2009年1月、米国にオバマ大統領が登場した。米国初のアフリカ系大統領の誕生である。1このようなことはこれまでなら絶対にあり得なかったことだ。
米国の大統領選挙は期間が長く、莫大なカネが必要だ。カネを持たない者は大統領選挙を戦えない。
オバマの最大の資金源のひとつは、ゴールドマン・サックスだった。この時、グローバリストたちは多くの役者の中からオバマをキャスティングした。
オバマとノーベル賞
グローバリストからオバマへの資金の流れは次のようになっている。
- 欧州グローバリスト
- ゴールドマン・サックス
- オバマ大統領
2009年11月、オバマは「ノーベル平和賞」を受賞した。だが、世界平和に貢献していない段階での受賞はグローバリストによるオバマ売り出し戦略だった。
権威主義に毒された日本人の多くは、ノーベル賞は「世界最高の栄誉」と考えるかもしれない。だが、その正体は「一般大衆に向けた見世物」にすぎない。
オバマのチェンジ発言の意味
欧州グローバリストは2000年代における米国のブッシュー＝米グローバリスト政権の動きを容認していなかった。
だからこそ欧州グローバリストは次の候補にオバマを強く推した。オバマは大統領選で「チェンジ（変化）」と強く叫んでいた。それは「2000年代の米グローバリスト政権から欧州グローバリスト政権にチェンジする」という意味だった。
ではブッシュ政権とオバマ政権の違いは何なのか。
武器商人の中身が変わった
それは武器商人の中身が変わったことを意味する。つまり戦争を主催する勢力が米国グローバリストから欧州グローバリストにチェンジしたということ。
オバマは大統領に就任するとすぐにノーベル平和賞を受賞したが、平和とは名ばかりで「戦争」ばかりしていた。
ゴアと子ブッシュの大統領選
2000年11月の大統領選挙は、子ブッシュとゴアの戦いだった。
- 共和党＝子ブッシュ（米グローバリスト）
- 民主党＝アル・ゴア（欧州グローバリスト）
欧州グローバリストの計画どおりに行けば、この選挙ではゴアが勝利することになっていた。ゴアはクリントン政権の副大統領だった。
レーガン政権の副大統領だった父ブッシュが大統領になったことを思えば、クリントン政権の副大統領ゴアが大統領になってもおかしくはない。
だが、結果的には共和党の子ブッシュが勝利した。米国グローバリストが投票マシンと投票用紙を操作して力ずくで共和党の子ブッシュを当選させたのだ。
不正選挙疑惑から裁判へ
大統領選挙の最終段階、フロリダ州の集計が選挙結果を左右することになった。ゴアは集計が不当であると抗議し、法廷へ訴えた。
州地裁での訴訟に敗北したゴアだったが、州最高裁では逆転判決を勝ち取った。これに対して子ブッシュは連邦最高裁に提訴した。
2000年12月12日、連邦最高裁は州最高裁への差し戻しを決定し、手作業による再集計を違憲と判断した。翌日ゴアは「敗北宜言」をした。
ゴアの敗北宣言
このような無茶苦茶な経緯を、国際政治学者などの専門家は「米国で民主主義が機能している証拠」と評価する。
だが、この問題の本質はグローバリスト同士の権力闘争が存在し、片方が「ルール違反した」ということ。
子ブッシュ政権は同時多発テロを仕掛け、アフガニスタン戦争とイラク戦争も実行した。一方、敗れたゴアは不正が行われたことを知っていたが、潔く敗北宜言をしただけだった。
ゴアと地球温暖化ビジネス
そんなゴアを専門家は評価した。不正選挙で負けたとはいえ、彼もグローバリストの端くれだ。
ゴアは政界を去り、2000年代に地球温暖化問題を仕掛ける。
それを土台に彼は脱地球温暖化ビジネスというインチキビジネスを推進していった。
あとがき
米国大統領選挙は不可思議で何が起こるかわからない。練られた筋書き通りに進まないことも多々あるのだろう。それはまさに凡慮の及ばないところだ。
2009年の民主党予備選で劣勢だったヒラリー・クリントンは撤退しない理由を聞かれ、ロバート・ケネディ暗殺のエピソードとともに次の失言としか思えないことを口にしてしまうのだ。
「オバマが暗殺されるかもしれないから」と。
関連記事
