2021年10月12日夜、ブラジルのジャイール・ボルソナロ大統領(66歳)が新型コロナワクチンを接種しないことを表明した。
ボルソナロ大統領の主張
ボルソナロ氏は昨年7月に新型コロナに感染後のインタビューで次のように語っている。
- 「ワクチンを接種しないことに決めた。新しい研究では、私はすでに最高の免疫を持っているというのに、なぜ接種する必要があるのか?」
- 「当選金2レアル(約40円)を手に入れるために10レアル(約200円)の宝くじを買うようなもので、やっていることの意味がわからない」
- 「私にとってもっとも大切なことは自由である。ある国民がワクチンを接種したくないとしても、それはその人の権利というだけのことだ」
参考:AFPBB
あとがき
ボルソナロ大統領は、「ファイザー製のワクチンを接種すると副作用でワニなどの爬虫類に変身する」といった皮肉を込めたコメントを出した。
彼は、これまでワクチンに対し懐疑的な姿勢を貫いており、ワクチンパスポート導入に関しても強く反対している。
ボルソナロ氏には、これまで以上に身辺の警護をガチガチに固めていただきながら、打たない自由を貫いていただきたい。
昨今では「自由を貫くのも命懸け」であるが、アフリカの大統領たちの二の舞だけは避けていただきたい。