2021年5月12日、ニューヨーク・タイムズの報道で「ソッチ系」のネタが投下されたので記録する。
キューバや中国に駐在していた米外交官らが「脳に損傷」を受ける謎の事例が2016年から続き、これまでの被害者は130人以上に上るという。
また、ヨーロッパ、中国以外の「アジアの国でも新たに確認された」というが、同紙は具体的な地域は伝えていない。
マイクロ波による攻撃も疑われた
この一連の脳損傷に関して、「ロシアの関与」や「マイクロ波」による攻撃を疑う情報もあったが、バイデン政権は米国を狙った攻撃かは現時点では断定していない。
また、調査は始めているが、現時点で原因に関する明確な情報は持っていないということだ。
これまでに、以下の職員も被害を受けたという。
- CIA(中央情報局)
- ペンタゴン(国防総省)
- 外国で勤務する米軍当局者(2019年)
参考:時事ドットコムニュース
中国がマイクロ波兵器でインド軍を攻撃?
2020年11月に、中国の「マイクロ波兵器」が話題になった。
これは、中国の学者がインドとの国境紛争の際に、「中国がマイクロ波を使用した」とコメントし物議をかもした件だ。
銃火器を使わずに楽に敵を制圧できるので、中国はマイクロ波兵器の開発を進めているというが、インド政府はこれを否定し、当の中国メディアもダンマリを決め込んでいる。
マイクロ波兵器とは
マイクロ波は電磁波の一種で、身近な物としては電子レンジに使用されている。
2020年11月17日の英タイムズ紙によると、中華人民大学国際関係学院の金燦栄副院長は講演でマイクロ波兵器について以下のように発言していたという。
- 8月29日、標高5,600メートルの場所にあるインドとの紛争地域で中国軍はマイクロ波兵器を使って、インド軍から山頂の領土を奪った
- 中国軍が麓からマイクロ波を使うと、山頂が電子レンジになった
- この攻撃で山頂を占領していたインド軍は嘔吐し、逃げた
これが事実だとすると、軍隊が世界で初めてマイクロ波兵器を実践投入した例になるという。
しかし、この件に関してインド軍は「根拠のないフェイクニュースだ」と否定した。
中国共産党は、「英メディアが大げさに報じた」、「インド軍は否定した」と機関紙で報じたが、実際に中国軍がマイクロ波兵器を使用したかどうかには触れていない。
参考:時事ドットコムニュース
まとめ
金氏の言うようなマイクロ波での攻撃は、難しいとされている。
アメリカは暴動対策のため、95ギガヘルツの電磁波を使用する「非致死性兵器」を開発したが、その威力は弱く、照射した人に強い熱を感じさせる程度のモノだとされている。
だが、これはあくまで表向きのコメントなので真実はわからない。
仮に強力なマイクロ波兵器が実在していたとして、「はい、ありますよ、ガンガン使ってますよ」と正直に言うことはないだろう。
最近、筆者も意味不明な頭痛に悩まされているが、ひょっとして新しく確認された中国以外のアジアの地域って、日本じゃないのかと妄想している。
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