お疲れ様です!
コウです。
僕が20代の頃に付き合った彼女が美人局(つつもたせ)だった。
それで、結局、謎の男達が自宅に追い込みをかけてきたので撃退しました。
という話の後編です。
前回までのあらすじ

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元カノと別れた後、しばらくして、しつこく電話がかかってきていた。
僕は、無視し続けてもかかってくるこのストーカー的な電話にイライラを募らせていました。
一度、電話に出て文句を言ってやろうと思い、電話に出たのですが、元カノは、すぐに謎の男に電話を代わってしまいました。
元カノと電話で話したのは、それが最後。
そして、謎の男との会話で元カノが妊娠していると告げられる。
また、この謎の男はこの元カノ妊娠したことの保障問題に関する代理人であるということだった。
まあ、今思えばどっからどこまでも、うさんくさい話で美人局詐欺だとわかります。
ですが、当時の僕は、まさか元カノがこんな悪事に加担するところまで落ちてないだろうと思っていたので、そこですぐ疑うということができませんでした。
その電話で、話し合いに応じる為に、条件を2つ相手に提示しました。
- その話合いには元カノも一緒につれてくること
- 妊娠したという証拠になる診断書も持参すること
また、その時に診断書を持ってこれないなら、そこでこの話が詐欺なのか真実なのかを切り分けられると思いました。
この条件に相手が了承したので、後日、僕の自宅で話合いをすることになりました。
「相手は外で話せないか?」と執拗に言ってきたのですが、それは拒否しました。
なぜ、自宅での話し合いになったのかと言うと、もしこれが詐欺だったとして、僕一人でのこのこ出かけ、相手が多勢だったとき下手したら拉致られ恐喝される可能性も考えられたからです。
なので、相手が一人とは限らないので、自宅での話合いはそのための保険です。
また、自宅の場所は元カノが知っているので、隠してもバレるでしょう。
自宅で謎の男と話合い

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数日後の夜、話し合いが始まった。
謎の男から自宅付近に着いたと連絡があり、家の外に見に行った。
すると、家の前の電話ボックスのそばに黒いワンボックスの車が停まっていた。
窓ガラスはオールスモール張りで後ろ席は見えなかったが人が乗っているようにも見えた。
僕は車に近づき手招きした。
車からパンチパーマのいかにもって感じの男が一人降りてきました。
そして、僕から声をかけました。
元カノが一緒に来ていない事に気づきました。
この時点で、やっぱり、これは詐欺っぽいなと思いました。
名前を聞いてなかったので名前を聞き、僕は、謎の男Tを家に招き入れました。
この話合いの前日、僕は父親にこの件について話していました。
父親は激怒していましたが、その時間は父も家に帰宅しているので、一緒に話し合いに参加すると言ってくれました。
僕としては、うさんくさい輩を相手にするので、1人で対応するよりは気が楽でした。
Tは居間に入ると、そこに座っているウチの親父を見て、一瞬顔がひきつったように見えました。
そして、この人は誰かと僕に聞いてきたので、ウチの親父だと伝えました。
うちの親父は、一般人ですが、見ようによってはそっち系にも見えなくもないくらい貫禄があったりします。
特に、怒ってムッとしているときは余計に。
テーブルを囲み居間に腰を下ろすと話し合いはスタート。
親父が謎の男Tに名前と何者なのかを問いただします。
「は、Tと申します。」
「そう、Tさんは、Dちゃんの何なの?」
「えと、Dの代理人です。」
Tは、いきなり親父に質問され面くらっているようでした。
「代理人って、あなた弁護士かなにか?」
「いや、弁護士じゃないです、友達です」
「弁護士でもないのに代理人なの?あやしいよ。」
「いや、そんなんでは」
そして、親父のTに対する追い込みがはじまりました。
「とりあえず、名刺ちょうだいよ」
親父も相当イラッとしているのが顔つきからわかりました。
「いや、あの、名刺持ってません」
Tは、親父の勢いに気おされ、すこしビビり気味になっていました。
「は、代理人なんでしょ、あなた?何で名刺も持ってないの?」
「それは、そうなんですが」
「そんな人をこの世の中、誰が信用するの。当事者のDちゃんも来てないし、名刺も無くてあなた逆の立場だったら、はいそうですかって信用するの?」
半分キレ気味で親父の声のトーンも上がってきます。
「いや、信用しないです。」
パンチパーマでいかつい感じのTでしたが、親父の勢いに逆にビビりだしていました。
お前は僕らをビビらそうとして来たんじゃないのかよと突っ込みを入れそうになる。
「そうだよね。それじゃ、このやり取りは筋が通ってないよね?」
「は、はい」
「まあ、俺はあなたの事は信用しないよ。でもどういう事なのか、話だけは聞く。」
親父は当たり前の事を言ってるだけでおかしなことは言ってない。
身分を名乗れないやつの何を信用するのか。
その後も執拗なウチの親父の攻撃は続き、今回はこれで帰ってもらう事に。
次回来るときは、診断書と元カノ本人を一緒に連れてくることを約束させました。
また、このTですが、診断書は持ってこないわ、今、一筆書けとか言って用紙出したんだけど、書くわけないだろって話です。
あと、診断書なんて最初から無いですよね。
ホントに親父ブチ切れかかってました。
ここで警察呼んだ方がよかったかもね。
その後、元カノを含めた2度目の話し合いは開かれることは無かった。
電話攻撃のあと謎の男達の追い込み開始

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いきなりやって来て、家のドアを殴る蹴るで、ドンドンやりながら大声であることないことまくしたてていたらしいです。
何が起きたんだってビックリしますよ、母親も驚いてました。
地元の警察にお願いする

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お巡りさん登場で一網打尽

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まとめ

Olessya / Pixabay
その後、女性の見方に影響が出たことは間違いないです。
現在は、こんな黒歴史な経験も経て、今の奥さんと出会い幸せに暮らしています。
あのまま、やけっぱちで人生生きなくて良かったと思っています。
こんな与太話にお付き合いいただき、ありがとうございました。
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