デクラス、世界緊急放送、ネサラゲサラなどに続き、機密情報解除に関する都市伝説の1つに「メドベッド」というものがある。
このメドベッドには次のようなSF映画顔負けの噂が飛び交っている。
- 3分間横になるだけで50歳若返る
- どんな病気も治せるので病院や医者が必要なくなる
- 200歳まで生きられるようになる
確かに、こんな治療装置が本当にあるのなら人類と病気との戦いは終わりを告げるのだろう。
メドベットについて
メドベッドとは
メドベッドとは、「メディカルベッド」の略で「医療用のベッド」のことだ。
しかし、ここで噂になっているメドベッドは単なる医療用ベッドの事ではないらしい。
そこには、宇宙人(プレヤデス星人?)のテクノロジーが使われており、立ちどころにどんな病気も治してしまうのだ。
- タキオン粒子エネルギー
- プラズマエネルギー
タキオンとプラズマといった2つの宇宙エネルギーを使った技術で身体の磁気振動・周波数を解析することで、あらゆる病気が治療できるという。
このメドベッドは3種類存在しており、それぞれ効果が異なっている。
メドベッドの3つの効果
メドベッドには3種類の効果があると言われている。
- 若返りベッド
- 病気治療ベッド
- 再生ベッド
①若返りベッド
若返りベッドは、精神的な悩みの原因になった記憶にアクセスし、心のキズを癒す。
これにより、PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しむ人も助けることが可能だという。
また、以下のように加齢により衰えた部分や感覚をアンチエイジングすることも出来るという。
- 肌
- 筋肉
- 視覚
- 味覚
- 聴覚
②病気治療ベッド
病気治療ベッドは、病気・ケガなどの診断と病気の原因になっている遺伝子を分析し治療する。
- DNA
- 血液
- 皮膚
- 筋肉
- 骨
- 臓器
③再生ベッド
再生ベッドは、以下のような体の失った部分を再生する。
- 臓器移植が必要な人
- 手足の欠損
- 火傷を負った人
体の細胞記憶は、失った体組織の設計図を有していると言われる。
その共鳴周波数にアクセスし、直接DNAを修復することで欠損部分を復元する。
このように3種類のベッドを使えば、心と身体を常にベストなコンディションに保つトータルケアが可能なのだ。
メドベッドをトランプ氏と孫正義氏が視察?
夢を壊して悪いが、SNS上などで「メドベッド」とされるこの写真の正体は、ZAPサージカルシステムズ社の定位放射線治療装置「ZAP-X」
2018年7月に同社が展示していた際のものであり、トランプの隣から、ZAP社ジョン・アドラー氏、Foxconn社の郭台銘氏、そしてソフトバンクの孫正義氏。
#メドベッド pic.twitter.com/Azo7z85GIp— またきち (@mataemon1) May 29, 2021
トランプ氏と孫正義氏がメドベッドを視察していたという写真が出回ったが、どうやらこれは噂のメドベッドではなく「放射線治療装置」というものらしい。
メドベッドが日本の病院に導入されたというデマ
2021年5月~6月にかけて、メドベッドが日本の岐阜大学附属病院に導入されたという噂がSNS上で飛び交っていたが、デマであることが判明している。
病院はメドベッド導入についてホームページで公式に否定していて、デマを信じた人からの問い合わせ電話に迷惑しているらしい。
一部SNS上における「メドベッド」なるものの情報拡散について
2021年6月 2日
お知らせ一部SNS上において「メドベッド」なるものの情報が拡散しておりますが、 本院においてこのようなものを導入する計画等は一切ございません。
この件について、電話等でお問い合わせをいただいておりますが、診療予約業務等に支障が出ておりますので、この件に関するお問い合わせは、ご遠慮いただきますようお願いします。
令和3年6月2日
岐阜大学医学部附属病院
あとがき
マット・デーモン主演のSF映画「エリジウム」では、どんな病気も数分間横たわるだけで立ちどころに治してしまう医療ベッドが登場する。
しかし、そのベッドを利用できるのは、一部の特権階級の者や富裕層だけだった。
果たして、このようなベッドが実際に存在したとして、我々庶民に開放されることがあるのだろうか。