日常の話題

【自民党総裁選2025】新総裁発表と石破総理の挨拶

高市へずまの奈良の鹿の件で、一部日本人の排外主義が「外」から「内」へと向かい、外国人だけでなくインタビューに答えた日本人の方への誹謗中傷につながったことはとても残念だよね。

ネトウヨとか宗教右派の人たちは高市さんのこと大好きなんだろうけど、総裁総理になる前からこれだけ問題があって嫌われている人を自民党の議員が自分たちのリーダーに選ぶのか疑問なんだよね。

僕は、状況が整って「れいわ新選組」の経済政策が打てるようになるまでは、しばらく林さんと石破さんに交代交代で総理をやってもらった方がいいのではと思っている。

確かに自民では経済に関しては期待出来ないし現状維持になってしまうのかもしれないけど、これ以上日本が沈まないように戦争なんかに巻き込まれないように踏ん張ってもらいたい。

そんなエゴイスティックな願望に思いを巡らせていたら、新しい総裁が決まったらしい。下馬評どおりに高市さんだって。ネトウヨの歓喜の声が聞こえてきそうだよ。想像したくないけど。

大日本帝国の亡霊の呪いか、玉砕覚悟の特攻か、はたまた潜在的な自殺願望でもあるのか知らんけど、この結果にうすら寒さを感じている。

石破総理の総裁選後のあいさつ

2025年10月4日、自民党総裁選後の石破総理による約4分間の挨拶。

一年間、岸田総理総裁の後を受けて全力で務めさせていただきました。

評価は次の時代が発するものだと思っております。自分であれこれ僭越なことを申し上げるつもりは全くございません。

外交、内政とも少なくとも皆様方のお力をいただいて、自分としてこれ以上は出来ないということをやらせていただいたと思っております。

この間、麻生最高顧問、菅副総裁、森山幹事長、鈴木総務会長、小野寺政調会長をはじめ、あるいは木原選対委員長、その前は小泉進次郎さんに選対委員長を務めいただきました。

皆様方に本当に全力で支えていただきました。友党公明党の皆様方にも本当にお世話様になりました。

法案も予算案も条約も国会一度も止まることなく、きちっと成立をさせていただきました。ありがたいことであります。

ティカッド(TICAD、アフリカ開発会議)、あるいは関西万博の機会を通じて、多くの国の首脳とお話をする機会がございました。

私自身、90の国の首脳の皆さん方とお話をさせていただきました。どの国も悩んでます。対立、分断、本当にどの国も悩んでいる。私どもの国は何としても連帯、寛容、それを世界に先駆けて示していかなければなりません。

コストカット型の経済から、高付加価値型の経済へということ。そして、賃金も47都道府県において最低賃金かつてない上昇となりました。

一人ひとりの幸せを実現するために我が自由民主党はあります。高市新総裁のもとで、まあ、あそこまではっきりワークライフバランスやめたって言われて、大丈夫かあ〜いう気がせんではないわけでありますが、それは高市新総裁の「己れを捨てて全て全身全霊、国家国民のために次の時代のために決意の現れだ」と思っております。

みんなで己を捨てて国家国民のため、そして世界の、あえて申し上げますが、我が日本国が世界からいかに必要とされているかということを実感した一年でありました。私たちはそれに答えなければなりません。

国家のため、国民のため、世界のため、次の時代のため、高市新総裁のもと、みんなで一致団結、自由民主党が役割を果たすことが出来ますように。心からお願いしてご挨拶終わります。ありがとうございました。

あとがき

国会で総理を決める「首班指名」で各党一斉に、例えば石破さんの名前を書いて投票する。誰かがこんな半分本気ともとれそうな冗談を言っていた。

その悪趣味なアイデアは、高市氏が総裁になっても石破総理に続投してもらうことで、さらなる右傾化による分断差別の拡大や戦争を阻止したい、という人々の平和への願いの表れなのだろう。

対立と分断に頭を悩ませ、連帯と寛容を行動で示そうとした現総理と、排外主義を煽るだけでなく隣国を敵とみなし、その外交手腕が疑われる新総理。果たして次の時代はこの二人の総理をどう評価するのだろう。

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