山本代表は大病を患う一歩手前で議員辞職という苦渋の決断をしたね。この件が本当なのかどうか疑う声もあるのだけど、どちらにせよ「れいわ新選組」という政党存続の危機だよね。

今後、政党がなくなってしまう可能性もあるのだけど、所属議員も熱狂的な支持者も一度、れいわという党が無くなる「一歩手前」まで行かなければ気づかないのだろうか。与党も野党も茶番と言い続けて本当に「消費税廃止」が叶うのかどうかを。

党が大きくなるまえに他党に喧嘩を売りまくれば、消費税を廃止する前に党が潰されてしまう。党が大きくなるまで、そこをどう乗り越えて行くのかが大変なんだろうけど、今までのやり方ではどうやっても支持は広がっていかないように思える。

れいわ新選組の政党支持率は、調査機関や時期によって異なるけど、過去最高を記録したのは2023年11月〜2024年1月頃の世論調査だ。毎日新聞の世論調査では7%という高い支持率を複数回記録していた時期も確かにあった。それがいまや風前の灯とでも言おうか、1%前後を推移している。

支持率の低下には様々な要因があるので一概には言えないけど、最近では「れいわ新選組は政党ではなく活動家団体になってしまった」という声もよく聞く。山本太郎氏の政治に関わる出発点が「反原発」という活動を通してのことであったのは確かだが、党の設立当初はそこまで左傾化していなかったとも言われている。

また、れいわの支持者の中には、れいわを支持する理由に「言動一致」を挙げる人もいる。つまり発言と行動が伴っている、矛盾がなく一致しているというものだ。けれども今回の「たがや騒動」においては、発言と行動が一致せず、乖離が見られた。

イスラエルで通訳を担当した人の話によれば、多ケ谷さんは「れいわは右から左までいる党なので大丈夫ですよ」と言って写真撮影に加わったという。多ケ谷さんは「れいわ」という政党と支持者のことを最後まで信じていたのだと思う。

仲間(所属議員)を守ろうとしない人たちが本当にこの国に生きているすべての人々を守れるのだろうか。所属議員も支持者も寛容さを持って許すべきだった。そこに「言動不一致」を見たのが、僕がれいわの支持をやめた理由だった。

ここからは僕の想像なのだけど、多ケ谷さんのイスラエル訪問にまつわる一連の騒動。その発端は大石氏がことあるごとに現状も見極めず脊髄反射的にSNS上で与党や他党の批判を繰り広げてしまうこと、そのものにあるのではないかと思う。

  1. まず大石氏が自民党議員団がイスラエル訪問したことをすぐにツイッター上で批判
  2. その後、批判した訪問団の中にまさかの多ケ谷議員がいることに気づいて、さあ大変
  3. 自民党議員を批判した手前、引っ込みがつかなくなってしまった大石氏は多ケ谷議員を批判せざるを得なくなってしまった
  4. これに党の執行部である高井幹事長、くしぶち共同代表も加わり、たがや議員を批判するような投稿をする
  5. 意識的か無意識的かにせよ、この党執行部の犬笛を吹くような動きに呼応した一部の熱狂的な支持者(信者?)が一斉に多ケ谷議員の批判を展開し、大騒ぎになる
  6. 賛否両論。多ケ谷議員の次期選挙での非公認(実質的には除名と同じ)を決定するも炎上は鎮火せず、山本代表の辞職をもって事態の収拾を図ろうとする
  7. 本来であれば大して痛くもない腹を探られる始末。記者会見でスリランカのサーフィン旅行を突っ込まれてキレ気味な対応が指摘され、火消しのはずが更に火に油を注いでしまう
  8. これにより党内が分断。見た感じ、れいわの支持者が「山本・大石派」と「やはた愛派」、「多ケ谷派」の3つに分断されたように思えた
  9. 離党した多ケ谷氏が「中道改革連合」から出馬
  10. 解散総選挙にともなうテレビでの党首討論で共同代表の大石氏が自党の政策を真摯に訴えることをせず、他党批判に終始したことが更なる支持者離れを誘発している可能性も指摘されている

多ケ谷さんの粛清、排除は悪手だった。いつも太郎ちゃんは肝心な時に選択をミスっているように思える。

連日のテレビ討論会でも、自党の政策をアピールすることよりも他党批判に重きを置くという共同代表によるセルフネガティブキャンペーンが功を奏し、れいわの瓦解が止まらない。

元支持者からしても何とも言えない複雑な気分だ。因果応報というか、自業自得というか、人を呪わば穴二つみたいな言葉も浮かんできて目も当てられない。

それでも、八幡愛氏にはれいわの代表をやってもらいたいと思うし、なんとしても当選して国会に戻ってもらいたいと思うのだ。彼女の演説は明るく朗らかで聞いている者を元気にする。