お疲れ様です!
コウです。
世の中には、自分にクリソツな人間が3人は存在するという話があります。
そして、「もしも、自分にソックリな分身に出会ってしまったら死んでまう」というのが「ドッペルゲンガー」という現象なのです。
この記事では、不思議な現象「ドッペルゲンガー」について書いています。
ドッペルゲンガーとは
ドッペルゲンガーとは、自分自身の姿を自分で見てしまう現象です。
また、この不思議な現象は医学的には「自己像幻視」とも呼ばれます。
ドッペルゲンガー現象
ドッペルゲンガーとは以下のような現象を指します。
- 自分とソックリの姿をした分身
- 第二の自我や生霊の類い
- 同じ人物が同時に複数の場所に現れる
- 自分以外の第三者が目撃する場合もある
- 超常現象の1つとしても扱われている
この現象は、古くから
- 神話
- 伝説
- 迷信
などで語られ、肉体から霊魂が分離し実体化したものとされていました。
ドッペルゲンガーを見た有名人の実話
不思議なことに、自分のドッペルゲンガーを実際に見たという記録も残されています。
以下の人物たちが実際に自身のドッペルゲンガーを目撃したとされていますが、この中から有名な3人のエピソードをご紹介します。
- エイブラハム・リンカーン
- モーパッサン
- ゲーテ
- エカテリーナ二世
- エリザベス一世
- エミリー・サジェ
- 梶井基次郎
- 芥川龍之介
エイブラハム・リンカーン
第16代アメリカ大統領エイブラハム・リンカーンも自分のドッペルゲンガーを見ています。
リンカーンが、ドッペルゲンガーを見たのは最初の選挙の時期だそうです。
ソファでくつろいでいたリンカーンがたまたま鏡を覗き込むと、そこには自分ソックリの顔が2つ映っていました。
もう一人の自分は、青白くまるで幽霊のように見え、鏡の中からリンカーンをじっと見つめていたそうです。
その後もリンカーンは、自分のドッペルゲンガーを見ようと試みますが、2度と見ることは無かったそうです。
このドッペルゲンガーは、後のリンカーン暗殺を伝えにきたのでしょうか。
エミリー・サジェ
19世紀のフランス人教師エミリー・サジェは、ドッペルゲンガーの実例として有名な人物です。
ある時、エミリーが女子高の教室で授業をしていると、本人の脇や後ろで、もう一人のエミリーがその動作をそっくり真似していたのを13人の生徒が目撃したといいます。
最終的には、同時に40人以上の人々にドッペルゲンガーを目撃されたエミリーでしたが、本人が自分のドッペルゲンガーを見ることはありませんでした。
そのうち、ドッペルゲンガーに触って本物か確かめる生徒も出てくるなど、生徒の保護者を巻き込む大騒動に発展。
子どもを転向させる親も出てきたため、ついにエミリーは学校をクビなります。
行く先々で同じ「ドッペルゲンガー現象」に悩まされたエミリーは何と16年間で19回も職場が変わる羽目になったのでした。
ホントお疲れ様ですよね、とほほ。
芥川龍之介
日本が誇る文豪・芥川龍之介も自分のドッペルゲンガーを見たと言われていて、短編小説「2つの手紙」でドッペルゲンガーについて描いています。
芥川は、集まりの場でドッペルゲンガーを見たことがあるかと聞かれ、「見たことがあります。私のもう一人の自分は「帝劇」と「銀座」に現れました」と答えました。
また、見間違いではないのかとの問いには、「そうだったら、ホントによかったのですが、見間違いとは言い切れないのです」と答えたそうです。
ドッペルゲンガーに会ったら
もし、ドッペルゲンガーを見たり、会ってしまったら、「その人物の死期が近い」と言われています。
また、逆に死期が近い人がドッペルゲンガーを見ることが多いとも言えます。
「ドッペルゲンガーの特徴」としては以下のようなモノが挙げられます。
- ドッペルゲンガーは周囲の人間と会話をしない
- 本人に関係のある場所に現れる
- ドアの開け閉めができる
- いきなり消える
- ドッペルゲンガーを本人が見ると死ぬ
- 他人だったとしてドッペルゲンガーを2回みると死ぬ
ドアの開け閉めができるというのがスゴイですね。
「実体がある」ということなのでしょうか。
また、他人が見ても死ぬというのも恐ろしいですね。
ドッペルゲンガーを英語で言うと
- ドイツ語・・・doppel
- 英語・・・double
- 漢字・・・復体
ドッペルゲンガーを英語で言うと「double(ダブル)」。
ドッペルゲンガーの意味
ドッペルゲンガー(Doppelganger)は、「二重身」という意味で、元々ドイツ語のDoppel(ドッペル)が元になっている言葉です。
ちなみに、ドッペルゲンガーの言葉の元になったドイツ語のdoppel(ドッペル)には以下のような意味があります。
- 二重
- 生き写し
- コピー
ドッペルゲンガーの対処法
不思議で怖いドッペルゲンガー現象ですが、その対処法としては万が一出会った時には、怖がらずネガティブな態度を取らないことだと言われています。
具体的には以下のような方法と言われていますが、これ、結構ムズカシイですよね。
いざ、ドッペルゲンガーに遭遇したら、ビックリして何もできないような気もしますが。
- 笑顔であいさつ
- 握手とハグ
- メッセージを受け取る
ドッペルゲンガーにつながる電話番号
上記が、少し前に流行った「ドッペルゲンガーにつながる電話番号」と言われています。
しかし、実際は電話の音質確認をするための番号だそうで、なぜこの電話番号がドッペルゲンガーの番号として流行ったのかは謎です。
インターネット上には、「絶対にかけてはいけない電話番号」というモノが多く存在していて都市伝説になっています。
ドッペルゲンガーは病気?
ドッペルゲンガーの原因として可能性のある病的症状には次のようなものがあります。
- 自己像幻視
- 脳の機能障害
- 統合失調症
医学的には、自分で自分の姿を見てしまう症状を「自己像幻視」といいますが、ドッペルゲンガーもその一種ではないかと考えられています。
また、脳の側頭葉と頭頂葉の接合部に腫瘍ができた患者も自己像幻視を見ることが多いことや統合失調症が原因の可能性もあるとのことです。
ドッペルゲンガーに会う方法
自分の寿命を縮める可能性をはらんでいるため、好き好んでドッペルゲンガーに会いたいと思う人は、そんなにいないと思います。
しかし、どうしても自分の分身に会ってみたいという奇特な人向けのネットサービスが存在します。
TWIN STRANGERS(ツイン・ストレンジャーズ)は、アカウント登録し自分の顔写真をアップロードすれば、世界中のユーザーの中から自分に似ている人を探してくれるという無料のウェブサービスです。
会いたくて、会いたくて、震えてしまう方は、ぜひ利用してみてはいかがでしょうか?
まとめ
ドッペルゲンガーは、遭遇してからしばらくして命を落とすということからも、脳腫瘍が見せる幻の可能性が高いと言えます。
しかし、フランス人教師のエミリー・サジェのように目撃者が多数存在するというケースもあり、一概に病気が原因とも言えません。
この不思議で怠惰な現象に脳が震えますね。
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