中国に続き、フランスも人体改造をおこなう「超人兵士」の開発を容認する方針を発表した。
このぶっ飛んだアニメ・マンガばりの話題が気になったので共有する。
フランス倫理委員会が超人兵士の開発を容認
2020年12月8日に公表された報告書には、
- 医療装置
- 義肢
- 装置埋め込みによる「体力」、「認知力」、「知覚力」、「精神力」の増強
についてまとめられている。
これらの人体改造により、兵士が兵器システムと交信して所在地を突き止めたり同僚の兵士と連絡を取ったりできるようになるという。
人体改造により、情報伝達の効率がどれだけ向上するのだろうか。
その他の介入措置
その他の介入措置としては、
- 苦痛・ストレス・疲労を防ぐための医療措置
- 兵士が捕虜にされた場合の精神力を高める薬物
についてだった。
精神力を高める薬物とは何なのか。
禁止事項
人体改造における禁止事項は以下のとおり。
- 武力行使を抑制する能力
- 人道的感覚
- 兵士の自由意志行使
- 一般的な社会生活
に悪影響を与えるような改造はしない。
このラインを突き抜けると、心も体もメカメカしいアニメ真っ青なパーフェクトソルジャーが誕生する。
軍事大臣フロランス・パルリ氏は、「現時点では身体に負担の大きい装置の埋め込みなどの増強(改造)は計画していない」とコメントしている。
また、「誰もが人体改造された超人兵士の軍事利用に関して、我々と同じ罪の意識を持っているとは限らない。そうした未来にも備えなければならない」とも語っている。
参考:
https://www.cnn.co.jp/world/35163657.html
中国の超人兵士の開発をアメリカ情報長官が批難
中国もバイオテクノロジーによって肉体改造された超人兵器の開発を進めている。
アメリカ国家情報長官のジョン・ラトクリフ氏は、ウォールストリートジャーナル紙に寄稿した記事内で以下のように述べ中国の「スーパー・ソルジャー計画」について批判している。
- 中国は超人兵士を開発する目的で人民解放軍の兵士に対して人体実験している
- 中国の軍事力の追及には倫理的境界
中国外務省はこの寄稿文に対し、「米国の一部の政治家は政治的なウィルスやウソをまき散らすのをやめるべきだ」と批判している。
あとがき
いちいち言わないだけで、とっくに各国の軍隊では、それらしい研究や実験をやってそうである。
米軍も2016年の時点で、人の脳とコンピューターが直接通信するためのインプラント開発に数百万ドルつぎ込んでいるという話もある。
すでにロシアも超人兵士の開発なんかは、バリバリやってそうなイメージである。
日本は現時点でやってるかどうか分からないが、内閣府の掲げる「ムーンショット計画」がそれに近いような気もする。
トランスヒューマニズムの良し悪しは置いておいて、自分もやってるくせによそがやってると文句を言うのはどうなのか。