先日、携帯電話に知らない番号から電話があった。
電話番号は、「+1(833)」という数字で始まる番号だった。
不審に思い番号で検索してみると、具体的な情報はヒットしなかったが、どうやら「北米(north america)」からの着信ということだけは分かった。
最近このような実在しない番号からの「国際電話詐欺」というものが増えているようだ。
9月に入り海外から国内の携帯電話への着信が急増している
今月に入り海外から、日本国内の携帯電話への着信が急増しているという。
この電話には中国語が使われており、主に在日中国人を狙った詐欺電話と見られていますが、日本人への着信も増えている。
SNSでも不審電話の報告が増えている
SNSには同じように不審な電話がかかってきたという人たちからの報告が多く寄せられている。
+1(833)←北米らしい…
こんな番号から着信あったら
決して出ないでください!
詐欺かもしれません。
国際電話はかける方も出た方も
料金が発生します。
危うく出てしまうところでした。— ゆたちゃん (@yutayutagon2) September 30, 2020
これがうわさの国際電話詐欺ってやつかな!!
自分には関係ないとか思ってたからちょっと興奮する(*゚∀゚*)ムッハー pic.twitter.com/DQQrHvb6lc— ひろにゃん♪/紅亜 (@konokono_ava) September 30, 2020
おはよーっす!
昨日アメリカ合衆国から国際電話かかってきたんすけど身に覚えないから着信拒否したっす。
調べてみたら振り込み詐欺らしいから皆も気をつけるっすよ!#国際電話詐欺 pic.twitter.com/55ZoAmrikY— キャプテソ・ソル@海賊ヒーロー (@soru_aaaaakiito) September 28, 2020
多くの方やヒーロー戦士も警告している通り、良い子のみんなは「詐欺電話」はカレーにスルーだ!
国際電話詐欺の特徴
迷惑電話をブロックするアプリなどを手掛ける「トビラシステムズ」によると、「+83」や「+422」などの存在しない国番号で始まる不審な番号からの着信が2020年8月頃から増えだしたという。
この詐欺の特徴は以下のとおり。
- 中国語が分かる人をターゲットにしている
- 「+83」、「+422」などの実在しな番号からの着信
- 多くの架空の番号を取得して、1つの番号からの発信を少なくしている
中国語がわかる人がターゲットか?
この国際電話詐欺は、手口に中国語が使われており、主に中国語が分かる人が被害に遭っているようだ。
国際電話詐欺に使われている中国語の自動音声は、「在留資格などのついて聞いてくるもの」ではないかとテレビのワイドショーでは推察していた。
自国を出て、外国で生活する人にとってコアになる部分を突いてくる当たりが姑息と言わざるをえない。
国内で現金をだまし取られた被害者も
2020年9月10日、秋田県在住の中国語のわかる40代女性は、中国大使館職員、および中国公安職員を名乗る男女からの国際詐欺電話で「武漢に大量のマスクを送った事は犯罪だ」と脅され、合計411万円をだまし取られるという被害も出ている。
https://news.yahoo.co.jp/articles/26606d97fbbe5a6460b7dfdfa0fe9bc05f59e91e
実在しない電話番号からの着信
国際電話詐欺で使用される番号で多いモノは下記のとおり。
すでに着信があった方なら見覚えのある番号もあるかも。
- +1(833)
- +1(855)
- +1(866)
- +1(877)
- +1(800)
- +873
- +887
- +422
- +83
アメリカには日本のフリーダイアル(0120)に当たるトールフリーという番号がある。
国際電話詐欺にはトールフリー(無料通話番号)や割り当てられていない国際電話の番号が多く使われている。
また、詐欺に使う電話番号を増やして分散し足が付きにくくすることで、長い期間、詐欺行為を出来るようにしている。
う~ん、姑息な。
あとがき
今回の国際電話詐欺は、主に中国の方が狙われている。
とはいえ、日本人の携帯電話にも多くの着信があるので油断は禁物だ。
自分の身を守るには、
- 不審な番号に出ない
- 不審な番号にかけ直さない
- 不審な番号はネット検索してみる
といった見知らぬ番号はスルーするという基本姿勢が大事。
しかし詐欺というお金の稼ぎ方に心底、腹が立つ。
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