先日、アメリカホワイトハウスの公式ツイッターのヘッダー画像に謎の巨人の姿が写っていたという記事を書いた。
あのヘッダー画像を見た時は驚いてしまったが、一説によるとあの巨人はトランプ大統領の側近でありボディーガードだとか、火星から戻ってきた元地球人だという話もある。
少し前に「進撃の巨人」などでブームになった巨人だが、古代の地球には存在していたのか。
または、今でも存在しているが、ワケあって我々の前から姿を隠して生活しているのか。
この記事では、これまで世界各地で語られてきた巨人の伝説についておさらいしてみようと思う。
巨人とは
巨人とは世界中の神話や伝承に登場する伝説上の生物とされています。
身長が高く体も巨大な人型の生物であり、これまで巨人にまつわるエピソードは数々残されています。
また、伝えられている巨人の詳しい特徴に関して以下のように様々です。
- 知能が低く攻撃的
- 人間に対して友好的である
世界で発見されたとされる巨人の形跡
巨人は伝説上の生物と言われていますが、「巨人の骨」と思しき巨大な骨が世界中でたびたび発見されています。
科学者の中には、かつて本当に巨人が実在していたのではないかと考えている者をいます。
①エジプトの巨大な指のミイラ
ネフィリム は、旧約聖書の創世記等に記されている巨人族、名前の意味は天から落ちてきた者達。エジプトで発掘されたという巨大な指のミイラは、その長さ、なんと96cm(38インチ)
これこそがネフェリムのものでは?と話題となっている‼ pic.twitter.com/BuWNQEc2— 大槻シン Shin. Ohtsuki? (@o2key_shin) April 7, 2012
ファラオやピラミッドで有名なエジプトで2012年に「巨大な指のミイラ」が発見されていたらしく、ネット上で騒動になりました。
また、その写真も存在しています。
木箱に保管されている指のミイラは96㎝(38インチ)もあり、エジプトの首都カイロの北側にある農村を拠点にしていた盗賊団が所有していたとされています。
巨大な指のミイラを公開したのは発掘マニアのグレゴリー・シュペリ
1988年にエジプトを訪れていたグレゴリー・シュペリというスイス人がいました。
彼は現地の盗賊団の一人から300ドル払えば面白い物を見せてやると持ち掛けられたのが、この不思議な写真が発見されたきっかけになります。
この写真は長い間、人の目に触れることはありませんでしたが、シュペリ本人が2012年にネット上に公開して以来世界中話題になりました。
しかし、シュペリ自身は考古学者などではなく古代遺跡を発掘するのが好きな発掘マニアの素人。
いや素人の発掘マニアでありこの写真もフェイク(偽物)ではないかと疑われていました。
再度エジプトに向かうも発見できず
シュペリ氏いわく、ミイラには爪や骨がしっかり付いていて1960年代に撮影されたレントゲン写真も確認し、さらにフェイクではない証明書も存在していたそうです。
2009年、シュペリは「指のミイラ」を買い取るために、再び盗賊団を探しにエジプトに行ったそうですが、見つからなかったそうです。
歴史書「ユダヤ戦記」に書かれているエジプトの巨人とは
『ユダヤ戦記』(ユダヤせんき)は、1世紀にユダヤ人フラウィウス・ヨセフスによって書かれたユダヤ戦争の記録、全7巻。
著者の都合に合わせて事実をゆがめているなどの批判はあるものの、ユダヤ戦争の目撃者による貴重な記録である。もともとギリシャ語で書かれていたが、古代においてラテン語に訳され、さらに近代に入ると各国語に訳されて多くの読者を得た。
(出典:ウィキペディア)
帝政ローマ時代の学者フラウィウス・ヨセフスが1世紀に書いたとされる歴史書「ユダヤ戦記」で「巨人がいた、普通の人より大きく見た目も違う、見るのも恐ろしい」と古代エジプトの巨人の存在を示唆する文章が書かれていたそうです。
このヨセフスの書物のとおり古代エジプトに巨人が存在していたとすると、エジプトの巨大なピラミッドは巨人が建てたものなのかもしれませんね。
②アメリカ・ウィスコンシン州で発見された巨人たちの墓地
リヨバーサーカーの宝具、そしてウィスコンシン州のデラヴァン湖で発見された18体の未知の巨人… pic.twitter.com/BJkfCX19vC
— ヒグマざきさん(しのざきさん) (@sinozaki2) July 20, 2017
アメリカでも過去に巨人の骨が発見されており、有名なメディアであるニューヨークタイムズでも取り上げられた事件がありました。
1912年にウィスコンシン州にあるデラバン湖付近で2.3~3メートルにもなる巨大な人骨が発見されます。
また、この白骨死体は1体だけでなく、なんと18体も掘り出されたらしいのです。
さらに、この人骨は当時存在していたどの人種よりも巨大な頭蓋骨でした。
巨大な骨は以下のような特徴を除けば、すべて人間の男性と酷似した骨の形をしていたため、当時この場所では男性のみが埋葬される墓地だったのではないかと考えられていました。
- 手足の指が6本ずつ生えている
- 巨人の口の中には上下に2列の歯が生えていた
- 前歯がすべて太い形をしていて奥歯のようだった
こういった理由からこの骨の持ち主たちは、遺伝子異常で体が大きくなった人間ではなく、人類とは違う進化をとげた種族だということが分かりました。
しかし、発見された時代が古く、年代を計測する技術が低かったため、巨人たちの生きていた時代を特定するに至っていません。
ウィスコンシン州ではかつて巨人がいたのではと考えられている
さらに、たびたびウィスコンシン州では巨人の骨が発掘されていたようです。
1891年・・・スミソニアン博物館の関係者がマディソン郊外で巨人の痕跡を発見
1897年・・・メープルクリークで巨人の骨を発見
また、現在ではこれら巨人の骨格はすべて紛失してしまったらしく詳しい事が何一つわかっていません。
まさに、陰謀の匂いがプンプンですね。
③コーカサス山脈で発見された巨人
ジョージアの秘境アッパー・スヴァネティの背後には、標高5000mを超えるコーカサス山脈が連なっています。この山の向こうは、ロシアです。 pic.twitter.com/JpVtEz3F3H
— 世界遺産 (@heritage_TBS) October 9, 2018
2014年、超常現象を取り扱うテレビ番組の中で巨人が築いたとされる古代文明を紹介するコーナーがありました。
その中で、ジョージアのコーカサス山脈で発見された巨人の骨格が紹介されました。
2008年、牧場を経営していた夫婦が、巨大な骨格と墓を見つけたということで、当時ジョージア州の研究グループが調査していたらしいです。
地下室で巨人の骨を発見
不審な地下室を見つけたので入ってみると2つの巨大な頭蓋骨と数本の骨がテーブルの上に置いてあったという事です。
また、調査の結果2.5~3メートルほどの大きな人間の骨だということが分かりました。
しかし、その後調査を担当した大学教授が亡くなり骨も貯蔵されてあったはずの博物館から消えてなくなってしまったため調査は打ち切りになってしまいました。
また、この骨の発見された地下室は完全に崩落してしまったため番組スタッフは地下室内部の骨を回収することが出来なくなってしまったそうです。
ですが、この番組スタッフは地下室からの骨の回収をあきらめていないそうです。
④ブルガリアの巨人
ブルガリア共和国 ヴァルナ 生神女就寝大聖堂
Dormition of the Mother of God Cathedral, Varna, Republic of Bulgaria. Photo by The_B_Walk pic.twitter.com/wzlMBaBKZ8
— shizu (@shizu__) October 23, 2018
ヨーロッパのブルガリアでも偶然に巨人が発見されています。
2015年、ブルガリアにあるヴァルナという町でおこなわれた古代要塞の遺跡で4~5メートルもの骨格を持つ巨人の骨が、5世紀頃のものと思われるツボなどと一緒に見つかりました。
また、頭を東に向け、腰に両手を当てて眠るという珍しいスタイルだったため、当時高い地位にあった人物であり意図的にこの姿で埋葬されたのではないかと考えられています。
しかし、その後の骨格の行方が分かっていないため、最近では発掘作業中の写真を加工したものだと言われています。
⑤南アフリカのゴリアテの足跡
かつて地球上には巨人(ネフィリム)たちが住んでいた。
そんな伝説を裏付けるかのような巨大な足跡が南アフリカに存在する⁉ pic.twitter.com/b60hRi30— 大槻シン Shin. Ohtsuki? (@o2key_shin) April 7, 2012
巨人にまつわる遺物はミイラや骨格だけではありません。
巨大な足跡の化石もその遺物の1つであります。
南アフリカ共和国のムパルジという町では「ゴリアテの足跡」と呼ばれる1.2メートルの巨大な5本指の足跡の化石が残されています。
この足跡は2億年~30億年前の物ではと言われています。
化石を発見した地元住民はYouTubeユーチューブに動画を投稿したため世界中で注目を浴び、調査のため現地を訪れた外国人が大勢いたそうです。
こういった足跡はインドや中国、アメリカなど多くの場所で残されていますが、一部の国では観光スポットとして巨人の足跡を利用しているところもあり、この足跡はフェイクではないのかという意見もあります。
⑥エクアドルにある巨人が作った図書館
巨人が建設した「ゴールデン図書館」が南米の洞窟に存在!大量の黄金と謎の彫像…人類誕生の秘密も!?=エクアドル https://t.co/THOAWdaLsl via @tocanailand pic.twitter.com/DQUYLcZXHH
— Radicon (@radicon_matome) August 29, 2018
南米エクアドルにある洞窟「ロス・タジョル」は巨人が作った図書館として有名です。
この遺跡は2人の男性が発見しました。
話によると洞窟内は非常に広く、7メートルにも及ぶ壁画や金でできた大きな図書館があったと言われています。
そのため、巨人が自ら掘ったと考えられています。
その後、大規模な調査隊が訪れた際には発見者たちの証言にあるようなものは見つからなかったそうです。
しかし、エクアドルでは1964年に7.6メートルにも及ぶ巨大な骨が発見されており、もしかするとこの土地には本当に巨人が実在していたのかもしれません。
⑦ラブロック洞窟の巨人
1911年、アメリカのネバダ州にあるラブロック洞窟である2人の炭鉱夫が洞窟内のフンの化石を見つけます。
当時の火薬の原料として高価だったフンの化石で一儲けしようとした2人は会社を作り採掘をはじめました。
はじめは、古代遺跡の発掘などは考えていませんでしたが、洞窟を掘り進めていくうちに予想外の物が発見されたので、カリフォルニア大学の考古学者とともに遺物の発掘プロジェクトをスタートさせます。
1924年と1929年の2回の発掘がおこなわれ、以下のように多くの謎の遺物が発見されます。
- 普通の人間のミイラ60体
- たくさんの骨と武器
- 38㎝のサンダル
- 洞窟の壁面に付けられた巨大な足跡
- 身長2.5~3メートルのミイラ
地元原住民パイユート族の証言
この地域には何千年もの昔から住んでいたパイユート族という原住民の話によると、この洞窟には昔から、
赤毛で白い肌をした「sitecha(シテチャ)」という巨人族が長年住んでいたという言い伝えがあるそうです。
⑧モハーヴェ砂漠の死の谷の巨人
1931年、アメリカのシンシナティの元医師がカリフォルニア州モハーヴェ砂漠の死の谷で幾つもの洞窟やトンネルを発見しました。
そこで身長2.7メートルの人骨を数体見つけ、1947年には骨はミイラ化しており8万年前の物ではないかと語られていました。
また、その洞窟やトンネル内部には古代人が儀式をおこなうための広場があり、その広場にはフリーメーソンのマークによく似たものが残されていたとされています。
さらに、失われたアトランティス文明とよく似た象形文字までが見つかったとされています。
巨人は存在する
これまでの歴史の中で巨人の痕跡を示すものが数多く発見されています。
ですが、巨人の痕跡の多くが発見後に行方不明になっているケースが多く、何者かの陰謀めいた関与が疑われます。
ひょっとすると、この世界には聖書や神様といった宗教的な問題があり、人類以外の人類が存在してはいけないと考える者たちがいるのかも知れませんね。
世界中にある多くの巨大な建造物を建てたのが巨人だとすれば辻褄が合いますし、悩む必要もなくなるので僕個人としては巨人の存在を信じています。