最初の人類が暮らしていたとされる「エデンの園」。
その美しい楽園は地上にあり、かつて人間と天使が仲良く暮らしていました。
しかし、のちに裏切り行為によりその友情にもヒビが入り、仲違いしてしまうのです。
エデンの園とは
旧約聖書の語り出しの「創世記」には、神が作った最初の人間アダムとイブがエデンという楽天で暮らしていたと描かれています。
エデンの場所は地上?
「エデンの園」の描写やイメージは美しすぎて、確かに異世界っぽさを感じさせます。
しかし、エデンは天国や異世界とかではなく、地上にあったといいます。
創世記には、エデンの場所は「東の方」とだけ記されています。
エデンから流れ出た一本の川が
- ビソン
- ギホン
- ティグリス
- ユーフラテス
という4つの川に分かれたといいます。
エデンの位置については、様々な説がありますが、おそらく現在のイラクからアラビア半島にかけての西アジア地域のどこかと考えられています。
エデンの園では人間と天使が仲良く暮らしていた?
聖書の偽典では、アダムとイブはエデンの園で生活のため、天使の力を借りて暮らしていたと記されています。
つまり、エデンでは人間と天使は友人のような関係だったのだと。
しかし、アダムとイブは悪魔にそそのかされて「知恵の実」を食べてしまったため、楽園を追放されてしまいました。
その後、神は天使ケルビムと炎の剣で、「エデンの園」に結界をはり守護したといいます。
まとめ
天使と悪魔の話を見ていると、天使はけっこう人間に対して嫉妬していたり、いじわるだったりします。
しかし、もともとは仲良しだったことを考えると、その原因を作ったはアダムとイブなのかもしれませんね。
知恵の実を食べることで友情にヒビが入り、裏切り者の名を受けてすべてを捨ててエデンを出て行ったのですから。