世の中には真実を暴こうこすると口封じされるといった説を信奉する者、主張する人々が存在する。

次に紹介する四人の著名人も小児性愛や人身売買の事実を暴露しようしたから、自殺に見せかけて殺されたのだ、という説が一部の界隈ではいまだに根強く支持されているようだ。

筆者は、このような説はすぐに正解が出るものではないと考えている。ただ今のところは本当なのか嘘なのか分からないというスタンスだ。たとえば時が経ち、エプスタインのように、その結末が唐突に世に出てくることもある。

四人の死に関連性はあるのか?

四人は自殺に見せかけて殺されたのだろうか?

  1. アヴィーチー
  2. クリス・コーネル(サウンドガーデン)
  3. チェスター・ベニントン(リンキンパーク)
  4. アンソニー・ボーディン

①アヴィーチー

アヴィーチーは、スウェーデン出身の音楽プロデューサー、DJ、アーティスト。グラミー賞に2回ノミネートされている。

2018年4月20日、友人を訪問するために滞在していたオマーンのマスカットにおいて、亡くなった。のちに自殺であったとする声明を家族が発表した。

2015年に発表された『For A Better Day(フォー・ア・ベター・デイ)』は人身売買について書かれた曲だと言われている。

②クリス・コーネル

クリス・コーネルは、ロックバンド、サウンドガーデンのボーカルを務めていた。2017年5月17日、米デトロイトでのコンサート後にホテルで首をつって自殺。52歳だった。

一説によると、クリスはリンキンパークのチェスター・ベニントンと性的搾取目的の人身売買に関するドキュメンタリーを作ろうとしていたとされる。

筆者は10代の終わり頃、サウンドガーデンの『Outshined(アウトシャインド)』という曲を聴いて衝撃を受けた記憶がある。

③チェスター・ベニントン

チェスター・ベニントンはロックバンド、リンキンパークのボーカリスト。前述のクリス・コーネルの親友でドキュメンタリー制作を支援していたと噂されている。

2017年7月20日、ロサンゼルスの自宅で首を吊って自殺しているのが発見された。二ヶ月前に親友のクリス・コーネルも亡くなっており、皮肉なことにこの日はクリスの誕生日でもあった。

チェスターも子供の頃に性的虐待を受けていた経験があり、その相手はあのジョン・ポデスタだとか、チェスターはポデスタの実の息子ではないのか?といった噂もあった。ポデスタといえば、かの有名なピザゲートで話題になった人物。

リンキンパークの曲は『Faint』と『Numb』が好きだ。10代の僕は気弱で父親は押し付けがましい人だった。日々、繰り返されるせめぎ合いと精神的支配から逃れられるなら、こんな感覚無くなってしまえばいいのにと幾度となく思っていた。

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④アンソニー・ボーディン

アンソニー・ボーディンは、アメリカの有名なシェフでテレビ司会者だった。アメリカ料理学院を卒業後、ニューヨークの有名レストランのエグゼクティブ・シェフなどを務めた。

彼の著書『Kitchen Confidential』は、飲食業界の過酷な現実や裏側を赤裸々に綴り、世界的な大ヒットとなった。

2018年6月、テレビ番組の撮影で滞在していたフランス・ケゼルスベールのホテルで首を吊り、亡くなった。61歳だった。

ネット上で広まった噂

ある日、ネットの投稿に火がつき真偽不明の噂が拡散された。その噂はこんな感じだった。

アヴィーチー、ベニントン、コーネル、ボーディンの四人は『サイレント・チルドレン(沈黙の子どもたち)』というドキュメンタリー映画を制作していた。

このプロジェクトは当初、ルロイ・ムーア(デイブ・マシューズ・バンドのサックス奏者。2008年に亡くなっている)とその婚約者のリサ・ビーンによって立ち上げられたが、クリス・コーネルの死後、中止になった。

このドキュメンタリーは児童性売買、人身売買を題材にしており、著名人が子供に対して犯した醜悪な犯罪を暴露する内容だった。

四人全員がドアノブで首を吊って自殺したとみられるが、実際には口封じされた可能性が高い。ドアノブで首を吊って自殺に見せかけるのは、いつもの奴らの手口だ。

ドキュメンタリー映画『沈黙の子どもたち』とは

『沈黙の子どもたち』は、児童性的搾取と人身売買の実態を暴くために企画されたドキュメンタリー映画のプロジェクトだった。リサ・ビーン氏は、このドキュメンタリーのプロデューサーを務めていた。

しかし、このドキュメンタリー映画の広報担当者は、「これはデマです。言及されている人物は、私たちのプロジェクトには一切関わっておらず、連絡を取ったことすらありません」と説明し、さらにこう続けた。

「私たちのプロジェクトとそのウェブサイトは、深刻な問題について人々に知ってもらうための善意の試みでした。ウェブサイトに掲載された以上のことは何もできず、プロジェクトを進めるための資金も調達できませんでした。プロジェクトは5年前に放棄されました。ウェブサイトはビーン氏によって情報源として維持されていましたが、それも現在閉鎖作業が進められています」

真相はいかに

公式文書によると、このドキュメンタリーの制作会社「JellyBean Productions LLC」は、コーネルが亡くなる2017年5月18日より以前の2017年1月9日に解散している。

つまり、このプロジェクトは彼の死後ではなく、彼が亡くなる前にすでに中止されており、制作会社も解散していた、というのが事実である。だから、クリス・コーネルの死によってプロジェクトが頓挫してしまったわけではないのだ。

ロイターのファクトチェックチームは、アヴィーチー、ベニントン、コーネル、ボーディンの四人は皆、自ら命を断ったが、彼らの死は時間も場所も異なっており、四人の死に関連性は見いだせない、と結論づけている。

参考:ロイター通信

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