デンバー国際空港がフリーメイソンのイメージで埋め尽くされていることは、もはや疑いようのない事実だ。
一部の研究者たちは、この空港の謎を解くカギはフリーメイソンにあると信じている。
以前、「デンバー国際空港の都市伝説」という記事を書いたが、前回の記事で書ききれなかった部分を書いていこうと思う。
- デンバー国際空港と新世界秩序について
空港のグレートホールの床に描かれた黒い太陽
空港ターミナル内のグレートホールの床には、神秘的なナチスのシンボル「黒い太陽」が描かれている。
グレートホールとは儀式を開く場所を指し、フリーメイソンにとって重要な言葉である。
空港内のグレートホールにフリーメイソンのシンボルが刻まれた石碑が設置されていることも何か意味深なものを感じるのだ。
シュリーバー宇宙軍基地
デンバー国際空港から南へ約160キロ(100マイル)ほど下ったコロラドスプリングスの地には「シュリーバー宇宙軍基地」がある。
これまでこの場所は、ファルコン空軍基地やシュリーバー空軍基地と呼ばれていたが、宇宙軍の発足にともない2021年7月26日より「シュリーバー宇宙軍基地」と改名された。
この宇宙軍基地の任務はMILSTAR(ミルスター)と呼ばれる軍事戦略戦術中継の衛星通信システムの管理で、このシステムを駆使し、地上部隊と軍艦、潜水艦、戦闘機を結束させ想像を超える統一戦力を生み出すことを目的としている。
デンバー国際空港の地下施設はアメリカ宇宙軍の施設なのか?
アメリカ宇宙軍は早期警戒システムの要となる国防支援計画衛星(DSP衛星)も運営している。
だが、この衛星システムはミサイルや核攻撃を探知するだけでなく、宇宙からの脅威、UFOや彗星が地球に接近してきた際にも警報を発するシステムだと考えられている。
噂によれば、デンバー国際空港は、あらゆる大災害に耐えうる安全な地下施設の建設場所として、完璧な立地条件を備えているとコンピューターシミュレーションにより判断されたというのだ。
デンバー国際空港とNASAの計画
デンバー国際空港には、NASAがらみの噂も存在する。アメリカ宇宙軍と手を組んだNASAが空港の地下施設(巨大シェルター)を建設したという説だ。
NASAは数年以内に彗星が衝突し、地球が壊滅的被害を受けると予測しており、選ばれし者だけが地下施設に入り、生き延びる。
空港内の壁画は、この先に訪れる人類の過酷な運命を表し、選別から漏れた者たちにひそかに警告を発しているともとれる。
このシナリオの結末は、人類の多くは彗星の衝突で死亡するか、たとえ大惨事を生き残ったとしても、そのあとはNASAや宇宙軍が支配する地球で奴隷となるのだ。
空港建設の後押しにCIAの影が
デンバー国際空港の建設には、地元住民から多くの反対があったため、建設の後押しにあのCIAが動いたという話もある。
クリントン政権下の政府高官が空港建設の実現に向け強引に権力を行使したというが、それでも計画遂行は危ぶまれていた。
「Defrauding America」の作者ロドニー・スティッチは、空港建設を実現させるためCIA局員がデンバー市長に賄賂を渡した証拠のテープを持っていると主張した。
なぜ、ただの空港と地下施設の建設にここまでの政治的な圧力が加わったのか甚だ疑問である。
新世界秩序でアメリカは2つに割れる
陰謀界隈では、デンバー国際空港が完成する前から、新世界秩序(ニューワールドオーダー)が実現した時、アメリカは2つに割れるだろうと囁かれていた。
アメリカは東西2つのセクターに分かれ、東セクターの司令部はアトランタに、西セクターの司令部はデンバーに設置されると考える者たちがいた。
デンバー国際空港にはフリーメイソンのシンボルマークと「新世界空港委員会」の名が刻まれた石碑が設置されているが、地下施設はこれからやって来るであろう新世界の司令部として建設されたというのだろうか。
不気味な壁画を描くよう指示された画家たち
空港に飾られている不気味な壁画を描いた画家たちは、ある人物から特定のテーマやイメージをデザインすることを指示されたという。
その人物とは、当時デンバー市長だったウェリントン・ウェッブの妻ウィルマ・ウェッブだと言われている。
彼女は空港の着工式をフリーメイソン流のやり方で執りしきり、のちにクリントン大統領から労働省勤務を任命された。
空港の屋根には死者の魂を鎮めるためのテント
デンバー国際空港の敷地は、もともと先住民の墓地だったという。
デンバー市長は空港建設のためにインディアンの酋長やシャーマンに会い、彼らの魂を鎮めなければならなかった。
空港の屋根に原住民が住居として使用していた「ティピー」と呼ばれる白いテントが並んでいるのも、かつてこの地でアメリカ軍に大量虐殺された先住民の怒りを鎮めるためなのだ。
あとがき
インディアンの社会には「権力者」というものが存在しない。酋長や長老という立場の者はいるが、彼らはあくまで「調停者」であって支配者ではない。
合議制民主主義とグレイトスピリッツ、「大いなる神秘」や「神の思し召し」に従って平和が保たれる社会システムには、部族民を無理矢理に従わせる権限など誰にも無いのだ。
しかし、かつて彼らを虐殺した白人たちには、それがどうしても理解できなかった。
デンバー国際空港は新世界秩序の拠点と噂されている場所だが、それが権力や支配という概念すら存在しない部族の眠る土地に造られているとするなら、何と滑稽なことだろうか。