映画 リアル~完全なる首長竜の日~のレビュー|罪悪感はやがて自分を殺そうとする

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首長竜の意味するものについての考察

首長竜の意味するものは何なのか?

ホントは原作をちゃんと読む方が良いのかもしれませんが。

映画を見終わった後も気になって仕方がなかったので調べました。

「バナナフィッシュにうってつけの日」のオマージュ

バナナフィッシュにうってつけの日」(原題: A Perfect Day for Bananafish)はJ・D・サリンジャーの短編小説。1948年1月31日に『ザ・ニューヨーカー』誌で発表された。短編集『ナイン・ストーリーズ』(1953年)の1番目に収められている。シーモア・グラースが初登場する、一連のグラース家物語の嚆矢でもある。本作は『ザ・ニューヨーカー』編集部に高く評価され、作家として注目されるきっかけにもなった[1]

(出典:ウィキペディア)

どうやら、「首長竜」はアメリカの伝説的な小説家J・Dサリンジャーの短編小説集「ナインストーリーズ」に収録されている「バナナフィッシュにうってつけの日」という短編小説のオマージュらしいことが分かりました。

「バナナフィッシュにうってつけの日」は上記のウィキペディアの説明にもあるとおり、原題が「A Perfect Day for Bananafish」です。

日本語のタイトルは「うってつけの日」になっていますが、この原題を直訳すると「完全なるバナナフィッシュの日」という意味になります。

なので、タイトルからも「完全なる首長竜の日」は「完全なるバナナフィッシュの日」のオマージュの可能性があります。

ちなみに、オマージュとは「尊敬、敬意」という意味で、今風に言えばリスペクトになります。

作者の乾緑郎さんがサリンジャーをリスペクトしていて敬意を表しタイトルを少しパクったということですね。

うーん、この場合、パクリと言えるのかは分かりませんが、好きな小説のタイトルを参考にしたと言うことでしょう。

バナナフィッシュと首長竜

この小説「バナナフィッシュにうってつけの日」のストーリーを簡単に説明すると、戦争が終わった後、帰国した帰還兵である主人公が妻と旅行で来ているホテルで自分の頭を拳銃で撃ちぬいて自殺してしまうという話です。

「バナナフィッシュにうってつけの日」におけるバナナの意味は戦争でフィッシュは戦争にいっている兵士だという解釈があります。

小説に出てくる主人公シーモアは、帰還兵で戦争が終わっても戦争中に受けたトラウマを抱えており精神的に不安定な状況でした。

シーモアにとって戦争と兵士の象徴がバナナフィッシュであり自分のトラウマの根源でした。

トラウマの原因は詳しく語られていませんが、戦争で人を殺してしまった罪悪感だと思われます。

「映画リアル~完全なる首長竜の日~」に登場する首長竜はバナナフィッシュであり浩市のトラウマの原因になっているのはMORIOを死なせてしまった罪悪感であると言えます。

それゆえ、浩市の意識の中ではMORIOに対する罪悪感が首長竜の姿で登場し、浩市を襲おうとします。

罪悪感という毒が自分を蝕む(むしばむ)

この映画では、自分を殺そうとする首長竜(罪悪感の象徴)を払いのけ最後はハッピーエンドなのですが、それで良かったのかは微妙です。

というのも、不可抗力であったとしても見殺しにされたMORIOがなんとなく救われないというか、なんというか・・・。

しかし、首長竜が意識から消えたとしてもMORIOが死んだという事実は消えないのだから、ハッピーエンドで救われたように見えたとしても救いはないのかもしれませんね。

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コウ

どうも、コウです。
すこぶる天然な妻と二人で暮らしております。
もともと、パソコン修理のカスタマーエンジニアをしていました。
機械いじりやネット関係、謎が謎を呼ぶ不思議な事や妄想する事が好きなので、そのジャンルの情報発信と日常の中で埋没しがちな素朴な疑問を拾い上げ考察します。
えるたそ~と同じで「私、気になります病」を発症しています。
最近、埋もれた何かを掘り起こすとか、闇に葬られた何かとか、治りかけのカサブタを引っぺがすような記事が書けたらいいなと考えています。
要するに、すべてはエンターテインメントである。

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