2021年7月、ドナルド・トランプ氏の広報担当だったジェイソン・ミラー氏の率いるチームが新しいSNS「GETTR(ゲッター)」を開設した。
トランプ氏はアカウントの凍結など、既存のSNSプラットフォームから締め出されたが、2021年5月には自身の公式サイトを立ち上げ、「ドナルド・トランプの机から・・・」という投稿スペースを作り、個人的な発信をおこなっていた。
現在、トランプ氏は発信の場を公式サイトから新SNS「GETTR」に移したようだ。
トランプ氏がWEBサイトを開設!アカウント凍結問題と新しいSNS登場の噂
新SNS「GETTR」とは
GETTRという名前は、「Getting Together(集まる)」という言葉から取ったものとされている。
また、「GETTRは世界中の人々のための偏りのないソーシャルネットワーク」とかかげられ、「Google Playストア」や「AppleのApp store」でスマホアプリをダウンロードできる。
デザインはツイッターに似ている
GETTR(ゲッター)は名前もデザインもツイッターにソックリで、それについては海外メディアにも指摘されているようだ。
また、その機能もツイッターを踏襲している。
GETTRの機能
- トレンド
- 他のアカウントのフォロー
- 「いいね」の機能
- 写真と動画の投稿
- 最大777文字までの文章を投稿可
- コンテンツクリエイターを支援する「チップ」機能
- ツイッターの投稿をインポート
ツイッターにある機能は、ほぼ網羅されていて、ツイッターから引っ越してきたユーザーにも優しい。
また、ゲッターはツイッターよりも多い文字数777文字を投稿できるほか、クリエイターを支援する「チップ」機能も追加される。
さらに、ゲッターには「ツイッターの投稿をインポート」する機能があり、これまでツイッターで投稿してきた発言をソックリそのままゲッターに移動できるのだ。
ただし、このインポート機能はアカウント作成時の1回しか使えない。
対応言語
- 英語
- フランス語
- スペイン語
- 日本語
- 韓国語
- 中国語
いまのところゲッターが対応する言語は上記。
大概の国は英語でいけるだろうが、これから随時増えていくのかも知れない。
なぜか、中国語もあるのだな。
GETTRがリリース早々ハッキングされる

GETTRは、7月4日のリリース早々にハッキングされた。
ハッキングしたのは「@Juba Baghdad」という人物で、数名のユーザー名(ハンドル名)を「@Juba Baghdad was here :)^^ free palestine」というメッセージに書き換えたというもの。
Jason Miller’s new right-wing social media site “Gettr” was hacked this morning. pic.twitter.com/cncddw9RZ9
— Zachary Petrizzo (@ZTPetrizzo) July 4, 2021
@Juba Baghdad氏は、「ハッキングは簡単で、単に楽しみでやった」と語っている。
ミラー氏は、「ハッキングはすぐに対策され、ハッカーは数名のユーザー名を変更しただけで終わった」と語った。
あとがき
昨今では、ツイッターでの言論統制、言論弾圧とも言える検閲が激化し、「言いたいことも言えないこんな世の中じゃポイズン」を地で行く世の中になってしまった。
新しいSNS「GETTR(ゲッター)」では、言論の自由が守られるという。
GETTRの登場でSNSの勢力図に変化が見られるのかどうかが気になるところだ。
参考:GETTR
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