日本の国歌として知られる「君が代」。
この「君が代」が実はヘブライ語で書かれたものではないかという都市伝説が存在します。
「君が代」って、学校行事の際によく歌わされたりしますよね。
そもそも君が代の歌は、古今和歌集に収められている短歌を元にしたものと言われています。
それから1000年後の1880年にこの短歌に現在も知られているメロディーが付けられました。
また、この君が代の元になった短歌の作者は不明だそうですが、そこら辺もミステリアスで好奇心が刺激されます。
君が代は1999年に日本の国歌として正式に法律で定められました。
この歌の歌詞をじっくり見てみると何かの暗号のようにも思えますよね。
そして、その信憑性は抜きにして、この歌詞をヘブライ語の言葉で訳してみると、また別の意味が浮かび上がってくるという説も広まりました。
はたして、君が代はヘブライ語で書かれているのでしょうか?
君が代の歌詞とヘブライ語の意味
ヘブライ語 | 意味 | |
---|---|---|
君が代は | クム・ガ・ヨワ | 神を讃えよ |
千代に | チヨニ | シオンの民 |
八千代に | ヤ・チヨニ | 神の選民 |
さざれ石の | ササレー・イシィノ | 喜べ残された民よ救われよ |
巌となりて | イワオト・ナリタ | 神の印(預言)は成就した |
苔のむすまで | コカノ・ムーシュマッテ | 全地に語れ |
「君が代」のヘブライ語訳の解釈は以下です。
「神を讃えよ選ばれしシオンの民よ、喜べ残された民よ救われよ、神の預言は成就した全地に語れ」
う~ん、どうでしょうかね。
一見すると、こじつけにしか見えない感じもしますが、上記のように日本語とヘブライ語の間には似た言葉(発音?)が存在しています。
古代の時代にヘブライ語を使っていたユダヤ人が日本に移り住んでいたのではという説もあります。
また、日本語とヘブライ語の間で類似している単語は数多くあります。
君が代がヘブライ語で書かれているというのはデマ?
世間では、君が代がヘブライ語で書かれているというのは、デマや嘘だという意見も聞かれる。
- 君が代がヘブライ語に聞こえるのは空耳
- もともと「君が代」は「我が君」と表現されていたので「こじつけ」ではないか
- こういうものには歴史とともに逸話や噂がつきもの
- 万葉集もヘブライ語、英語、朝鮮語が混ざっているし、語呂合わせで何とでも言える
- 話のネタとしての都市伝説
北イスラエル王国の失われた10支族
紀元前722年、北イスラエル王国がアッシリアにより滅ぼされました。
その時、迫害された人々が「イスラエルの失われた10支族」です。
イスラエルを追われた10支族は世界に散っていき、長い年月をかけて日本にも流れついたと言われています。
北イスラエルが滅亡した頃の日本
ちなみに北イスラエル王国が滅亡してから数十年後の紀元前660年には、日本の初代天皇である神武天皇が日本を建国したとされています。
神武天皇は現代の歴史上では神話や伝説上の人物と言われています。
日ユ同祖論とは
日ユ同祖論は、都市伝説のテレビ番組などでも以前から取り上げられている話題ではあります。
日ユ同祖論とは「もしかしたら、日本人とユダヤ人の祖先は同じなのかもしれない」というものですが、これには否定的な意見も多いようです。
神武天皇の本名
日本の初代天皇である神武天皇の名前に関する面白いエピソードもあるようです。
神武天皇の本名は、「神日本磐余彦天皇(かむやまといわれひこのすめらみこと)」と言います。
神武さんの本名は難しい字を書くのですね。
この名前のヘブライ語訳とされるモノが以下になります。
ヘブライ語 | 意味 |
---|---|
カム | 創設 |
ヤマト | 神の民 |
イワレ | ヘブライ人 |
ヒコ | 最初、高尚、高貴 |
スメラ | サマリア(北イスラエル王国) |
ミコト | 王、大王 |
神武天皇の本名に上記のヘブライ語訳に当てはめてみると、以下のような意味になります。
このヘブライ語訳はすごいですね、いい意味で突き抜けてる。
これが真実だとすれば日本の初代天皇はヘブライ人だったということになり、これまで信じられてきた歴史が覆ります。
まとめ
現代の研究によれば、日本人とユダヤ人の遺伝子に関連が無い事は分かっています。
なので、祖先が同じという「日ユ同祖論」の信憑性は言わずもがなでしょう。
しかし、数千年前に国を追われたイスラエルの民が日本に流れ着いたという説は否定できません。
そして、少なからず文化的な交流は行われており、日本語とヘブライ語の類似性はその時の名残なのかも知れません。