日常の話題

「本の帯」は読む時は邪魔だけど捨てない方がいいかもねという話

夏と言えば読書。

読書と言えば夏。

皆さん、読んでますか~!

読んでさえいれば何でも出来る。

 

はい、ということで、わたくし本の虫ではないが、読むときは読む。

それで、本を読んでるといつも思うのだが、「本の帯」というやつが邪魔なのである。

世の中には「本の帯」を捨てる人、捨てない人とさまざまだと思うのだが。

わたくし産まれてから40数回目の読書の夏を迎え、そろそろいいかげんに気になったので「本の帯」についてあれこれ調べてみた。

 

この記事では

  • 本の帯に関する豆知識をほんの少し
  • 本の帯「捨てる派」、「捨てない派」問題
  • 本の帯の保管方法

の3本をお送りする。

本の帯とは

Bookinfoimage:wikipedia

「本の帯」というやつは、その本についてのキャッチコピーなどが印刷された本の下側に巻き付ける紙のこと。

本にかけたベルトのように見えるのでこの名が付いている。

本の帯の名前は

 

本の帯の名前は「帯(おび)」以外には、以下の名前で呼ばれることもある。

  • 巻紙(まきがみ)
  • 袴(はかま)
  • 腰巻(こしまき)

本の帯の役割とは

 

  • 本の宣伝
  • PR効果

本の帯の役目は、当然のことだが本の宣伝である。

いかに、目を惹くキャッチコピーで読者の目を止め、足を止め、手に取らせるか。

キャッチコピーのでき次第で売り上げの爆上げもありえるのだ。

コピーライターさんたちの汗と努力の結晶でもあるのだ。

また、新人の作家さんであっても、書店員さんや有名作家さんからの「推し」があるならば、ベストセラーを発動させることもある。

そういえば、僕が本屋さんで本を手に取るきっかけも帯に書いてある変なキャッチコピーにつられてというのが多い気がする。

本の帯を英語で言うと

 

本の帯を英語で言うと、「book band」。

ブックバンドという、何のひねりもあったもんじゃない。

本の帯は海外には無い

 

本の帯は海外にはない。

そもそも、海外で売られているペーパーバックとかの本は帯どころかカバーすら付いてないことがほとんどだし、それが普通なのだ。

「本の帯」、これも日本独自の文化ってやつなのである。

ガラパゴスなのは何もケータイやスマホだけじゃないのでつ。

本の帯を捨てる人と捨てない人どちらが多い?

 

本の帯を「捨てる派」と「捨てない派」、どちらが多いのかというアンケートを大手古本屋チェーンの店員さんたちの中で行ったところ、「捨てない派が約60%」で多かったという結果に。

しかし、これは極限まで本好きを高めた末に本屋で働くことを選んだ方たちのデータ。

しかも、古書店の店員さんだけに、のちのち本を売る際の内部事情がわかっているからという見方もできる。

以前の僕がそうだったように、読書はするが本自体にそれほど愛着を持たない一般人は、何も考えずにゴミ箱へ直行なのではないだろうか。

本の帯を捨てる理由

 

ちなみに、本の帯を捨てる派で多いのは以下の理由。

  • 本を読んでいてズレて邪魔
  • 帯が破損したので捨てる

「ズレてきて邪魔になる」は、同意。

この記事もそれが理由で書いている。

誰でも簡単にできる保管方法があれば捨てないで済むかも知れない。

本の帯の保管方法

 

本の帯の保管方法は、いろいろある。

どしたらええねんと悩んでおられる方がいたら参考にしてみるのも手だ。

  1. 買った時の状態で保管
  2. 読む時だけ帯を外す
  3. ブックカバーを付ける
  4. しおりとして使う
  5. 帯を外して保管する
  6. 表紙カバーを帯の上からつける

①買った時の状態で保管

 

まずは、買ったままの状態で保管。

読書中に帯がズレたりしても気にならない人なら問題なさそうだ。

読書は家の中だけでする方や本を本棚に置いている方は、ダメージが少ないかもしれない。

しかし、帯をかけたまま裸で本を持ち歩くと、少なからず帯の下側が折れ曲がったりする可能性があるので注意が必要である。

②読む時だけ帯を外す

 

前述の「買ったままの状態で保管する」に近いパターンではあるが、本を読む時だけ帯を外すという人も多いようだ。

僕もブックカバーをしてない場合は、このパターン。

③ブックカバーを付ける

 

「ブックカバーをつける」が帯にも本にもダメージが少なくて鉄板。

かっこいいブックカバーを付けている人を町で見かけることがある。

最近では紙製じゃない、しっかりしたブックカバーが文房具店や本屋さんでも売っている。

また、安いビニール製のモノなら100均にもあったりする。

④しおりにして使う

 

本を買っても「しおり」がもらえるとはかぎらない。

そんな時、帯をしおりにしてしまえば、本に挟んだまま保管できるのでラクっちゃラクかもしれない。

「マイしおり」をお持ちの場合は、ほかの保管方法をチョイスしよう。

⑤帯を外して保管する

 

「帯だけをクリアファイルなどに入れて保管」しているという方もいるみたいだ。

クリアファイル自体は100均などで簡単に手に入る。

ファイルに入れて保管しておけば年数が経っても綺麗な状態をキープ出来そうである。

この方法は他に趣味で集めているモノがあったりなどの管理が得意な人向けかもしれない。

⑥表紙カバーを帯の上につける

 

「本の表紙カバーの内側に帯を入れる」方法は、ブックカバーを使うのと同様に、帯を守る一番ラクな方法かもしれない。

本と帯がいつでも一緒なので、どの本の帯か分からなくなることも、外して行方知れずに心配もない。

ただし、いつの間にか「帯を表紙カバーの内側に入れて保管している」ということ自体を忘れてしまったりするので、その結果あちこち探しまわる事だけは避けねばなるまいよ。

読んで売るなら帯は取っておく方が良い

 

捨てられることの多い本の帯だが、以下のようにモノによっては希少価値の高いものも存在する。

  • 発売されてから数年、数十年かけて人気が出てベストセラーになった作品
  • あとあとドラマ化、アニメ化、映画化された作品
  • 数回増刷された作品の「初版」の本の帯

無名時代が数年続いていたのだが、いきなり人気に火がついてベストセラーなんて作家さんもたまにいる。

また、作品が発表された当時はメディア展開的な動きがなかったのに、数年たって忘れた頃にドラマ化や映画化されるものもある。

さらに、増刷された本の帯は、以下のように「ビックリマーク」がついた宣伝用の帯に変わってしまうことが多いので「初版」の帯は貴重だという。

  • 累計100万部突破!
  • 映画化決定!

希少価値の高いモノは帯だけで売買取引されていることも

  • 帯だけでネットオークションで高値で取引されている
  • 帯だけが販売されている

さらに、びっくりな事に、希少価値の高い帯に関しては、帯単体で売買の取引対象になっているということだ。

古本屋に売る場合も買取り額が上がる可能性がある

 

まあ、本自体の状態にもよるので一概には言えないが。

帯の無い本よりは、「帯のある本の方が買取り額がアップする可能性もある」という。

なので、読んだあと売ることが多い場合は、本の帯は捨てない方がいいかもね。

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