2021年の4月にアサヒビールから発売された「スーパードライ生ジョッキ缶」が話題だ。
その特徴は、「缶ビールをまるで生ビールのように飲める」というもので、その人気の秘密は「泡」にあるという。
特殊製法の缶により、これまでの缶ビールには出せなかった生ビールのようなきめの細かな泡が出ることが魅力である。
さらに、「生ジョッキ缶」の最大のインパクトは缶の上部のフタが丸ごと取れることにより、「生ジョッキ感」でゴクゴク飲めることだろう。
現在、その爆発的人気から生産が追いつかず、販売休止になっていて売り切れの店が続出し、入手困難になっている。
気になる発売再開の時期だが、アサヒビールの広報によると「6月中旬には数量限定で販売される」という話だ。
参考:ITmedia
ビールの泡の正体
ビールネタが話題だし、モノはついでということで、ビールの泡の「正体」や「役割」について考えてみた。
まず、ビールの泡の正体は「炭酸ガス」である。
ビールには大麦を発酵させるために「酵母」が入っているが、この酵母が大麦に含まれる「糖分」を「アルコール」に変える時に発生するのが「二酸化炭素」だ。
この二酸化炭素は製造工程で瓶や缶に閉じ込められ、栓を開けると泡となって出てくる。
要するに、泡の正体は二酸化炭素からできた炭酸ガスなのである。
ビールの泡の役割と長持ちする理由
ビールの泡の役割は、空気を遮り液体の酸化を防ぐこと。
また、ビールの泡がコーラなどの炭酸飲料水よりも長持ちする理由は、泡に付着しているホップの苦味成分やタンパク質に泡を消えにくくさせる成分が含まれているから。
どうでもいいが、筆者は宅飲みの場合は「発泡酒」で、外で飲む時は「ジョッキ生」である。
しかし、ブームが落ち着いた頃に宅飲みで「生ジョッキ感」な泡を味わってみようと思う。
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