2025年9月7日、石破総理が退陣を表明した。
筆者は自民党支持者ではないのだけど、石破総理は自民党の議員の中で、はじめて真剣に応援したいと思った議員だった。特に平成12年(2000年)以降は、まともな総理が少ないと感じる。
確かに石破さんは経済政策に関してはからっきしなんだけど、能登の災害対応については、れいわ新選組の山本代表も感謝していたり、以下のように評価できる点もあっただけに辞任は本当に残念でしかない。
- れいわ新選組の伊勢崎議員と国会で初対決が実現
- 広島記念式典でのスピーチ
- 被災した能登への予備費の使用
- 関東大震災での朝鮮人虐殺への正しい歴史認識
2025年8月5日の参議院予算委員会では、れいわ新選組の伊勢崎賢治議員が質問に立ち、「日米地位協定改定」や「パレスチナ国家承認」についての質問を石破総理にぶつけ、わずか6分という短い時間だったけれども、とても見応えのある質疑だった。
また、8月6日に広島で開催された平和記念式典の挨拶では、「太き骨は先生ならむ そのそばに小さきあたまの骨 あつまれり」と歌人・正田篠枝さんの短歌を引用し、話題をさらった。
そのスピーチは、ここ十数年の歴代総理の官僚作文の朗読とは一味違った。彼の自分の言葉で語ろうとする気概に満ちた姿にグッと来た人も多かったのではと思う。
言っちゃ悪いけど、今の自民党に石破総理よりまともに総理やれる人いないんじゃないかな。だって残ってるのは極右とかポエムとか壺関連とかだよ?
それに石破降ろしをやってる人たちって、旧安倍派の裏金議員や統一教会関連議員がほとんどだ。彼らにくらべたら石破内閣の方がよっぽどマシだと思うよ。
彼らは自分たちの在り方や振る舞いが選挙に負けた原因の一つでもあるのに、その責任のすべてを石破さんに擦り付けようとしてる。
憲法改正やスパイ防止法(令和版の治安維持法)の制定などは日本会議や統一教会といった勢力の悲願だよね。武器を作って売れば儲かるのかもしれないけど、日本が戦争に巻き込まれるのもゴメンだしね。
石破総理には、せめて韓国で統一教会のマザームーン韓鶴子が逮捕されて日本の統一教会関連議員が一掃されるまで頑張って欲しかった。政界のカルト汚染はけっこう深刻だもの。
あと、辞任会見で「#石破やめるな」の動きについての質問にも真摯に答えていたけど、そんな彼を見ていたらいつの間にか目頭が熱くなってた。こんなの久しぶりだ。石破総理の戦後80年談話聞きたかったなあ、なんてことを考えてた2025年の夏。

