2021年5月5日、ゴールデンウイーク最終日。
愛知県名古屋市でなかなか面白い試みについてのニュースがあったのでログ。
愛知県警南署と名古屋市の南区防災協会は「オレオレ詐欺」などの特殊詐欺犯罪の摘発に貢献した協力者に対し「金1万円」の報奨金を出す通称「だまされたフリ作戦」を発動する。
「だまされたフリ作戦」とはオレオレ詐欺などの不審な電話がかかってきた場合、わざとダマされたフリを装ったあと、警察に通報し現金やキャッシュカードを受け取りにきた「受け子」を摘発するというもの。
要するに、ダマそうとしてくるオレオレ詐欺の輩を逆に罠にハメるというスーパートラップなのだ。
だまされたフリ作戦の内容
対象 | 名古屋市南区に住んでいる方 |
---|---|
報償金 | 南区防災協会が準備 |
期間 | 5月1日~2021年度末 |
感謝状 | 警察署長による感謝状の贈呈も予定 |
詳細 | 警察署・交番の案内板のポスターで周知 |
上記のとおり、協力者は名古屋市南区に住んでいる人が対象で、報償金は南区防犯協会が準備。
また、警察署長による感謝状の贈呈も予定されていて、期間は5月1日から2021年度末までの予定。
詳細は警察署や交番の案内板のポスターで周知するという。
参考:朝日新聞デジタル
特殊詐欺の抑制効果に期待
オレオレ詐欺などが流行り出してから、久しくやられっぱなしで、これまで摘発につながるような対抗策は無かったし、こっちから打って出る「攻撃は最大の防御」的な試みはやってみる価値はあると思う。
ただし、特殊詐欺の手口という奴は時代や流行に沿って変化していくので、この試み自体を逆手に取られて、「だまされたフリ作戦を持ちかける詐欺」が発生しないか心配なところでもある。
しかし、こういう「罠」が仕掛けられているかも知れないという情報が出回るだけで、脳内カオス。
- 自分は相手をだましているのか?
- 相手にだまされているのか?
どちらか分からずに疑心暗鬼が生まれ、動くに動けないという抑制効果が期待できるのではないだろうか。
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