お疲れ様です!
コウです。
僕は、晩御飯を食べている時によくアマゾンプライムでアニメを見てるんです。
それで、まあ、武闘派のアニメキャラが自分の刀を「タンポポの綿毛」みたいなのでポンポンやってたりするじゃないですか。
この「ポンポンする光景」、アニメだけでなく時代劇とかでも良く見るんですけどね。
それで、あれが無性に気になりだして、しょーがなくて夜も眠れなくて朝になって、挙句の果てに夢に出て来てうなされたんですよ。
もう、頭の中は「とんがり帽子のメモル」ですよ。
「刀をタンポポでポンポンって何なんだよいったい?」
「タンポポの綿毛的な道具そのものも気になるけど、刀をポンポンする行為の意味は何なの?」
「折木さん、私、気になります!」状態ですよ、まったく。
そこまで言われたら、謎を解かないわけにはいかないじゃないですか。
「タンポポの綿毛でポンポン」の威力が余りにすごすぎて、記事にするしかありませんでした。
よかったら、暇つぶしにご覧ください。
あまり寝てないので、ナチュラル・ハイのテンションマックスでお送りします。
タンポポの綿毛の様な物の正体は打粉(うちこ)

Bessi / Pixabay
時代劇やアニメのワンシーンでよく見かける、刀をタンポポの綿毛のようなものでポンポンしている物の正体は、打粉(うちこ)と呼ばれていて、綿毛のような白い部分の中には、砥石の粉が入っている。
ちなみに、このポンポン叩いている白い部分は、タンポポの綿毛や耳かきの反対側のようにフワフワでも柔らかくもなく、結構硬いらしい。
なんだよ、タンポポの綿毛のようにフワフワじゃないのかよ。
エアリアルのような夢心地な想像をしていたのに、空気のようなフェザータッチじゃないのかよ。
甘い幻想をぶち壊されたぜ、まるで、イマジンブレイカーだな。
刀をタンポポの綿毛でポンポンは油を取る下準備

skefalacca / Pixabay
そして、このタンポポの綿毛のような打粉でポンポンしている動作の意味は、刀身の表面に塗ってある油を取り除くための下準備らしい。
というのも、ポンポンせずに紙や布で拭いても刀に塗ってある油は完全に取り切れないのです。
なので、打粉でポンポンすることにより、砥石の粉に油を吸わせることで取りやすくするそうです。
うむ、刀のメンテには欠かせない工程。
ポンポンは、重大な任務を背負っておるのだな。
今まで、甘くみていてすまぬのう。
清兵衛もホントは、たそがれてないのぜ。
刀にはサビ止めの油が塗ってある

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通常、刀の表面には丁子油(ちょうじゆ)と呼ばれるサビ止めの油が塗ってあり、刀の表面をコーティングしています。
だけど、油は時間が経つと酸化して劣化するから、放っておくと刀に良くないですよね。
なので、定期的に劣化した古い油を取り除いて、新しい油でコーティングし直さなけれならないそうです。
これって、車のワックス掛けにも似ていますな。
洗車して汚れを落として、またコーティング。
そういえば、最近洗車してないな、やばい。
刀をポンポンした後は紙で油をふき取る

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打粉で刀をポンポンした後は、奉書紙(ほうしょし)という和紙の一種で油を拭き取ります。
また、紙で油を拭き取る時には、上下にゴシゴシやってはいけないらしい。
というのも、打粉が砥石の粉で出来てるので、余計なキズを付けてしまう可能性があるとのこと。
ちなみに、このタンポポで刀をポンポンするメンテナンスは、1~2か月に1回の頻度で行われるそうです。
たまに、藁(わら)の束みたいなのを斜めに切ったりするかもしれませんが、現代なら刀は鑑賞メインな感じが多そうです。
まあ、アニメや時代劇のキャラのように倒す敵もそうそういないと思うので、刀を使う機会ってあまり無さそうですしね。
切るのではない、目で見て楽しむ!
ビバ!サムライブルー!
まとめ
刀をタンポポの綿毛のような物でポンポンするのは、いったい何なのかについてお送りしました。
この謎の行動も思考停止して画面を見ていると容易に見過ごしてしまいますね。
僕と同じようにタンポポでポンポンしている光景にモヤっとしていた方がいらしたら、謎が解けて少しは肩の荷が下りたのではないでしょうか。
打粉で刀の油を取る作業は地味ではありますが、なんとも言えないおもむきがあり、好奇心をくすぐる光景であります。
気になりだした謎が解けたので、やっと眠れそうです。
皆さん、道具は大切に!
それでは!
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