族は、このような生物を「サスカッチ」と呼んで聖なる生き物としている。

しかし、インディアン部族に伝わる「毛深い巨人」が、私たちが想像するUMAビッグフットと同一の生物のことを指すのかは不明である。

また、「サスカッチ」という言葉の意味も部族によって違いがあり、「サリシ族」という部族では、「人に似た動物」という意味がある。

ビッグフット(サスカッチ?)の有名な目撃例

ビッグフットの有名な目撃証言は以下の3つ。

  • 目撃証言①1924年・ワシントン州
  • 目撃証言②1940年・ネバダ州
  • 目撃証言③1958年・カリフォルニア州

目撃証言①1924年ワシントン州

1924年ワシントン州のエイプキャニオンで石炭鉱夫がサスカッチに遭遇し、背中に銃弾を撃ち込んで射殺した。

その夜、サスカッチの集団が石炭鉱夫の小屋に報復攻撃を仕掛けてきた。

石炭鉱夫たちはライフルで応戦しますが、襲撃は朝方まで続いた。

恐怖の一夜をしのいだ鉱夫たちは、その日のうちに逃げ出したという。

目撃証言②1924年ネバダ州

1940年ネバダ州の牧場が体長2.4メートルのサスカッチに襲われ、牧場にいた農夫の妻と子供は逃げ出した。

翌朝になり牧場に戻ってみると、サスカッチはおらず、家の周りに大きな足跡が残され、魚の塩漬けが入った樽がひっくり返されていたという。

目撃証言③1958年カリフォルニア州

1958年、カリフォルニア州で建設重機の運転手が泥の中にある大きな足跡を見つけた。

そして、その足跡を石膏で型をとり、その様子をカメラにおさめた。

この写真が新聞に掲載されたことが引き金になったのか、アメリカ各地でサスカッチに関する目撃情報が爆発的に増え、1960年代には年間60~100件の情報が寄せられたという。

パターソン・ギムリン・フィルムという謎

 

このビッグフットというUMAに関しても、ある種の疑惑、謎が存在している。

それが、ビッグフット(サスカッチ)の姿が映っているとされる「パターソン・ギムリン・フィルム」だ。

  • 1967年10月20日
  • ロジャーパターソンとロバート・ギムリンの2人
  • アメリカのカリフォルニア州ブラク・クリークの山中
  • 8㎜フィルムでサスカッチを撮影

その映像には、メスのサスカッチが歩きながらカメラに向かって振り向く姿が収められている。

後に、ビッグフットの着ぐるみを着て演技をしたと証言する男が現れるが、その証言自体もウソだった。

さらに、映像の撮影者とその遺族の間でも証言が食い違っており、映像が「本物」なのか「捏造」なのか、いまだに闇の中なのである。

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