【アニメ・バビロンのレビュー】見る毒薬と自殺法についての考察

アニメのレビュー
この記事は約14分で読めます。

アマゾンプライム・ビデオでアニメをよく見ているコウです。

 

ところで、アニメの「バビロン」見てますか?

このアニメ怖くないですか?

僕は怖いです。

色んな意味で。

 

このストーリーには、「自殺法」という法律の是非(ぜがひ)が語られています。

 

始まって早々、登場人物が死にまくるので、「次の犠牲者は誰なの?」ということばかりに目が行ってしまう本作です。

 

だけど、その裏では国すらも支配下に置き、人が自由に自殺できる権利である「自殺法」を作らせる企みが見えてくる。

 

また、日本だけでなく、アメリカ、世界各国で自殺法を取り入れる動きが広がっていく。

 

原作が小説のアニメ化ですが、うすら寒い感じがします。

読む毒薬から見る毒薬になったアニメ「バビロン」の感想と物語の中で語られる自殺法について考えてみたいと思います。

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アニメ・バビロンの原作

アニメ「バビロン」の原作は野崎まどさんのサスペンス小説です。

本作は、「自殺は悪いことなのか?」や正義とは悪とはという結構ヘビーなテーマを抱えています。

 

また、過激で怖いシーンも多く「飲む毒薬」とも言われています。

そんな問題作でもあり、ホントにアニメ化できるのかと心配されてもいました。

 

でも、そんな心配をよそに、しちゃいましたね、アニメ化。

 

作者自身も「公序良俗に反する作品です」とコメントしていて、その問題性をよく認識している様子。

 

読む毒薬と言われている小説「バビロン」は、現在、講談社から3巻まで発売されています。

アニメ・バビロンの主題歌

アニメ「バビロン」の主題歌を担当するのは、「Q-MHz」。

 

アニメ「バビロン」は3章で構成されているアニメで各章で違う楽曲が提供されます。

上記の動画は第1章の主題歌「Live and Let-Die」。

 

章ごとに主題歌が変わるのも楽しいですね。

何話も同じ曲が続くと飽きてしまって、「歌を飛ばして本編へ」というのがルーチンワーク化するので。(笑)

アニメ・バビロンの平松の正体と声優さんは?

アニメ「バビロン」の肝とも言えるキャラが曲世愛(まがせ・あい)。

平松絵見子(ひらまつ・えみこ)の正体は、変装した曲世です。

曲世愛の声優は?

この狂ったセクシーボンバー曲世を演じている声優さんは、「ゆきのさつき」さんです。

アニメ歴の長い人には「雪乃五月」、「雪野五月」の芸名の方が馴染み深いかもですね。

 

ピンとくるキャラだと「犬夜叉の日暮かごめ」の声をやってましたね。

曲世愛はいくつもの顔をもっている

この曲世愛は、いろんな人間に変装、いや化けます。

江戸川乱歩の生み出した怪人20面相ばりです。(笑)

 

しかも、顔を隠しているわけではないのに同一人物に見えないという薄気味悪さ。

その他に、因幡に接触していた「巨乳の美女」や正崎の部下・文緒が追っていた「10代の少女」にも化けていました。

アニメ・バビロンのあらすじ

メインキャラは、耳元で囁くだけで、人を自殺に追い込む能力を持つ曲世愛(まがせ・あい)。

その曲世を追う東京地検特捜部で本作の主人公・正崎善(せいざき・ぜん)。

 

舞台は、東京都に新しく作られたエリア「新域」。

この新域は政令指定都市を上回る権限があって、第2の東京と位置づけられている。

その正体は、新しい法律を試すための「国家の実験場」だった。

 

新域がらみで、ある事件が発覚して捜査をしていくうちに、正崎の部下など犠牲者がどんどん増えていきます。

 

その裏には、謎の女・曲世愛の姿が見え隠れするといったストーリーです。

アニメ・バビロンの感想

このバビロン、まだ小説は読んでないのですが。

とりあえず、お試しで見てみて合わなければ切ろうと思い見始めました。

 

初回から速攻でキャラがお亡くなりになるので、避けることができず、わたくし被弾しました。(笑)

早い話数でソッコー○○の手法は新しくはないが

すぐ思いつくのだけでも、まどか☆マギカの「ティロ・フィナーレ」がマミるシーンや「喰霊-零-の第1話」なみのインパクトはあるのかと。

 

この手の手法は、最近では使い古された感は、あるっちゃあるのですが、出て来て即死パターンはいつ見ても精神衛生上・・・なのです。

 

「なに、このアニメそっち系?」

イマイチなら切るという、帰り支度は万全だったはずなのに「怖いもの見たさ」という好奇心に逆らうことはできませんでした。

曲世愛に釘付け

そして、ただ人が殺される(自殺させられる)だけでなく、国を裏でコントロールして死にたい奴は死ねばええねん的な法律作っちゃおうぜというムーブメント発動!

 

東京だけではなく、自殺法の火種が世界に広がります。

 

もう、これは汚染だね!精神汚染だね!

やばいよタモさん、やばいよ!

 

うーん、呼吸をするように悪の道を突っ走る曲世愛に釘付け。

次は何するの?次は誰なの?という期待感はナゼなんだぜ?

 

そのダークな期待感とともに、今後、正崎さんがどうやって悪の権化・曲世愛を追い詰めていくのか乞うご期待。

ご飯食べてる時は「バビロン禁止」

あと、これが一番メンタル来たんだけど、曲世さんときたら、正崎さんに見せつけるように、瀬黒ちゃんを「エルフィンリート」。

ほんとに、これが一番豆腐メンタルきた。(泣)

 

正崎さんの部下の瀬黒(せくろ)ちゃんも可愛くて好きな女性キャラだったのに。

 

こっちは、毎回、夫婦で見とるっちゅーねん!

 

うちは、だいたい、晩ご飯食べながらアマゾンプライムでアニメ見てるんだけど、晩御飯食べてる時は「バビロン禁止」になったから。

 

「このアニメ、ご飯どきに見ない方がいいね」と奥さんに耳元でそっと囁かれたぞ、お前は曲世かと・・・。

奥さんにこんなこと言われたの初めてやぞ。

 

さすが、バビロン、見る毒薬。

確実に感染は広がっています。

アニメ・バビロンに出てくる自殺法の考察

暑苦しいレビュー(感想)はさておき。

ちょっと辛気臭くなるかもですが、本題の自殺法について考えてみよう。

アニメ・バビロンの自殺法とは

アニメ・バビロンに登場する自殺法とは、東京の新しい行政区画になった新域(しんいき)で推進される新しい法律。

齋開化(いつき・かいか)は新域の自殺法を構想

新域の責任者になった齋開化(いつき・かいか)が表向きには自殺法の言い出しっぺ。

この齋は、曲世(まがせ)と行動をともにし、失踪しながら暗躍している。

世界の自殺率

順位自殺者数
1ロシア31.0人
2韓国26.9人
3ラトビア21.2人
4ベルギー20.7人
5ハンガリー19.1人
6スロベニア18.6人
7日本18.5人
8エストニア17.8人
9フランス17.7人
10スイス17.2人
11インド16.3人
12ポーランド16.2人
13フィンランド15.9人
14オーストリア15.6人
15アメリカ15.3人
16スウェーデン14.8人
17アイスランド14.0人
18ポルトガル14.0人
19ドイツ13.6人
20ルクセンブルク13.5人

(10万人あたりの自殺者数/WHO調べ2016年)

世界の自殺者数は年間100万人を超えていて、日本も多い時は3万4千人を超えた年もありました。

 

まず、世界の自殺率を見てみます。

上記は10万人あたりの各国の自殺率です。

 

ホントはもっと多くの国のデータがありますが、20位までを抜粋しています。

 

トップはロシアの31.0人で、そのあとに韓国、ラトビアと続きます。

そして、日本は7位の18.5人です。

日本は自殺率7位

警察庁ホームページによると、2019年の日本の自殺者数は、18,487人でした。

前年の2018年は2万人を超えていたので、減少していると言えますが、でもどうなんでしょうか?

データーは都合のいいように改ざん・・・。

ホントはもっと多かったりして。

自殺者数|警察庁Webサイト

とにかく、見ていて気分のいいランキングではないですね。

自殺・自死は法律で禁止されていない

世界各国を見ても、自殺を罰する法律はありません。

 

ですが、自殺しようと考えている人をほう助して死なせてしまった場合、日本では刑法第202条が適用され処罰されます。

安楽死も刑法202条で殺人罪に

自殺法は物語の中の話ですが、現実社会でもっとも近いと言えるのは、安楽死ではないでしょうか。

安楽死は、自殺ほう助と同様に刑法第202条が適用され嘱託(同意)殺人罪として処罰されます。

安楽死の定義

安楽死(あんらくし、英語: euthanasia)とは、人または動物に苦痛を与えずに死に至らせることである。一般的に終末期患者に対する医療上の処遇を意味して表現される。安楽死推進団体に所属し、スイスで安楽死したオーストラリアの環境学・植物学者 デイビット・グッドールは「ふさわしい時に死を選ぶ自由」と定義している。

(出典:ウィキペディア)

安楽死のという言葉は、一般人がというよりも、主に医師が患者の自殺に手を貸した時に用いられています。

また、患者本人の意思によって、医師が致死性のある薬物の服用や投与を実行することを積極的安楽死といいます。

積極的安楽死を認めている国

年月日
スイス1942年
アメリカ(オレゴン州)1994年
オランダ2001年
ベルギー2002年
ルクセンブルク2008年
アメリカ(ワシントン州)2009年
アメリカ(モンタナ州)2009年
アメリカ(バーモント州)2013年
アメリカ(ニューメキシコ州)2014年
アメリカ(カリフォルニア州)2015年
オーストラリア(ビクトリア州)2017年
大韓民国2017年

現時点で合法的な尊厳死を認める国はこれだけあります。

実際にスイスで安楽死したオーストラリアの植物学者デイビット・グッドール氏がいます。

また、数年前に僕もネット掲示板などで、安楽死施設を作ってくれたら良いのにという発言をしている人をよく見ました。

宗教的に見ると

宗教的に見てみると、また違った見方があったりします。

キリスト教では自殺は罪

キリスト教では、神からもらった命を自ら断つことは神に対する反逆と見なされます。

 

なので、自殺をすれば煉獄に行くと言われ、伝統的に自殺は禁止されています。

 

また、聖書には、イエス・キリストの弟子パウロが自殺しようとしたものを改心させる逸話もあります。

イスラム教では地獄行き

イスラム教でも自殺は地獄行きと言われています。

 

でも、イスラム教の場合、自爆テロがあったりしますよね。

 

これに関しては、イスラム教の宗派によっても解釈が違ってきますが、敵に対しての自爆攻撃はジハードなので天国に行ける。

 

一方、民間人に対しての自爆攻撃は自殺として永遠の刑罰を受けるという考え方らしいです。

これに関してはノーコメントとします。

仏教では禁止はしていないが

仏教の始祖・ブッダは自殺を禁じてはいません。

というより、自殺を善悪で論じることはなかったそうです。

 

しかし、「牛のたとえ」という逸話があり、自殺をしようとした人を見かけて改心させたと言われています。

カリギュラ効果を利用して自殺を抑制する

これは、不謹慎と言われるかもしれません。

ですが、自殺防止と抑制のために、あえてバビロンのように自殺法を作ってみたらと考えてみました。

 

人間には「やってはダメ」と禁止されると、やらずにはいられない心理が存在します。

 

これを「カリギュラ効果」と言いますが、これを利用して自殺を防止、抑制できないかと。

 

逆に禁止されなくなった時、人は禁断の果実のうま味を感じることができず、自死への誘惑から目覚めるのではといったことが狙いなのですが。

 

確かに自殺の原因は、仕事や人間関係、貧困とさまざまで、死んででも今ある苦しみから逃れたいのでしょうから、それを止めることは一筋縄ではいきませんね。

 

でも、自殺法が存在する世界を想像してみると、

 

「死のうと思えば、死ぬことはいつでもできる」

「もうちょっとだけ頑張ってみるか」

といったんクールダウンして自分や取り巻く状況を冷静に見つめ直すことが出来るのではないか。

 

一見、マイナスに見えることからプラスに転じる反作用的な何かが生まれるのではないかと期待してしまう自分もいます。

 

まあ、考え方が楽観的すぎますかね。

みなさんはどう思いますか?

自殺は悪いことなのか

日本では案楽死の事件が起きていることもあり、議論されている真っ最中です。

 

ですが、上記のように安楽死を認める国が実際にあるということを考えると、遥かに遠い未来に自殺法が生まれる可能性はゼロではないとも思います。

 

では、自殺は悪い事なのか?

 

個人的な意見ですが、良いも悪いも無いと考えます。

 

個人的な価値観や考えの問題なので、それを法で縛ったり、禁止するという類いの話ではないと思います。

人それぞれ。

 

だけど、せっかく生きてきたんだから、自ら命を絶つって、すごくもったいない気がします。

 

綺麗ごとになるけど、近距離にそういう人がいたら、やっぱり止めると思います。

ここは、仏教的かもしませんが。

 

あと、昔偉い人が言ってましたが、この世はでっかい宝島ですよ。

寿命が来るまで、アドベンチャーでしょ!

 

なので、自殺法に対する僕の結論は賛成でも反対でもありません。

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コウ

どうも、コウです。
宮崎県在住、妻と二人暮らしです。
もともと、パソコン修理のカスタマーエンジニアをしていました。
機械いじりやネット関係、謎が謎を呼ぶ不思議な事が好きなので、そのジャンルの情報発信と日常の中で埋没しがちな素朴な疑問を拾い上げ考察します。
えるたそ~と同じで「私、気になります病」を発症しているので好奇心をエサに生きています。

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