「ビルダーバーグ会議」は、存在そのものが陰謀論の対象にもなっているが、この会議に関する陰謀論はそれだけではない。
国際ジャーナリストの「ダニエル・エスチューリン」は、ビルダーバーグの陰謀を阻止した後、殺されかけたという。
今回は、以下についてお送りする。
- ダニエル・エスチューリンのビルダーバーグの陰謀に関する主張
- ビルダーバーグ会議に関するその他の陰謀論
ダニエル・エスチューリンとビルダーバーグの陰謀
国際ジャーナリストのダニエル・エスチューリンが主張するビルダーバーグの陰謀は以下のとおりである。
ビルダーバーグ会議の決定に従い世論は操作されている
毎年、ビルダーバーグ会議の決定に従い、次のことがおこなわれている。
- 各国政府や財界への工作
- マスメディアを通じた世論操作
メディアによる世論操作・誘導は陰謀論的には基本の「き」であり、当たり前のようにやられていることだ。
ビルダーバーグ会議の最終目標は「世界統一政府」の樹立
ビルダーバーグ会議の最終的な目標は、言わずもがな「ニューワールドオーダー」。
つまり、世界統一政府の樹立であり、そのための手段として以下のようなテーマが継続的に取り扱われている。
- メディア、ネットの国際的支配
- 国民総背番号制(日本ではマイナンバー)
- 人体埋め込みチップ(粉末状のチップは完成済)
- GPSで大衆監視(スマホ・埋め込みチップ)
- 電子通貨システムによる国際通貨統合(GESARA/NESARA/CBDC)
- 人口抑制
ソッチ系の皆さんにはお馴染みのモノばかりだろう。
中には、すでに実施されているモノから今後予定されているモノまでバッチリ含まれている。
支配者層も一枚岩ではない
9.11アメリカ同時多発テロ以降、アメリカの勢力間で意見が対立しているという。
- アメリカ・ネオコン派
- アメリカ・非ネオコン派
- 欧州派
まさに、三つ巴の争い。9.11のあとからということは、自作自演に関して支配者層の中でも意見が割れているということなのか。つまり、支配者層と言っても、必ずしも一枚岩ではないのだ。
ちなみに、ネオコンとはアメリカにおける新保守主義(ネオコンサバティズム/Neoconservatism)のことで、アメリカの国益よりも自由主義や民主主義といった理想を重視する政治イデオロギーの1つ。
しばしば世界にこの政治イデオロギーを押し付けるためには戦争をも辞さないという一面を持っているからたちが悪い。
ダニエル・エスチューリン自身が暗殺されかけた
1997年のビルダーバーグ会議では、カナダからケベック州を分離して残ったエリアをアメリカ合衆国に統合するという計画について話し合われることになっていた。
しかし、この話を嗅ぎつけたダニエル・エスチューリンとジェームズ・P・タッカーの働きかけにより、カナダの新聞社をはじめ多くのマスコミがビルダーバーグ会議について取り上げはじめた。
ビルダーバーグ会議の存在が明るみなった結果、ケベック州の分離統合計画は消失することになった。その後、この計画を阻止したダニエル・エスチューリンは命を狙われることとなった。
ダニエル・エスチューリンとは
一連の陰謀を嗅ぎつけ、ビルダーバーグの計画を阻止したジャーナリストのダニエル・エスチューリン。
彼はソビエト連邦で生まれたが、家族が左翼的な活動をしていたため、ソ連から追放されたという。祖父はKGBの部長を務めた人物だった。
そういった繋がりもあり、ダニエルは「KGB」や「MI6」、「CIA」などから多くの情報を得ることができ、他のジャーナリストより信頼度の高い機密情報を持っていると言われている。
特にビルダーバーグ関連の情報に精通しており、そのせいで何度も命を狙われている。現在、彼は身を守るため長年暮らしたカナダを離れ、スペインに移住し執筆活動を続けている。
その他の陰謀論
続いて、ビルダーバーグ会議についてのその他の陰謀論も見ていこう。
①ビルダーバーグ会議と深い関わりがある3つの組織
ビルダーバーグ会議の参加メンバーと以下の3つの組織のメンバーは重複しているとされ、そこで得た情報は、参加メンバーによりそのまま下部組織に伝達されているという。
- 王立国際問題研究所(RIIA)
- 外交問題評議会(CFR)
- 三極委員会
②ビルダーバーグ会議の内容が首脳会議に影響を与える
ビルダーバーグ会議で話し合われた内容は「G8」や「NATO」などの首脳会議に影響を与えるといわれる。
③リップルウッドの背後にはビルダーバーグ会議が存在する
リップルウッドの背後にはビルダーバーグ会議が存在するといわれている。
リップルウッド・ホールディングスは、アメリカのニューヨークを拠点にする投資ファンドの運営会社だった。最高経営責任者はティモシー・コリンズ。
営業内容は、いわゆる「ハゲタカ」と言われるもので、経営不振に陥った企業を買収し、再生させ企業価値を高めた後に売却するという再生ファンドである。
リップルウッドに買収された日本の企業
日本企業の買収もビルダーバーグ会議で計画されたのだろうか。指示どおりリップルウッド・ホールディングスは日本企業を買いまくる。
アニメ好きなら知っている代々木アニメーション学院なんかもある。
- 新生銀行
- 日本コロンビア
- ディーアンドエムホールディングス(旧denon)
- フェニックスリゾート(宮崎県のシーガイア)
- 旭テック
- シャクリー・グローバル・グループ(元・山之内製薬グループ)
- ナイルス(元・日産グループ)
- ユーシン
- 代々木アニメーション学院
- シグマクシス
④大統領や首相もビルダーバーグ会議で決められる?
大統領や首相もビルダーバーグ会議で決まってしまうのか。
ビル・クリントン
1991年のビルダーバーグ会議には、当時アーカンソー州知事だったビル・クリントンが招待されていた。
その会議のあとの1993年、ビル・クリントンはアメリカ大統領に就任した。これは偶然なのか。
トニー・ブレア
1993年の会議には、イギリス労働党の議員トニー・ブレアが招待されていた。ブレアはビルダーバーグ会議から4年後の1997年にイギリス首相に就任している。
偶然だから気にしちゃいけない。
⑤王族がビルダーバーグ会議に参加している
王制を採用するヨーロッパの国々では、憲法で王族の発言や行動を禁止しているにもかわわらず、ヨーロッパの王族の多くがビルダーバーグ会議に参加しているという。
非公式の会議なのに多額の公費が使われている
ビルダーバーグ会議は、非公式の私的な会議であるにもかかわらず、開催国は毎年、私的で集まった参加者の警備費用などに多額の公費を使っているという。
また、ビルダーバーグ会議がアメリカで開かれた際、参加者への土産物(みやげもの)として「ビルダーバーグ」という名前の入った「iPod」が用意されたという冗談のような都市伝説まで存在している。
あとがき
いったいどこまでが本当なのかわからないが、ビルダーバーグの陰謀の暴露に命をかけるダニエル・エスチューリン。
計画を阻止したことで命を狙われた挙句、カナダからスペインに引越してまで陰謀を追い続けるジャーナリストの鏡。
彼自身が映画の題材になりそうな勢いだ。深淵を覗く者は、深淵に除かれるのか。
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