不思議な話

【ロスチャイルドの経済支配】アメリカ進出と格付け会社の登場

20世紀、世界で起きた3つの巨大な事件がある。

  1. ウォール街大暴落
  2. 第一次世界大戦
  3. 第二次世界大戦

これらはすべて仕掛けられた謀略である。21世紀にはさらに第三次世界大戦が勃発するという噂もあるが、それはさておき20世紀に起きたこれらの3つの巨大な事件の背後にはロスチャイルド家が存在する。

彼らはヨーロッパ諸国を経済的に制圧したのち、新たな世界支配の計画を進めるため、その舞台をアメリカに移した。

この記事でお伝えすること
  • ロスチャイルドの米国進出と経済支配について
  • 格付け会社について

20世紀の巨大事件とロスチャイルド

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経済危機は現代世界だけが抱える特殊な問題ではない。19世紀前半にはヨーロッパでも経済危機が相次いでいた。

その後の米国、ウォール街大暴落の背後を知ることは、今後の世界情勢を予測するのに役立つかもしれない。

米国の歴史派経済学者キンドルバーガーは次のように述べている。

「われわれは他の観察者とともに、19世紀前半においては危機が1816年、26年、37年、47年、57年、66年というように10年間隔で発生したが、その後は間隔がずっと不規則になったことに注目したい。またわれわれは、ある投機熱が危機をもたらしたあと、投資家が損失と幻滅から十分に回復して再び一山当てようとするまでには、ある程度の時間の経過が必要である、ということを指摘するにとどめ、それ以上このサイクルの間隔の問題に深入りしないことにする」

『熱狂、恐慌、崩壊』/C・P・キンドルバーガー/日本経済新聞出版社

キンドルバーガーは、19世紀前半の世界において最初の危機が発生した年を「1816年」としている。そして、その後は「10年間隔で経済危機が発生した」と述べている。

19世紀における経済危機の特徴
  • 19世紀前半:1816年を起点に経済危機は10年間隔で発生した
  • 19世紀後半:1870年代以降はその間隔がずっと不規則になった

1816年を起点に経済危機が発生するようになったのは、前年の1815年にロスチャイルドが当時世界最大の経済大国イギリスのインランド銀行を乗っ取ったからだ。これにより経済危機が起きるようになった。

彼らがそのような悪事を働く理由は経済危機を繰り返すことで自らが肥え太るためだ。経済危機による各国の苦境は、彼らにとって大きなビジネスチャンスだった。彼らは多くの国民を苦しめ、自分たちだけ儲けるのだ。

10年間隔で起きる経済危機は、1866年が最後だった。その間隔が以後、不規則になるのは1870年代から米国が台頭してきたからだ。世界経済は拡大し、ロスチャイルドの戦略はさらに大掛かりなものとなった。

格付け会社の登場

white stage

19世紀初め、ロスチャイルド家はアメリカ支配に乗り出した。ウォール街大暴落までの期間にはアメリカと世界で2つの戦争が勃発した。アメリカの南北戦争の時代にはリンカーン大統領が暗殺されている。

  • 1861年〜1865年:アメリカで南北戦争勃発した
  • 1914年〜1918年:世界で第一次世界大戦が勃発した

現代の世界情勢を動かす要因の一つとして考えられるのが、「格付け会社」の存在である。この格付け次第で株価が大きく動くからだ。

格付け会社とは、政府が発行する国債の利払いや償還能力について税務調査などを通して調査する会社である。

現在、世界で有力な格付け会社は次の3社。

格付け会社3社
  1. S&P
  2. ムーディーズ
  3. フィッチ・レーティングス

①S&P

1941年、スタンダード統計がプアー出版を吸収しS&P(スタンダード&プアーズ)が発足された。

  • プアー出版:1860年創業(ニューヨーク)
  • スタンダード統計:1906年創業

②ムーディーズ

1900年、ニューヨークでムーディーズが設立された。

③フィッチ・レーティングス

1913年、同じくニューヨークにフィッチ・レーティングスが設立された。

戦争と国際金融資本

USA flag

1860年にS&Pが創業するが、その翌年にはアメリカ南北戦争が始まる。ここに格付け会社が登場してきた理由が存在する。つまり戦争の背後には国際金融資本が存在するということ。

南北戦争はリンカーン大統領による「奴隷開放宣言」で有名である。日本では、南北戦争は「奴隷開放戦争として戦われた」と理解されている。

だが、南北戦争の本質は「奴隷開放問題」などではない。これは「アメリカ北部のユダヤ系集団vs南部のWASP系集団の戦い」だった。

WASPとは「ホワイト・アングロ・サクソン・プロテスタント」の頭文字で「英国系白人のキリスト教新教徒」のこと。

ユダヤ系集団vsWASP系集団

この時代、ニューヨークを拠点とする北部ユダヤ系集団はアメリカを金融国家にしようとしていた。これに対して南部WASP系集団はアメリカを農業国家に育成しようとしていた。

その後、北部(ユダヤ)が勝って、南部が(WASP)が負けると、以後アメリカは「ユダヤの戦略」で動いていく。

格付け会社S&P創業の目的は、ニューヨークのユダヤ系集団(国際金融資本)がアメリカの経済支配体制を構築するためのものだった。その後に設立されたムーディーズフィッチ・レーティングスも目的は同じである。

あとがき

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1913年のフィッチ・レーティングスの設立は第一次世界大戦(1914〜1918年)の前年である。これはヨーロッパでの戦争を見越したものと考えられる。

1941年にはプアー出版とスタンダード統計が合併し、S&Pを設立した。同年は大東亜戦争(1941〜1945年)が勃発した年であるが、これは偶然でも何でもない。戦争の背後には国際金融資本が存在する。

1865年、リンカーン大統領が暗殺されたが、この暗殺は奴隷開放宣言とはなんの関係もない。彼はロスチャイルド家の戦略に気づき、命を縮めてしまった。それから百年後にケネディ大統領も同じ運命をたどっている。

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