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2019年12月8日、はじめて中国で発症が確認され世界中に広がりつつある新型コロナウイルス。
そして、1月に入り日本でも感染者が見つかり、ヤバっと思った方もいるのではないでしょうか?
今回は、正直感染拡大にビビッている新型コロナウイルスと同じコロナウイルスである、SARS(サーズ)やMERS(マーズ)について簡単にまとめてみました。
新型コロナウイルスとは
新型コロナウイルスとは、中国の湖北省武漢市で発見されたコロナウイルスの一種。
別名、武漢コロナウイルスや武漢海鮮市場ウイルス、武漢肺炎ウイルスなどとも呼ばれています。
2019年12月に中国で最初の感染者が確認されました。
2020年1月現在、依然としてアウトブレイク中(大流行)です。
2020年2月11日、世界保健機関(WHO)は公式に今回のウイルス疾患を「COVID-19」と命名しました。
また、国際ウイルス分類委員会(ICTV)はウイルス単体の名称をSARS-CoV-2と分類しています。
新型コロナウイルスの日本での感染者数
2020年1月26日までで日本国内における新型コロナウイルス感染者は4人になっています。
- 武漢に渡航していた神奈川県に住む30代の中国人男性
- 武漢に住み観光で東京を訪れた40代の男性と30代の女性
- 旅行で日本を訪れた武漢に住む40代の男性(愛知県)
新型コロナウイルス感染者を愛知県で確認
2020年1月26日、厚生労働省の発表によると、中国湖北省武漢市在住の旅行者が愛知県で新型コロナウイルスに感染していることが判明しました。
- 年代・・・40代
- 性別・・・男性
- 居住地・・・中国湖北省武漢市
症状と経過
- 1月22日・・・来日(このときは症状なし)
- 1月23日・・・発熱
- 1月24日・・・症状が続き、関節痛も出現したため愛知県内の医療機関を受診。レントゲン及びCTで肺炎像が認められたため入院。
- 1月26日・・・発熱はあるものの容態は安定している。
行動
本人の報告では、中国の武漢市にある海鮮市場には立ち寄っていないそうです。
中国国内では肺炎患者との接触は確認できていない。
また、移動中はマスクを着用していたとのこと。
新型コロナウイルスの中国国内での感染者数
2020年1月27日現在の中国国内での新型コロナウイルス感染状況は以下のとおりです。
- 感染者・・・2744人
- 重症患者・・・461人
- 死亡者・・・80人
新型コロナウイルスの原因とは?

TeroVesalainen / Pixabay
新型コロナウイルスの原因は現時点では特定されていませんが、SARS(サーズ)やMERS(マーズ)と同様にコウモリなどの動物由来だと見られています。
これに伴い中国当局は1月26日より国内の野生動物の売買禁止を発表しました。
新型コロナウイルスの症状とは?
WHO(世界保健機関)によれば、新型コロナウイルスの主な症状は以下とおりになっています。
- 発熱
- から咳
- 息切れ
- 呼吸困難
- 体の痛み
- のどの痛み
- 吐き気
- 下痢
新型コロナウイルスに感染者した患者のレントゲン写真を撮ると、2つの肺には肺炎の徴候が見られるそうです。
新型コロナウイルスは命にかかわる重度の症状から風邪に似た軽度の症状まであります。
また、発熱せずに死亡した感染者もいるのでより発見が困難になります。
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新型コロナウイルスのワクチンの開発は初期段階
新型コロナウイルスは実体がよくわかっていないこともあり、まだ治療法やワクチンの開発にいたっていません。
ですが、現在ワクチンや治療薬の開発をはじめている国もあります。
というのも、アメリカのNBCニュースによると、アメリカ国立衛生研究所は21日「ワクチン開発の初期段階にある」とのこと。
また、昨年エボラ出血熱の治療薬を開発して話題になった「リジェネロン」という医薬品企業もコロナウイルスの治療薬の開発をスタートさせたそうです。
新型コロナウイルスの潜伏期間は14日間

rawpixel / Pixabay
新型コロナウイルスが人に感染した場合の潜伏期間は、最長で14日間ほどになると見られています。
また、感染者は自分がウイルスに感染していることを認識できない場合があり潜伏期間中にウイルスが他の人に感染する可能性があります。
新型コロナウイルスはMERSやSARSとは遺伝的に異なっている
新型コロナウイルスの自然宿主はコウモリだと考えられています。
ですが、同じコロナウイルスと言われるMERS(マーズ)やSARS(サーズ)の遺伝子とは異なっています。
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